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あなたの営みが重要です。 10月17日 The Conscience of Society 社会の良心

10月17日 木曜日です。
今日の #ドラッカー365の金言 テキスト、『 #経済人の終わり 』は、ナチスが勢力を拡大する1932年に書かれ、1939年に出版されたドラッカーのデビュー作。日本で翻訳紹介されたのは出版から24年後の1963年でした。


今日のテーマ:
#The_Conscience_of_Society
#社会の良心

今日の金言:
#宗教は神の王国を捨ててまで社会を受け入れることはできない

今日のACTION POINT:
#社会において宗教は政治勢力ではなく良心たるべきものです
#今日の宗教の役割をどう見ますか

教会は、二つの大戦の間に起こった不況、疫病、貧困といった(ドイツ)大衆の絶望に対して答えを与えられなかった。それがナチスの発生成長につながった。ナチスが与えてくれるものは、貧弱なものばかりだった。だが、それ以上は望めなかったし、それで「足るを知る」しか無かった。

福音を説くことはできる。説かなければならない。しかし、祝福をもって政治に代え、贖罪をもって社会科学に代えることはできない。しかも代えてはならない。

 

二つの大戦の間、宗教はヨーロッパの社会と政治に基盤を与えられなかった。当時の人たちが教会を無視したわけではない。キリスト教は個としての人間の絶望と苦しみに対しては答えを与えたが、大衆としての人間の絶望に対しては答えを与えられなかった。

宗教は神の教えの実現を説く。しかし、政治は、大衆の絶望に答えを与えなくてはならない。神の教えよりも大衆の希望の実現が重要です。

今日ではあらゆる世界の人間が、この世を捨てることができなくなっている。救いを求めるとき、彼らはこの世における救いを求める。

この世における救いとは、もっと現実的なものです。
それは経済であり、暮らしです。
あなたの営みです。衣食住です。
食べなくては、飲まなくては、生きていけません。

今日もお元気で。

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