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2023年10月13日、日本株式市況

―――――――――――――――――――10月13日 (金) ――
◆国内経済
 ★オプションSQ
 ・9月マネーストックM2 (8:50)
日時 国 / 経済指標 対象期間 重要度 / 予想 結果 前回(修正値)
23/10/13 08:50 日本 マネーストックM2 (前年比) 9月 ★★ +2.4 % +2.5 %
23/10/13 08:50 日本 マネーストックM3 (前年比) 9月 ★★ +1.8 % +1.9 %
 ・週間対外及び対内証券売買契約等の状況 (8:50)
 ・生活意識に関するアンケート調査 (13:30)
 ・9月投信概況 (15:00)
◆国際経済etc
 ・タイ市場休場
 ★中国9月消費者物価指数 (10:30)
 ★中国9月生産者物価指数 (10:30)
23/10/13 10:30 中国 消費者物価指数 (前年比) 9月
★★★ +0.2 % 0.0 % +0.1%
23/10/13 10:30 中国 生産者物価指数 (前年比) 9月
★★★ -2.4 % -2.5 % -3.0%
 ・ユーロ圏8月鉱工業生産 (18:00)
 ・米国9月輸入物価指数 (21:30)
 ・米国9月輸出物価指数 (21:30)
 ・米国10月ミシガン大学消費者態度指数 (23:00)
 ・中国9月貿易収支
23/10/13 12:08 中国 貿易収支 9月
★★ +706.0 億USD +777.1 億USD +683.6 億USD(+682.0 億USD)23/10/13 23/10/13 12:08 中国 貿易収支 9月
★★ +5,587.4 億元 +4,880.0 億元

【海外決算】
[米]ユナイテッドヘルス<UNH>、JPモルガン・チェース<JPM>、シティグループ<C>、ウェルズファーゴ<WFC>
◆新規上場、市場変更 など
 ★成友興業 <9170> :名証M上場

―――――――――――――――――――10月14日 (土) ――
◆国際経済etc
 ・ニュージーランド総選挙

―――――――――――――――――――10月15日 (日) ――
◆国際経済etc
 ・ポーランド総選挙
 ・国際オリンピック委員会(IOC)総会(ムンバイ、~17日)

  1. 三井E&S<7003>ベトナムで港湾用クレーン受注、30基150億円

  2. 出光興産<5019>トヨタと、EV用全固体電池の量産で協業、27年実用化

  3. グンゼ<3002>エンプラ工場を増設、医療・半導体向け57億円投資

  4. 東洋紡<3101>岩国事業所の自家火力発電所を更新、90億円投資

  5. シスメックス<6869>都内に研究開発拠点、外部交流を推進

  6. AeroEdge<7409>航空機エンジンのチタンアルミ羽根補修、30年めど事業化

  7. ホンダ<7267>三菱商事と、EVで電力需給調整、系統用蓄電池に活用

  8. 住友ゴム<5110>タイヤ内発電を安定化、デバイス2種接続

  9. エンシュウ<6218>独社と提携協議、EV部品加工

  10. 新電元工業<6844>理想ダイオード小型化、車載ECU向け年内量産

  11. パナソニックHD<6752>パナソニックインダストリー、電子材料の宇宙暴露実証

  12. 住友化学<4005>樹脂製蓄熱材を拡大、衣料・建材向け需要深耕

  13. 東京電力HD<9501>グループ会社のEP、AIエネ管理システム、設備機器のCO2減

2023-10-13, 13日前場
  1. 竹内製作所が6連騰、製品需要好調維持し24年2月期業績及び配当予想を上方修正

  2. 神東塗が急反発、カチオン電着塗料組成物に関する特許登録で思惑

  3. マニーは年初来高値更新、24年8月期営業益予想14%増で4円増配へ

  4. ブックオフGが大幅安で年初来安値更新、6~8月期純利益53%減

  5. テーオーHDが一時S高、流通事業が売り上げ・利益伸ばし第1四半期営業利益3.2倍

  6. ファストリは大幅高で4連騰、今期最高益・増配計画がショートカバーを誘う

  7. USENHDが大幅続伸、24年8月期は2ケタ増益で3円50銭増配へ

  8. エレメンツが急伸、個人認証領域の伸長と6~8月期営業黒字確保をポジティブ視

  9. PRTIMEは急反発、第2四半期営業益3%減ながら上振れ着地

  10. フロイントはカイ気配スタート、6~8月期業績絶好調で受注残高は過去最高

  11. キャスターに物色人気集中、24年8月期は売上高2ケタ成長続き利益も拡大顕著に

  12. 明光ネットがカイ気配スタート、創業40周年記念配当の実施を好感

  1. ファーストリテ<9983>:35640円(+1890円)
    大幅続伸。前日に23年8月期の決算を発表、営業利益は3811億円で前期比28.2%増となり、従来予想の3700億円を上回る着地になっている。年間配当金も280円計画から290円に引き上げ。一方、24年8月期営業利益は4500億円で同18.1%増の見通し。4200億円程度の市場コンセンサスを上回る水準に。配当金も前期比40円増の330円を計画している。暖冬の影響なども警戒されていた中、想定以上の業績見通し受けて買い安心感強まる。

  2. 古野電気<6814>:1436円(+80円)
    大幅続伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の20億円から37億円、前期比4.6倍の水準に引き上げ。生産効率の改善や生産量増加による稼働率の向上、価格転嫁の浸透、想定以上の円安効果などが背景に。第1四半期の推移から上振れ期待はあったものの、上方修正幅は想定以上と受けとめられる。なお、通期予想の見直しは上半期決算時となるようだ。

  3. いちご<2337>:338円(+12円)
    大幅反発。前日に上半期の決算を発表、営業利益は55億円で前年同期比7.9%増、6-8月期が30億円、同28.8%増となったことから、第1四半期2ケタ減益から一転増益に転じる形に。ホテル事業の収益が順調に回復しているもよう。また、不動産売却益の増加などにより、純利益は85億円で同2.5倍に拡大している。通期営業利益予想95億円、前期比24.0%減は据え置かれているものの、上振れ期待が一気に台頭する形へ。

  4. マニー<7730>:2010円(+145円)
    大幅反発。前日に23年8月期の決算を発表、営業利益は72.4億円で前期比17.5%増となっている。手術件数の回復などで需要の拡大が続いているもよう。また、24年8月期は82.5億円で同13.9%増と、連続2ケタ増益の見通し。市場予想は79億円程度とみられ想定以上の水準となる形に。為替前提なども保守的とみられる。好業績見通しを受けて、アイレス針の需要ピークアウト懸念なども後退する状況のようだ。

  5. 竹内製作<6432>:5210円(+290円)
    大幅に6日続伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は170億円で前年同期比81.9%増となり、通期予想は従来の240億円から331億円、前期比56.0%増に上方修正している。円安効果の寄与、販売数量増加に伴う売価改善の進展などが業績上振れ要因に。市場予想は270億円程度であったとみられ、上方修正幅は想定以上との評価に。6-8月期受注高は減少しているものの、受注残正常化に向けた受注抑制として、マイナス視される形にはなっていない。

  6. ELEMENTS<5246>:548円(+42円)
    大幅に3日ぶり反発。23年11月期第3四半期累計(22年12月-23年8月)の営業損益を3.75億円の赤字(前年同期実績4.46億円の赤字)と発表している。売上高が前年同期比4.6%増の13.15億円と増収を確保したことに加え、売上総利益率の改善やコスト最適化などで赤字が縮小した。四半期別では、0.89億円の営業黒字(第1四半期1.96億円の赤字、第2四半期2.68億円の赤字)を達成した。通期の営業損益予想は6.36億円の赤字で据え置いた。

  7. キャスター<9331>:2100円(+399円)
    一時ストップ高。24年8月期の営業損益予想を1.11億円の黒字と発表している。人材関連サービスなどを手掛けるWaaS事業を中心に既存クライアントとの取引拡大、新規クライアントの獲得強化に加え、業務の効率化などで収益基盤の拡充を進める。同時に発表した23年8月期の営業損益は0.02億円の黒字(前期実績1.62億円の赤字)で着地した。WaaS事業のセグメント利益が141.3%増と伸び、創業以来初の営業黒字に貢献した。

  8. ポート<7047>:2004円(-15円)
    朝高後、マイナス転落。中途・新卒採用支援事業のネオキャリア(東京都新宿区)と業務提携し、主力の人材支援サービスの成長に向けた企業向けソリューションを共同開発すると発表している。業務提携開始は11月1日の予定。ネオキャリアは企業向けの採用支援代理店大手で、多くの顧客パイプラインを保有しているという。同社との業務提携により、ポートの企業向け送客事業の早期立ち上げを目指す。


株式マーケット速報/後場

  1. <6918> アバール 5660 +700
    ストップ高比例配分。保有する投資有価証券の一部を売却して、51.55億円の投資有価証券売却益を計上すると前日に発表。これに伴い、24年3月期純利益は従来予想の19.5億円から55.6億円に上方修正。同社は配当性向35%を基本とし、純利益の上振れに伴う配当計画の引き上げも発表。年間配当金は従来計画の111円から317円にまで引き上げ、前日終値をベースとした配当利回りは6.4%の水準となる。

  2. <4668> 明光ネット 685 +64
    急伸。前日に23年8月期決算を発表、営業利益は10.6億円で前期比8.9%減となり、従来予想の13億円を下振れた。新規事業の投資リターンの遅れなどが要因。24年8月期見通しは12億円で同12.7%増の見通しだが、中計目標数値の20億円からは下振れ。ただ、24年8月期は創業40周年記念配当を実施するとし、年間配当金は前期比10円増の34円を計画。利回り妙味の高まりを買い材料視する動きが優勢に。

  3. <9278> ブックオフGHD 1052 -149
    急落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は4.1億円で前年同期比25.8%減となっている。据え置きの通期予想26億円、前期比0.8%増に対して低調スタートに。売上高は2ケタ成長であったものの、粗利率の低下や開業費用の先行に伴う販管費の増加などが重しとなったもよう。既存店売上の順調推移などから業績計画は保守的との見方もあっただけに、ネガティブなインパクトにつながっているようだ。

  4. <7888> 三光合成 597 -100
    ストップ安。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は3.8億円で前年同期比43.4%減となっている。据え置きの通期予想は38億円、前期比9.1%増であり、想定以上に低調な出足と捉えられているようだ。売上高は各地域ともに拡大して2ケタ増収となっているものの、受注増による労務費や生産準備費用増加などが重しとなって、欧米で収益性が大きく悪化する形になっている。

  5. <3382> 7&iHD 5500 -258
    大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は2411億円で前年同期比2.7%増、通期予想は5250億円、前期比3.6%増を据え置いている。9月1日に業績予想修正を発表しているため、大きなサプライズはないとみられる。こうしたなか、米国事業の不透明感が依然として払拭し切れないこと、一部で期待もあった自社株買いの発表がなかったことなどを売り材料視する動きが先行のもよう。


日経平均 日足チャート(円) 1分足チャート


JPX日経400、2023年10月13日
  1. 13日の国内債券市場で長期金利の指標である新発10年物国債の利回りは前日比0.005%高い0.755%に上昇した。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め長期化観測が再び強まり、国内債にも売りが優勢になった。もっとも、中東情勢は緊迫度を増しており、リスク回避の債券買いも入ったため、長期金利の上昇幅は13日午前からは縮小した。

  2. 13日午後「イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ北部のすべてのパレスチナ人に対し、ガザの南部へ24時間以内に退避するよう国連に通知した」と伝わった。戦闘激化の可能性が意識され、安全資産とされる債券には買いが入った。米長期金利が日本時間13日午後の取引で12日から低下し、国内長期金利も上昇が一服した。

  3. 国内長期金利は13日午前には0.775%まで上昇した。12日発表の9月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を小幅に上回ったことなどから、同日の米長期金利は前の日を0.15%上回る4.70%に上昇した。日本時間13日午後は4.6%台で取引されている。

  4. 13日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、前日比178円67銭(0.55%)安の3万2315円99銭で終えた。米金融引き締めの長期化懸念から前日の米長期金利が上昇し、株式相場の重荷となった。下げ幅は一時240円を超えた。もっとも、値がさ株の一角が買われて相場の下値を支え、一時は小幅上昇に転じた。

  5. 東証プライムの売買代金は概算で3兆7676億円。売買高は14億1413万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1708、値上がりは101、横ばいは28銘柄だった。




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