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-足を止めた あの日-
スポーツと共に過ごした小学生時代
小学生の頃、私は風のように走っていた。
水泳、陸上、器械体操――
どんなスポーツでも挑戦し、全力で楽しんでいた。
何をやっても上手くいく感覚があり、いつもワクワクしていた。
あのころ同級生のお母様から
「足の速いくみちゃん!」と声をかけられると、ちょっと照れくさく、懐かしい思い出がよみがえる😌
体を動かすことが大好きで、試合で結果を出して表彰されるたびに、大きな喜びを感じていた。
あの頃の自分は、本当にキラキラ🌟していたと、今でもはっきりと思い出せる。
初めての挫折
でも、小学校の終わり頃
初めて大きな壁にぶつかった。
水泳の大会で、思うような結果が
出せなくなり、まさに「スランプ」に
陥ってしまったのだ。
「私、なんで泳いでるんだろう?」
「どうしてこんなに苦しいんだろう…?」
そんな疑問が心を占め、毎日の練習がだんだんと辛く感じるようになった。
そして、さらに追い打ちをかけるように
信頼していたコーチが突然亡くなったのだ。
その悲しみとショックで、私はさらに精神的に追い込まれた。
水泳を辞めることを決めたのは
小学校を卒業する頃のことだった。
中学生になってからの変化
中学生になると、私の心は一変した。
スポーツへの情熱は消え、心の中で何かが閉ざされていくのを感じた。
何もかもが嫌になり、外の世界から距離を置きたくなってしまった。
振り返ると、あの頃の私は、
ただ少し反抗的だったというよりも
かなり「グレていた」
足が痛いと感じた日
あの日のことは今でも鮮明に覚えている。
高校2年生の修学旅行の前日
右足が大きく腫れてしまい、上靴にも入らないほどだった。
足は紫色に変色し、熱を帯びていた。
痛みは相当
そして、何よりも怖かった。
保健室の先生が
「これは骨折かもね」と言ったのを
今でも覚えている。
その日、
私は修学旅行に備えて早退した。
あの痛みが何を意味するのかは考えず、
ただ我慢していた。
痛みを我慢することで、
「みんなと同じように過ごしたい」
という気持ちが私を支えていたのだ。