6月12日 Management Education マネジメント教育
#6月12日 水曜日になりました。
今日のテキストは、『アカデミー・オブ・マネジメント・エグゼクティブ』誌、オンラインでは、2003年8月に公開された ”An interview with Peter Drucker“ の記事と思われます。
今日の #ドラッカー365の金言 テーマ:
#Management_Education
#マネジメント教育
今日の金言:
#経験のまったくない人へのマネジメント教育は徒労に思われる
今日のACTION POINT:
#マネジメント・セミナーで学んだことを実際の仕事で使ってください 。
ドラッカーは机上ではなく、現場。実地経験、実践を重視していると思われます。その理由は、数々の次の言葉です。
現場に出る。現場からのフィードバックを得る。そして、フィードバックを反映させた次の施策を現場へ。現場から反響(フィードバック)を得る。さらに、次の手を打つ。
社内と外界との絶え間ないキャッチボールによって、お客様をより理解して、貢献がもっとできるよう社内を適用させていくのが経営者やリーダーの役割です。
ところが、未経験者や経験の浅い者は、外界とのキャッチボールが上手くいかず、変化や応用の機会を見失うこともあります。現場で学び、自分を変えていくこと。その経験を十分に積んで欲しい、ということじゃないかな。
新しい環境に変わると、これまでの経験がリセットされて、ゼロからスタートとなります。過去培ってきたことは通用せず、新しい流儀を覚えて、適用しなくてはなりません。4月にそんな状況になった方は、6月中旬の現在、そろそろ新しい環境に慣れてきたころと思います。
とはいえ、新しい環境での知識や経験が浅いので、軽く見ると痛い目に会うこともあります。慎重に、しながら、あなたらしさを発揮して、進んでいってほしいと思います。
現場を知らない将校がトンチンカンな助言をして、現場の兵士たちからバカにされるシーンを見たことがあります。
太平洋戦争に入る前の1939年5月、ノモンハン事件という名の日ソ戦争がありました。現場を知らぬ関東軍の辻政信参謀が独断専横を行い、8000名にも及ぶ死者を出し、さらに、作戦失敗を部下へ責任押し付けたという無責任ぶり。
にもかかわらず、彼は大本営参謀として生き延びて、ガダルカナルはじめ、様々な作戦で現場介入、そして失敗を繰り返したばかりの戦犯ともいうべき無能な人物でした。しかし、彼は、潜伏して戦後まで生き延びたばかりか、ベストセラー書を連発、さらには、参議院議員にまでなり、1962年ラオスで失踪するまで健在だったという「怪物」でした。
彼の無茶な作戦や現場介入によって、多くの日本兵が死傷しました。アメリカは、彼のことを酷評しています。
現場を知らぬ人物がリーダーとなった不幸と悲劇が日本軍にはたびたび起こりました。自分の組織でこのような不幸が起こるとも限りません。処世術を学びつつ、あなたは生き延びてください。短気を起こさずやっていきましょう。
今日も良い1日となりますように。