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「権力あるところ責任あり」は死語になってしまったのか?現代のリーダー達 4月7日 Base Leadership on Strength 強みによるリーダーシップ

本日のテキストは、今から58年前の1966(昭和41)発刊された『経営者の条件』4章 強みを生かす>3 われわれ自身の効果を高めよう(185ページ)から。


日曜日ですが、今日も #ドラッカー #365の金言  からスタートしましょう。
本日 #4月7日  日曜日 のテーマは、
#Base_Leadership_on_Strength  (強みに基づいたリーダーシップ)
#強みによるリーダーシップ

そして、本日の金言はこちら↓
#リーダーと普通の人たちとの差は一定である
#強大なリーダーを配することによって全部門の成績をあげてください

リーダーの仕事ぶりが高ければ、他の人の仕事ぶりも高くなる。集団全体の仕事ぶりをあげるよりも、リーダー1人の仕事ぶりをあげるほうがやさしい。

「仕事ができる強みを持つ人をリーダーに据えることで、組織全体が強くなる」とドラッカー。

 重要なことは、人を変えることではない。人のもつあらゆる強み、活力、意欲を動員し、そうすることによって全体の能力を増大させることである。

そして、仕事ができるだけなく、チームメンバーの持つ “あらゆる強み、活力、意欲を動員し、そうすることによって全体の能力を増大させること“ができる人こそリーダーに相応しいのでしょう。

 効果的な経営者は、人間の強みを生かすこと知っている。彼はその弱みを頼ることは間違いであることを知っている。すなわち、成果を達成するためには、我々は、利用できる限り全ての強みというもの、つまり、同僚の持つ強み、上長の持つ強み、それに我々自身のもつ強みというものを活用しなければならない。強みこそが我々に真の機会を提供する。そして、このような強みを生かすことが組織の唯一の目的なのである。(134ページ)

一方で、今日も悲しいニュースが流れています。

岸田首相にはガッカリさせられることが多いのですが、今回の自民党の裏金というか脱税問題。自民党党首として、己にどのような処分を課すのか、注目していましたが、裏金問題と騒いだ割に、二階氏は引退するということでお咎めなし。二階氏の政敵である世耕氏、塩谷氏の追放と清和会の壊滅に成功、では、政治資金規正法を改正するか、といえばそれもせず、外国人が岸田派・宏池会パーティー券購入については不問と、不誠実に感じます。

また、党としての処分が下されたものの、党首である岸田首相並びに宏池会はなんの責任も取らない、という顛末。

「権力あるところに責任あり」という政治の原則を己や己が所属する派閥保身のために歪め、リーダーとしての責任は取らない態度をみた、あるジャーナリストは、「岸田=リトル習近平だ」と語ったとか。

川勝静岡県知事といい、小池都知事といい、岸田首相といい、「権力あるところに責任あり」という政治の原則を軽視しています。

この風潮は、経営者やマネージメント層にも広がっているようにも思えます。ビッグモーター、知床観光をはじめ、不祥事を起こした(発覚した)経営陣らは、トカゲの尻尾切り的な責任回避につとめ、己の保身に走るばかりです。

正直、こんなリーダーばかりでは、政治も組織も良くなりません。そして、その「つけ」は無関心な国民に回されるのです。再エネ賦課金、高騰する社会保障費、森林税など、新たな税が作られ、国民負担率はじわじわじわじわと気づいたら、50%を越えているんじゃないでしょうか。

これもひとえに無責任なリーダーたちが、今の国民だけでなく将来世代にもツケを回しているように感じます。

こうした風潮に終止符を打っていきたいものです。それではまた!

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