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出世せずとも別の世界がある 6月25日 Human Dignity and Status 正義と尊厳の実現

おはようございます。今日は #6月25日 建築家 #ガウディ の誕生日にちなんで「住宅の日」だそうです。湿気マシマシになってきましたから、少しでも快適に過ごせる住居環境がますます必要ですね。

さて、今日の #ドラッカー #365の金言  のテーマは、
#Human_Dignity_and_Status  (人間の尊厳と地位)
#正義と尊厳の実現  でございます。

そして、今日の金言

#機会の平等と人の位置づけと役割の実現こそ企業にとって最大の仕事である

 そもそも自由経済と市場社会の嫡子としての企業には、社会における一人ひとりの人間の位置づけと役割の必要性を考慮に入れていないという弱みがある。
 経済的な成功に無縁の人たちを気にかけないという点では、市場社会は、選民ならざる人たちを気にかけなかったカルヴァン主義の末裔そのものといってよい。たんに近ごろでは、イギリスの哲学者ハーバード・スペンサーに倣い、神学の用語ではなく、ダーウィン主義の適者生存なる言葉で表現しているにすぎない。市場社会の哲学が、成功できない者を見捨てられし者と見ることにおいては何ら変わるところがない。実に見捨てられし者とは、憐れみをかけることさえ神意に反する存在である。
 しかし、われわれが、経済的に不運な者に対し、社会における位置づけと役割を拒否できるのは、経済的に成功できないことが本人の責任であり、人間としても、市民としても価値を認めがたいと断じうる場合だけである。

(『企業とは何か』)

ACTION POINT

#ともに働く人すべてに
#人としての敬意を払ってください

 本日のテキストは、『企業とは何か』(米・1946年発行、日本初版発行は1966年『会社という概念』)手元にある2005年版では、第Ⅲ部 社会の代表的組織としての企業>第7章 個の尊厳と機会の平等 138〜139ページより

 僕たちが暮らしている今の社会は、市場経済社会。この市場経済社会の哲学には、経済上の褒賞の他には社会的基準がない社会。つまり、カネの大小でしか人を評価しない、経済的に成功した人には価値があるが、稼げない人は価値がないとみなすという大きな弱点があるよ、とドラッカー。

「仕事ができない」「売り上げが上がらない」というのは、仕事への能力に対する評価だけ。なので、人格的な否定をしないこと。だけど、社会はそういう人をダメ扱いしてしまう、それが弱点だ、とドラッカー。

 その組織の中では、伝統的な組織では、役職=カネ、権限の大小なので、そういうピラミッド構造になっています。しかし、組織の外ではそうじゃないものです。

 会社では冴えないけれど、twitterのフォロワーが1万人とか、そういう組織には見せない顔を誰もが持っている、いい時代じゃないかな、と思います。

自分の世界を大切に。
やさしく強く生き抜いていきましょう。愛を込めて。

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