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これからの組織で大切なこと。 12月1日 The Work of the Social Ecologist 社会生態学

今日の #ドラッカー365の金言  テキストは、『 #すでに起こった未来 』 終章 #ある社会生態学者の回想  1994年版 317〜319ページより。


今日のテーマ:
#The_Work_of_the_Social_Ecologist
#社会生態学

今日の金言:
#もしそれが意味のある変化であるならばいかなる機会をもたらすか

今日のACTION POINT
#すでに起こった変化で通念に合わないものを探してください
#それらの変化を事業上の機会として利用することを考えてください

すでに起こった未来を見つけるには?

すでに起こった変化で通念に合わないものは何か、あるいはパラダイム・チェンジは何かを問いつつ、社会とコミュニティを観察すること。

なるほど。例えばどんなこと?

一つの例が、主たる資源としての知識の登場だった。何か重大なことが起こっていることを知らせてくれたものが、第二次世界大戦後のアメリカの退役軍人援護法だった。それは退役軍人に大学の奨学金を与えた。結果は大勢の退役軍人が奨学金をもらうという、まったく前例のないものだった。

いま、日本では留学生に大学の奨学金を与えている。その結果は大勢の外国人留学生が日本語を学び、日本を知り、日本社会の習慣、価値観、アニメ、グルメや魅力などが知られ、「日本ファン」が増えつつある?かもしれない。

また、日本社会のマイナス部分についても、建設的な意見も得られ、外国人からみた日本社会への意見は、全てを受け入れることはないにせよ、意見として知ることができている。

もしかしたら、「開かれた日本社会」は「すでに起こった未来」?かも。

そして、働く現場では、

スピードこそが競争優位性という。その競争優位性を保つために最も重要なことは、職場のEQ、組織内カルチャーである、とゲイリーVはいう。これこそ、日本企業が得意な「人間性尊重の経営」じゃないかと思います。

いちばん大切な社員を大切にする。共感と和を大切にして進む組織風土こそ私たちが所属する日本企業の競争力の1つでしょう。外国人から学ぶことも大事だけれど、外国人も日本精神を学ぶことで、世界がより良くなるとしたら、それは喜ばしいことなんだろうと思います。

一方で、現場の人手不足は深刻です。
「今の若いもんは挨拶もできねー」「質が下がった」とキレる経営者がいますが、、、

「採用してやる側」というひと昔前のマインドはもう捨てて、採用通知を受諾してくださってありがとうございますというマインドに切り替えていきましょうというほかありません。「使ってやる」という感覚は古く「ありがたく使わせていただきます」と、経営者側が頭を下げる時代がやってきます。早めにそういう時代感覚をアップデートしておくことをおすすめします。
 経営側からすればトホホな状況かもしれませんが、これは働く側からすればある意味では朗報かもしれません。というのも、この状況を言い換えればこれまで社会で青天井に高まってきた「ちゃんと働くこと」というゲームの難度が相対的に下がる時代がもうすぐやってくることを意味するからです。

と白饅頭さん。

 しかしここまで人手不足が深刻化すると、かつての時代にダブついた人員の選別のために課していた高いハードルや要求水準がかえって「別にもっと楽に稼げる場所はあるし」と忌避される理由になってしまう、いわば逆回転が起こっていきます。

 コミュ力がどうのとか、接遇がどうのとか、ホスピタリティがどうのとか、レジリエンスがどうのとか、もっともらしい「資質」を一回の平社員がどんどん求められていた時代は終わり、先ほども述べたように、挨拶も報連相もあんまりできないタイプの人でもそれなりに「社会人」として迎える(迎えざるを得ない)間口が広がっている、そういう時代がやってくるだろうと思います。

 逆にいえば、いま世の中の労働者の現場で拡大している人手不足というのは、それほど深刻なのだということです。

それこそ、「すでに起こった未来」なんですね。

今日から12月。残り2024年を楽しんでいきましょう。

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