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11月3日 Gathering and Using Intelligence 組織が必要とする情報

おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言  から深めていきましょう。昨日の続き。今日 #11月3日  テーマは #Gathering_and_Using_Intelligence #組織が必要とする情報  

ということで、本日も引き続き情報の大切さについて。

#情報は事業の定義が前提としているものの有効性を知るために必要とされる

( Information has to be organized to test a company’s assumptions about its theory of its business. )

。。。わかりにくいですね。情報は必要とされる。事業の定義が前提としているものの有効性を知るために。なんのこっちゃ??もっと平たくいうと、どういうことなんでしょうか。本書の引用元である、「明日を支配するもの」第4章 情報が仕事を変える 2 組織が必要とする情報 145ページからご紹介します。

ここで言われている「情報」とは、Information Technology のInformation とは違うでしょう。昨日もそうですが、タイトルで使われているのは、Intelligence インテリジェンス=諜報、のことです。

今日のように情報が過多で錯綜しやすい中で経営層が致命的な過ちを犯す原因は、何か。

 税制や社会的規制、消費者の好みや流通チャンネル、知的財産権などの経営環境が、自分たちの考えるようなものであるに違いない、あるいは、少なくともあるべきものであるに違いないという前提に立つことにある。         したがって、そのような前提に疑問を投げかける情報を手に入れるシステムが必要である。期待する情報を提供するだけでなく、正しい疑問を提起する情報システムが必要である。                           だが、そのためには、そもそも自らが必要とする情報がなんであるかを知らなければならない。しかも、それらの情報を日常的に手に入れなければならない。そして、それらの情報を意思決定に反映させていかなければならない。

情報、諜報といえば、大東亜戦争時の大本営情報参謀、堀栄三氏の「大本営参謀の情報戦記」が参考になる。サブタイトルは「情報なき国家の悲劇」とある。

 今ならkindleでわずか612円と廉価で入手できるので、ぜひ読んで欲しい。企業参謀を目指す方は必読である。

堀氏は米軍の暗号解読や戦術解読に尽力し、「マッカーサー参謀」と呼ばれるほど、米軍の進出情報や攻撃布陣、ミサイル弾薬数量について詳細に分析し、作戦予測を当てた。しかし、それでもなお負けてしまった現実に、彼はしっかりと足をつけて記してくれている。

情報に無知な組織(国家、軍)が、人々にいかなる悲劇をもたらすかと情報的思考の大切さを、本書の中から汲み取って下されば幸いである(堀栄三「大本営参謀の情報戦記」あとがきより)

その上でインテリジェンスに対するドラッカーの次の言葉は染み入る。

競争相手についての情報収集を意味する企業諜報に止まってはならない。(「明日を支配するもの」145ページより)
これからはあらゆる組織にとって、情報システムの構築が急速に最大の課題となる。(「明日を支配するもの」146ページより)


ACTION POINT 

#経営戦略の有効性をチェックするための情報は十分ありますか

必要なのは、外部の情報を収集し、かつ体系的に把握できる情報システムの構築であり、それを具体的な成果に結びつけることと思います。今日もやっていきましょう。

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