4月20日 The Succession Decision トップの承継
おはようございます。今朝も #ドラッカー #365の金言 からスタートしていきましょう。
本日 #4月20日 のテーマは、
#The_Succession_Decision
#トップの承継
そして、本日の金言は
#やり直しのきかない最も難しい人事がトップの継承である 。
ACTION POINT
#あなたの組織にとって 、 #5年後における最大の仕事は何でしょうか 。
#その種の仕事について最高の実績をもっているのは誰でしょうか 。
本日のテキストは、『非営利組織の経営』 2007年版だと、174〜175ページ。第Ⅳ部 ボランティアと理事会>第1章 人事と組織>トップの継承
ここでドラッカーは安易な後継を戒め、「仕事に焦点を合わせよ」「今後、何が最も大きな仕事になるか、をみよ」「候補者がどのような成果を上げてきたか、をみよ」シンプルなことを記している。
ちなみに、2019年の調査によると、中小企業が後継者選びに重視したポイントとして、以下が挙げられています。
トップ3は、「自社の事業に関する実務経験」「自社の事業に関する専門知識」「経営に対する意欲・覚悟」。
ちなみにみんな大好き「論語」(孔子)には、なんと書いてあるか、というと、
「君子は器ならず。」(特定のことしかできないのではなく、いろいろな方面で自由に才能を発揮できることが望ましい)
「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」(徳の高い人は、和して同ぜず。つまり、他の人たちと協調(協力)はするけれど、だからといってむやみと同調(雷同)するわけではない。それに対して、徳の低い人は、同じて和せず。つまり、他の人たちに同調はするけれど、協調はしない)
「君子の徳は風」(風が草をなびかせるように、君子がその徳によって人々をなびかせ教化する)
「君子の九思」(君子として常に心掛けるべき九つのこと。見るときははっきり見る、聞くときはしっかりと聞く、顔つきはおだやかに、態度はうやうやしく、言葉は誠実で、仕事には慎重、疑問は質 (ただ) し、怒りにはあとの面倒を思い、利益を前にしては道義を思う、の九つ。)
「子貢、君子を問う。子曰く、先ず其の言を行い、而る後に之に従う」(子貢は君子、人徳の完成した人間について孔子に尋ねます。子貢自身は口が達者な人物だったそうですから、孔子は「まず普段あなたが話していることを先に実行し、言葉はその後から出てくるような人を人徳の完成した人というのですよ」と釘を刺します。どこまでいっても実行なき者に人徳は生まれません。口舌の徒となるよりは不言実行の人間の方がよほど良い、そういうことを言っています)。
結論として、「ドラッカーと論語」を記した安冨歩教授によれば、
仁たりうる者を「君子」と呼ぶ。
組織を率いる良きマネージャーに絶対に必要な資質は「仁」。「仁」とは君子として組織運営者として相応しい振る舞い。それは学びと習いに喜びを見出し、常に、改善するにつとめる状態=「仁」を持ち、仁たりうる者を「君子」とした。
「学び」と「習い」の喜びを知り、それがない者にも穏やかに接することができる者こそが「君子」である。
まとめますと、
後継者選びにあたり、
ドラッカーは、「仕事に焦点を合わせよ」「今後、何が最も大きな仕事になるか、をみよ」「候補者がどのような成果を上げてきたか、をみよ」としていて、
論語(孔子)は君子=「学び」と「習い」の喜びを知り、それがない者にも穏やかに接することができる者=「仁たりうる者」としています。
ご参考になればと思います。今日を変えていこう。愛を込めて。
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