メディアが作ったストーリーへの疑念が斎藤知事再選の要因だった 12月31日 From Data to Information Literacy 必要とする情報
大晦日、今年最後の #ドラッカー365の金言 テキストは、1999年の名著、『 #明日を支配するもの 』第4章 #情報が仕事を変える 3、 #仕事に必要な情報 (146〜149ページ)、eラーニング教材『データ通から情報通へ』
今年、情報が物事を動かした事例は様々あったと思いますが、特に、11月の兵庫県知事選挙の斎藤元彦氏の大逆転勝利ほど鮮やかなものはありませんでした。
情報をブロックし、偏向報道を続けてきたオールドメディア、リベラル政党・議員らの百条委員会を通じた企みは、県のパソコン内に収められていた元職員幹部のデータが公開され、それをN党立花孝志氏が立候補して明らかにすると、情勢は徐々に変化しはじめ、投票率が55%超えと前回を大きく超え、
当選した斉藤氏への得票は111万票と100万票を超えました。
テレビや新聞というオールドメディアが推し組織が推薦したリベラル左派の稲村氏も97万票と大きな得票でしたから、若い世代が選挙に行かず、得票率が下がれば結果は逆転していた可能性も大きい、ギリギリの結果と思います。
結果分析によれば、斎藤氏は、若い世代を中心に、得票を集めたといいます。
また、県北部や西部で得票率を伸ばしたとのこと。
世代ごとの得票、地域ごとの得票という結果は、どこから生まれたか。
対抗候補の戦略ミス?
NHKの出口調査によると、県民が重視したのは
「政策、公約」や「改革姿勢」>「県政の立て直し」
県民は、県政の立て直しを訴えていた対抗候補より、「政策、公約」や「改革姿勢」を訴えた斎藤元彦氏を選んだということ。
対立候補者側は、選挙前、あるいは、選挙中に、有権者に「投票に何を重視しますか?」と尋ねなかったんだろうか?
既存メディアは、「事実」というパーツで「真実」というストーリーを創作して報道する、といいます。
ところが、この選挙においては、既存メディアの創作し報道したストーリーは、事実でなく、某議員の作ったウソだったこと(ex. 斎藤氏が県内企業からタカリ、おねだりしたなど)がバレて、メディアの煽動に県民が乗らなくなった、離反したことが大きく影響したように感じられました。
そして、「情報」による煽動の恐ろしさ。
一つ間違えば、知事選の結果は大きく変わりました。
情報をどう扱い、どう優位を作っていくか。今年の大きな学びになりました。
1年間ありがとうございました。ドラッカーを扱ってきて4年目。感じられることは年々変わりますが、少しずつ理解が深まることを感じます。来年も引き続き、ドラッカー哲学から良い経営の本質に迫りたいと思います。みなさまにおかれましても、よき年となりますよう祈念しております。