『盤上のパラダイス』は田村書店で買ったよ―日曜日のおしゃべり21週目
最近、車の調子が悪かったので、車の修理が済むまで、電車通勤してました。
電車通勤していたら、その分だけ、ちょっと余計に本が読めるのは、よきですね。
電車では、ベイトソンの『精神と自然』とか、『中国古典小説史』とか、千葉雅也さんの『センスの哲学』とか、若島正さんの『盤上のパラダイス』とか、読んでました。
『盤上のパラダイス』は、文庫で出たときから、「買わなきゃなぁ、いずれ買わなきゃなぁ」とずっと思いながら、「でも、買ってもすぐに読みそうにないしなぁ」と思って、ずるずる先延ばしになってたんですけど、千里中央の田村書店で売っていた(意味深)のを見つけたときに、買ったのでした。
電車で読むのに、ちょうどいい本でした。面白かった。
どのくらい面白かったかっていうと、この本は詰め将棋の専門雑誌についての本(ニッチだなぁ!)なんですけど、この本を読み終わった直後に、iPhoneに詰め将棋アプリを入れて、それから家に帰るまでずっと詰め将棋解きまくっていたくらい、面白かったです。
面白かったの説明になってるのかな。
千里中央って、ぼくの記憶では、人生で二回しか行ったことないと思う。最近の一回の前は、高校生のとき。
岡崎武士さんの『エクスプローラーウーマン・レイ』という漫画があって、これがオリジナルビデオアニメになったときに試写会があって、この試写会を見るために、千里中央まで行ったんでした。堺市から。
なかなか筋金入りのオタクだったんです。
『盤上のパラダイス』を買わなきゃなぁと思っていたっていうのは、ぼくはこれで一応将棋好きなんです。観る将ですけど。
それでこの本の著者である若島正さんって、将棋界に関わりが深くってこういう本も出しているわけですけど、なんといっても外国文学の翻訳者でもあるわけなんです。しかも、ナボコフの翻訳をする人なんです。
というわけで、若島さんの新刊だから買わなきゃ、と思っていたっていうわけです。
将棋といえば、今日、山崎八段の棋聖戦挑戦が決まってましたね。
山崎八段が藤井八冠相手にどのくらいやれるのか、楽しみです。
とりとめないなぁ。