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逆転ホームランを狙え! 7月20日 New Knowledge 発明発見とアイデア
おはようございます。今日もドラッカーでやってきましょう。
アイデアといえば一攫千金、V字回復、一発逆転を可能にする魔法の杖。どん底の人ほど欲しくなる逆転ホームランを打つ秘訣。ドラッカーはなんて書いているかというと、、
#7月20日
#New_Knowledge ( 新しい知識 )
#発明発見とアイデア
#アイデアによるイノベーションはイノベーションにかかわる体系の付録に属する 。
発明発見は、イノベーションの機会として信頼性が高いわけではない。その華々しさにもかかわらず、イノベーションの機会としては最も信頼性が低い。リードタイムが長い。新知識から新技術としての応用までに長いリードタイムを必要とする。その新技術が製品、サービス、プロセスとなるには、さらに長いリードタイムを必要とする。
発明発見によるイノベーションは、多くの人を惹きつけるがゆえにスタートを誤ってはならない。チャンスは一度しかない。あまりに多くの会社が設立されるがゆえに、直ちに荒天に備えなければならない。
これに対し、アイデアによるイノベーションは、イノベーションにかかわる体系の付録に属する。しかし高く評価され、報いられなければならない。それは、社会が必要とする資質、すなわち行動力、野心、創意を代表する。
ACTION POINT
#あなたやあなたの組織はイノベーターですか 、
#イミテーター (模倣者)ですか。
#前者ならば 、
#自らのイノベーションが引き起こすであろう激しい競争に備えておいてください 。
#イノベーションと起業家精神 10章 #素晴らしいアイデア 1985年版 223~228ページより
#eラーニング教材
#変化の駆動力
#ドラッカー
#365の金言
「アイデア」は、イノベーションの種としては最もリスクが大きく、成功する確率が最も低い。悲惨な失敗に終わることもきわめて多い。「アイデア」に基づくイノベーションによって特許を取得しても、その開発費、特許料に見合うだけの収入が得られることは、100に1つもない。使った必要を上回る金を稼げるもは、おそらく500に1つくらいのものである。
しかも「アイデア」に基づくイノベーションのうち、どれに成功するチャンスがあるのか、どれが失敗しそうなのかは、誰にも分からない。(中略)「アイデア」に基づくイノベーションの予測が難しい理由、および失敗の確率が高い原因は、明らかである。「アイデア」とはあいまいかつ捉えどころのないものだからである。
要するに、よく分からん、ということ。再現性もないし、ギャンブルだから手は出さない方が賢明だ、という。
起業家たるものは、いかに成功物語に心を動かされようとも、「アイデア」に基づくイノベーションには手を染めない方が賢明である。目的意識の明確な起業家であれば、このような不確実な分野には手を染めず、すでに述べてきた7つの明確に把握できるイノベーションんお機会の分析に力を入れるべきである。
(1)予期せざるもの
(2)調和せざるもの
(3)プロセス・ニーズ
(4)産業や市場の構造変化
(5)人口構成の変化
(6)認識の変化
(7)新しい知識
ただし、禅のように日々繰り返して、堅実にやれ、ということではない。
チャレンジする精神を軽視すべきではない。成功する%はわずかでも、真に素晴らしいものも多いし、新しい事業、新しい雇用、新しい経済を生み出すだけの力を優に持っている。アイデアを生み出す仕組みがないからと言って、水を差したり、罰を与えたり、あるいは、わざと起こらないようにすべきではない。
よくわからないけれども、日々の営みを大切にしてやっていけよ、ということなのかな。やっていきましょう。愛を込めて。
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