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家族経営者は、骨肉の争いにならないように4ルールを事前に知っておこう、とドラッカー 12月29日 Rules for the Family-Managed Business 同族企業のための4原則


#12月29日
#Rules_for_the_Family -Managed_Business
#同族企業のための4原則

おはようございます。このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。

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さて、

こちらでは、地に足をつけた、私の体験や学びから得た
実践マーケティング記事を1日1本以上をご紹介しています。

インフレで資金繰りが厳しくなってくる一方で、都会で学んでいたバカ倅が帰ってきて、とんでもないことをやらかし、それまで創業者一家と共に会社を支えてきた番頭さんはじめ、スタッフからしたら、とんでもないことを、都会の常識だ、これからの企業はこうでなきゃいけないとバカ息子が会社の資金を浪費する、みたいなことが起こりがちです。

なので、お正月が近くなって、バカ息子、バカ娘が帰省して、散々おねだりすることでしょうが、社長さん、お気をつけて(笑)。

というのも、今日の #ドラッカー さんの提言は、まさに、そんな同族企業への助言だからです。

今日のテキストも、昨日同様、1995年刊行 『 #未来への決断 』4章 #同族企業の経営  61〜67ページより。本書によると、4ルールは以下のとおり。

  1. 一族以外の者と比べて同等の能力を持ち、少なくとも同等以上に勤勉に働く者でない限り、同族企業で働かせてはならない。怠け者の甥を働きに来させて給料を払うくらいなら、働きに来ないようにするために金をやったほうが安くつく。

  2. 一族の者が何人いようと、また彼らがいかに有能であろうと、トップ・マネジメントのポストの1つには、必ず一族外の者を当てなければならない。そのための最も一般的な候補者は、専門的な能力が大きな意味を持つ財務や研究開発のトップである。

  3. 同族企業は、全くの中小企業を除き、重要な地位に一族外の専門家を必要とする。

  4. 同族企業は継承の決定を迫られるはるか前、できれば一族の各メンバーが継承者について自分の考えを持つようになる前に、適切な仲裁人を外部に見つけておかなければならない。

起業家の家庭に育ち、そして、自らも起業し、そして、多くの中小企業経営者(彼らはほとんどが同族企業である)との取引している自分には馴染みのある4ルール。どれも大事ですが、特に、4番目。これは幾度となくトラブルになり、場合によっては、企業が分裂したり、乗っ取り屋が介入して資金を吸い取られ、企業が弱体化することとなる。知り合いの味噌屋さんがそういう不幸になってしまったし、もちろん、日本だけで起こっている現象ではありません。以前ご紹介した米マサチューセッツ州のスーパーマーケットのお話もそうです。↓

今日もやっていきましょう。

#「同族企業」にとってのキーワードは「同族」ではない。

#「企業」である。

 第1に、同族企業は、一族以外の者と比べて同等の能力をもち、少なくとも同等以上に勤勉に働く者でないかぎり、一族の者を働かせてはならない。

 第2に、同じように簡単なこととして、一族の者が何人いようと、また彼らがいかに有能であろうと、トップマネジメントのポストの一つには必ず一族以外の者を充てなければならない。その好例が、専門的な能力が大きな意味をもつ財務や研究開発担当のトップである。

 第3に、同族企業は、重要な地位に一族以外の者を充てることをためらってはならない。生産、マーケティング、財務、研究開発、人事に必要な知識や経験は、あまりに膨大である。
 この3つの原則を忠実に守っても、問題は起こる。とくにトップの継承をめぐって起こる。一族の事情が企業の事情に反する。
したがって、第4に、継承の問題について適切な仲裁人を一族の外に見つけておかなければならない。

(『未来への決断』)

ACTION POINT
#知り合いの同族企業のトップに継承をどうするつもりか聞いてください
#一族の事情と企業の事情のいずれを重視していましたか

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