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え?儲けすぎは自滅の道なの? 7月24日 Worship of High Profit Margins 利益幅信奉の危険
#ドラッカー は、企業が犯しがちな大罪は、利益幅信仰だと断言した。
利益幅を信仰すれば、結果として、競争相手に市場を提供してやることになる
タッカイ料金をチャージしていい気になってると、気がつかないうちにライバルが市場参入して、あなたは追い出されることになるよ、という助言。ゼロックスはキャノンに、米自動車メーカーは日本車メーカーに市場を奪われたという、80年代のわが国製造業の安売り商売からの「市場獲得戦術」を紹介。
この後、同じ戦術で2020年市場から駆逐されてしまったのは日本企業なので、利益幅を軸にビジネス展開するのは、戦略上限界なのかもね。
アマゾンのサブスクのように、当初は利益ゼロ、あるいは、マイナスベースで、市場参入しシェア拡大した後に、こっそり値上げしていく、という戦略がこれからのやり方なのかも知れません。
#Worship_of_High_Profit_Margins
#利益幅信奉は競争相手に傘を差しかけることになる 。
利益と利益幅は異なる。利益幅に売上げを乗じて利益となる。利益は最適の売上げをもたらす利益幅によって最適となる。
利益幅信奉は、なぜ害をもたらすか。それは、競争相手に傘を差しかけるからである。競争相手のリスクを減じ、競争相手が市場を奪いとることを助けるからである。
ゼロックスはコピー機を開発した。産業史上、コピー機ほど急速に成功した製品はなかった。しかしゼロックスは、最大の利益幅をもたらすよう価格を設定した。利益幅を大きくするために機能を追加していった。それらの機能は価格を押し上げた。機械も複雑になった。
だが、それらの追加機能を必要としない消費者が大勢いた。そこへキャノンがゾロックスの初期の機種に近いものを持ち込み、市場を奪った。シンプルで、安く、維持も容易だった。一年もしないうちに、アメリカ市場を手に入れた。
ACTION POINT
#あなたの組織が利益幅信奉の罪をおかしていないことを確認してください 。
今日のテキストは『 #未来への決断 』(1995年)3章 企業の5つの大罪 53〜54ページより。eラーニング教材『ビジネスにおける五つの過ち』(未確認)
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