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コミュラボ 第1回オフ会 - 野村高文さん

4/4(木)、コミュラボ 第1回オフ会に参加してきました!
記念すべき第1回のゲストはNewsPicksアカデミア運営者であり、「風呂敷畳人サロン」の野村高文さん。
コミュニティの立ち上げから活性化に関する話題のポイントメモです。

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風呂敷畳み人サロンとは

畳み人とは大風呂敷を広げるイノベーターに対して、その実行を担う人のこと。Voicyの音声コンテンツにもとづいたコミュニティが展開されています。

コミュニティ作りは難しくて、何が成功して失敗するかわからない。世の中にまだベストプラクティスがない状態です。
だから、いきなり会社の事業としてやるのではなくて、自分個人の責任範囲で実験的にやってみたのが「畳み人サロン」です。

コミュニティメンバーの待ち合わせ場所

コミュニティには会話の元になるもの、「コアコンテンツ」がなければならない。何もコアがないまま、人を集めても、なにをやってよいかわからなくなります。
「畳み人サロン」は単なる雑談ではなくて、コンテンツとしてしっかり作りこんでいる。そこに人が集まってきてくれています。

コミュニティのメンバーが交流を続けていくために、定期的に待ち合わせ場所があると良いと考えていて、畳み人サロンではラジオのコメント欄がその機能です。
熱量の高い人に任せていると短期的には盛り上がるのですが、そのうち疲れてしまいます。気疲れせずに集まれる場所として考えています。

コミュニティのサイズ感とNewsPicksアカデミア

NewsPicksアカデミアは最初から500人もの人を集めて、すぐに1000人に急成長しました。
ビジネスとしては良いのだけど、コミュニティとしては多すぎです。その後、30人程度のゼミに再編していっています。

コミュニティスタンダードを作っておくべし
思想対立になりそうな場合は、傾聴することが大事です。
もし、ちょっと違うなと思う人がいた場合、直接言える人数から始めたほうが良い。そのためにも、コミュニティの最初の集め方は大切です。

スタートメンバーは「人となり」を知っている人に
ラジオでコミュニティを作ろうとしたら、MCを電波以外でフォローしている人から最初に集めてくるのが良いと思います。
twitterなどでMCの人間性まで知っているような人から集めると、メンバーの方向性がそろうはず。いきなり、ラジオ、TVでコミュ参加を募ると、属性・方向性がバラバラな人が集まってきてしまう。

NewsPicksアカデミアが目指していること

NewsPicksアカデミアでは、集まってきてくれた人のBefore/Afterが変わっていくことを目指しています。
明日の仕事に「作用」があること。参加者にHow toを与えるよりも、何らかの作用があることを目指しています。

変化の激しい今の時代で、一番「知っている」のは現場で実践している人です。

NewsPicksアカデミアの設計
イベント、Mooc、ゼミ、本、すべて意味があってやっています。
知識から、より深い体験につながる設計です。

これから取り組もうという人には、Moocが入口になる。そもそも何を学べばよいのかもわからない、という人への指針になっています。

Moocでは30分×10で本一冊分の知が得られます。本はより深く、知恵を授ける位置づけです。

こうして知識を得ても、実行に移すには右脳が必要になってきます。
イベントを通じて現場の第一線で活動している人の息遣いを感じてもらうと、右脳に働きかけることができる。

イベントで息遣いを感じて、実践に移していく場として、さらに「ゼミ」が存在している流れです。

ゼミでは講師のゴールが明確になっていることで、集団が形成されていきます。
イベントの5000人では帰属意識は生まれない。リアルの場での期待感をどれだけプラスできるのかが重要です。

コミュニティの継続的な活動について

コミュニティのプラットフォーム問題
メンバーの間で、どうやってコミュニケーションをとっていくのかは重要なポイント。
実はFacebookもタイムラインで流れていってしまったり、使いづらいところがあったりします。

ミクシィはその点、よくできていた。プロフ欄にコミュニティが表示されるのもわかりやすくて、会話のきっかけにしやすい。
ただ、末期になると非常に些末なコミュニティができてしまっていた。コミュニティの粒感は、ある程度そろっていたほうが良いです。

メンバーの参加と卒業
実はコミュニティに居続けてもらうのが目的ではなくて、卒業していってもらっても良いと思っている。
そういう点で例えば学校って良くできた仕組みで、自分のフェーズに合わせて梯子をのぼっていける。コミュニティにもそんな面があって良い。

古参メンバーの意欲とスキルが高すぎると、新メンバーが入りづらい状況になることもある。
そこで意識しているのが「箕輪編集室」。「同期」の意識を導入して、新規入会者も既存の集まりに参加しやすくする工夫をしている。

ゼミの跡地が残っているのは大切で、同窓会的に交流ができるのが良いのだと思います。

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Voicyという音声メディアでコミュニティができ始めたときに、リスナーからの感想は、ほぼほぼ野村さん個人への「誠実そう」「わかりやすく話してくれる」などのコメントで、コンテンツの内容にはあまり触れられなかったそう。肉声があることでの影響力は大きくて、テキストにはない安心感、信頼感があるのだろうとのことでした。
これは今回のイベントもまさにそうでした!コミュラボメンバーからのQAに丁寧に応えてくれる姿に、コミュニティ幹事となる人の「人となり」を見たように思います。
学びもあり、メンバーとの交流も楽しい会でした!

次回のコミュラボ オフ会は5月!

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