ひゃくにじうろくにちめ(ぬきにしゅうかん)
酒を抜いてちょうど二週間。
つまりは謎の発熱から二週間。
ここまで酒飲まない期間が長いのいつ以来ぶりだろうと考えると、本格的に飲酒量が増えていったのは自衛隊辞めて実家に帰った頃くらいだと思うから、20年ぶりくらいかもしれない。
すでに鬼籍に入ってる親父が無類の酒好き、というよりアル中レベルだったので、幼少の頃から酒を飲むオッサンが大嫌いだった。
若い頃の武勇伝のデフォルトとして「○歳の頃から酒飲んでた」や「小学生の頃からタバコ吸ってた」みたいなものがあると思うが、学生自分はそういうものに一切関わってこなかった。
酒を飲み始めたのも、タバコを吸い始めたのも、二十歳すぎてしばらく経ってからだったし、最初の頃は今まで飲んだり吸ったりしてこなかった奴が急に飲んだり吸ったりしだした!みたいなウケ狙い的な始め方だった。
そんな感じだったのが、いつしか休日の朝から飲酒するようになったわけだが「酒がなきゃ生きていけん!」みたいなものではなく、ただ単に惰性で暇つぶし程度の感覚だったと思っている。
こうやって、急にケツバット食らったような体に異常が出て(今のところ)スパッと辞めれるんだから、そこまで酒に執着はないのかもしれない。
ほぼほぼ毎日チューハイ350ml缶を4本飲んでた時から考えれば、二週間酒抜いて体に変革はあったか?と問われると、今のところ革新的な変化はあまり感じられない。
ただ、夜中に何度もションベンで起きるみたいなことは無くなって朝までノーションベンで寝られているのが唯一実感することかも。
さて、医者からも「これ以上飲んだら死ぬぞ!」みたいなことは言われず「まあ、しばらく辞めといた方がいいね」みたいなことを言われるくらいなんで、(今のところ)親父みたいに生死に関わるほどのものではないのかもしれないけど、いつかは酒を飲み始めるかもしれない。
現状でアルコールに対する渇望みたいなものも無いので、それがいつになるかはわからないけど、たぶんいつものメンツで集まって飲もうって時には飲んでるんじゃないか。
このご時世で、それもいつになるかわからないけど。