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北米スポーツ界最大額10年7億ドルの投資を決断したドジャース。正しく経営資源を投資できれば中小ベンチャーでもライバルを圧倒できるかも? 12月10日 Resource-Allocation Decisions 投資と人事

12月10日 日曜日のランチタイムです。北米スポーツ界、最大の契約額10年7億ドル、というLAドジャース大谷翔平選手の契約のニュースです。どえらい投資額ですね。

今日は、正しい経営資源と人財投資がテーマですが、MLBではチーム間の公平性を保つため、いわゆる「MLB贅沢税」が設定され、2023年の場合、チーム総年俸が233億ドルを超えると、ペナルティとして贅沢税が課される、という仕組みになっています。この辺り詳しくはフェリックスさんのブログに記されています。

https://www.spotrac.com/mlb/payroll/2023/ より

選手への投資に高額が飛び交うMLBですが、ペイロールというルールの中で優勝を狙うという意図があるため、個々の選手契約に際しては、契約時だけでなく契約後の稼働についても査定はかなりシビア、という印象です。

大谷選手が所属していたLAエンゼルスもすでに贅沢税対象となっていましたが、8月、ポストシーズン進出が絶望的になった段階で、多くの選手を放出し、ペイロールを下げた結果、かろうじて233億ドル以下に抑えたとか。。。

そして、今回の契約では、すでに「贅沢税」対象のLAドジャースですが、さらに、贅沢税とドラフト指名権などダウンするなど、ペナルティが課されることとなっている上、さらに、大谷選手と10年700億ドルが加算される、ということとなると、さらなる人財投資=選手補強が難しくなるということで、大谷選手から大半は後払いで良い、という異例の契約内容となったとのこと。

これも、多くの企業クライアントを持つ大谷選手の余裕の表れと言いますか、「お金じゃない、優勝したいんだ、優勝できるチームを」という意思が伝わってきます。また、多くのMLBプレイヤーが「One for the Money」でお金を追いかけるあまり、引退後、人生を破壊するとも聞きます。10年後以降の支払いということであれば、引退後のキャッシュフローに追われることもなく、安心できる点があるのでしょう。

さて、今日はボーナス後の週末ということで、どこも混んでますね。あなたの地域はいかがでしょうか。

今日の #ドラッカー365の金言  テーマは、 
#Resource_Allocation_Decisions#経営資源配分の決定
#投資と人事

今日のテキストも昨日同様『 #明日を支配するもの 』から。
今日は、第4章 #情報が仕事を変える  141〜143ページより
eラーニング教材『 #データ通から情報通へ


去年も記しましたが、技術、資産などハード面、ソフト面にわたり、企業の優位性は数あれど、最後は、人財の差に行き着く、ということになる、とドラッカーは記しています。

大企業に対してハード面やソフト面が劣る中小企業は、自分を過小評価し過ぎる傾向にあります。最後は人の差。人財の差なのですから、人財が優れていて、正しい戦略をとれば、資産は大きいものの、素早く行動できない大企業よりも商談獲得を増やすことができるかもしれない、ということです。


(中略)資金の配分と人材の配置についての情報(中略)が、優れた業績を上げられるか、貧弱な業績しか上げられないかを決する

同書、141ページ

EVAとベンチマーキングでライバル組織と比較検討した結果、最後は資金と人材に行き着くんだね。だから、組織の成果を改善しよう、とする経営者は組織の環境整備と人材育成、人材投資/教育に力を注ぐ。

#投資と人事が優れた業績をあげるか貧弱な業績しかあげられないかを左右する

#昨年の投資実績を調べてください
#期待どおりの成果をあげていますか
#昨年の人事を調べてください
#期待どおりの成果をあげていますか
#投資と人事の決定手続きの改善をはかってください

午後からもお元気で。ごきげんよう!

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