RTA in Japan 2022 Winterで気になった・見てみたい作品(12/28~29)
年末のRTA in Japanがいよいよ12月末に迫ってきているという段階で、運営のTwitterから採用されたゲームの一覧が公開されました!
実際に全部の採用作品を少しだけではありますが応募動画を見まして自分の思い入れも含んでいますが、見てみたいゲーム8選を選んでみました!
以下の応募サイトOengusで採用されたゲームのRTA動画を見ることが出来ますが、それを見た上でのコメントです。https://v1.oengus.io/marathon/rtaijw2022/submissions
本番でどんなRTAになるのかはわかりませんが、こういうRTAをするのだという感じで書いています。
※応募動画で見れますが、ネタバレ注意(RTAにネタバレと言う概念があるのかわからないが)
前の記事はこちら(2022/12/26~27)
Cuphead(2022/12/28 19:28~)
カテゴリ:300%
発売年:2017年
ハード:PC
EST(予定時間):01:43:00
走者:うらまつ
どんなゲーム?
2Dシューティングアクションゲーム。インクウェル島を舞台に各ステージのボスを倒しながら進んでいくステージ攻略型シューティングゲーム。
見どころ
このゲームは何といってもひと昔前を思い出させるようなカートゥーン調のアニメで描かれた作品であるということですね。
このアニメを作るだけでも実に45000枚以上の作画枚数を使用しており、製作者の熱量が伝わります。
インディーゲームとしても相当売れたソフトでもあり、何かしらのハードでプレイもしくは配信者のプレイ動画を見たことある人は多いのではないかと思います。
そして何といってもこのゲームは激ムズであるということ。最初のワールドだけでも相当難しいです。
通常の横スクロールステージは画面上に幾つもの敵が所狭しと沸いて敵の弾も避けきれないほど飛んできます。ボスステージも同様にシビアで敵の攻撃も活発な状態です。
実際にプレイしていますが、何度もやられてやり直すことは基本と言っても良いような感じであり、救済措置でやっとちょうど良い感じの難易度なのかなと思います。
ただ、理不尽というわけではなく、世界観やアニメーションの楽しさもあって、人によってそこまで苦痛にはならずプレイできる人もいるかと思います。
このカテゴリの300%とは
①通常のメインモードの全コースをクリア(ノーマル、エキスパートモード双方※)
②DLCの全コースをクリア(ノーマル、エキスパートモード双方※)
③各ステージや道中にあるコインを全て回収(NPCも同様)
④コインでアイテムを全て購入
以上のような条件をクリアすると最高のパーセンテージ300%を達成することができます。
※ただし、先にノーマルモードをクリアしなければならないのをバグを使ってエキスパートモードのみでクリアします。(エキスパートモードのみのクリアで300%は達成可能)
本RTAでは基本的にDLCで使うことができるチャリスを使うようです。
理由としては2段ジャンプや突撃パリィといった技が使えるのがRTAに有利とされております。
ただそれでも相当難しいのがこのゲームです。
走者のうらまつさんは300%カテゴリ世界一位の走者です。
そのうらまつさんのRTAイベントでの解説動画を見て自分のプレイ経験を踏まえると、どのボスステージもランダム性が強いというのがこのゲームに拍車をかけています。
どの位置にボスが出てくるのか、どの軌道でボスから発射される弾幕が来るかも乱数要素が強いので、今まで通り同じ操作をすれば同じように上手くいくとはかぎらないのがこのゲームとRTAですね。
実際にRTAの動画を見たら、思ったようなパターンが組めない中ほぼやられることなくボスを倒していくので、本当に凄いことをやっているな(殆どのRTAでそう思わないほうが不思議)と思ってしまいますね。
それにこのゲームはボスステージが20~30ぐらいあるんですね。ESTは1時間40分程度ですが、相当忙しいゲームなので全てのボスの攻略法を頭に入れて立ち回ることを考えたらRTA通すだけでも脳と指が結構疲れてしまうんじゃないのかと思ってしまいますね。
RTA中は細かなバグはあるものの、前述のバグ以外はゲームを著しく破壊するバグはないので、このRTAを行うハードルも結構高いものがありますね。過去のバージョンだと弾を大量に発射してボスを瞬殺していくようなRTAもありましたが、今回はそうではないバージョンで走るみたいですね。
また、こちらは過去にRiJS2021でもCupheadは採用され、走者は違いAll flags, 1.2, 1.1+, Regularというカテゴリで走られています。
こちらはDLCなしの難易度ノーマル?でボスステージ横スクロールステージをすべてクリアするカテゴリとなっています。
ですが、コイン回収のノルマもなく必要な武器さえ購入できれば良いという形でもあるためまだ走りやすいカテゴリなのかな?とは思いますね。
うらまつさんは近状で同カテゴリのRTAをイベントで複数回披露されているので、RiJ本番前に見てみるのもいかがでしょうか?
スターフォックスアサルト(2022/12/29 16:30~)
カテゴリ:Any% Bronze
発売年:2005年
ハード:PC
EST(予定時間):01:03:00
走者:スピンス, signakong
どんなゲーム?
ステージクリア型のシューティングゲーム。アーウィンやランドマスターなどの機体を操作してステージ中の幾つかのミッションをこなしてクリアしていく。対戦モードではTPS式の対戦シューティングゲームとなっている。
見どころ
ゲームキューブで発売されたスターフォックスシリーズの4作目。
GCではアドベンチャー以来2作目。
スターフォックスは今までのシリーズだとステージをクリアする条件によって、次のステージの分岐先が変わるという仕様ではあるが、今作はそれが撤廃され順に10ステージクリアする一本道になっています。
引き続きシューティング系のゲームだが、私が10年前くらいに初めてやって、ストーリーモードや対戦等にハマり出てくるキャラや名言が好きになるほど好きなゲームなんですね。
以前のRiJ(RiJ2?RiJ3?)で採用はされていたみたいなのですが、走者の都合があり披露されることがなくなってしまった悲しいゲームだったんです…
そして今回またRiJで採用されるということになって率直に嬉しかったですね。(また披露できなくなるというのは流石にないと信じたい)
RTA(Any% ブロンズ)のルールとしては、ブロンズレベル(難易度が一番簡単)のストーリーモードをプレイし、ステージを順にクリアしていき10ステージ目のラスボス撃破までという分かりやすいカテゴリですね。
このスターフォックスアサルトは10ステージあるのですが、ほぼアーウィンに乗ったスクロール式のシューティングというわけではないですね。
白兵、ランドマスター等も比重が大きいのが特徴で、1ステージが全て同じ乗り物で戦うというわけでもないですね。
例えば3ステージだと、前半は白兵の状態で敵アジトの転送装置を破壊する→後半はアーウィンに乗って宇宙にいる敵を倒す といった感じでミッションが変わりますね。
このRTAのステージ中3分の1はちゃんとステージの構造通りバグとか使用せずにクリアするのですが、真面目にクリアせずバグを使うことも多いですね。
例えば、以下のような感じです。
・バリアが張られている場所に対して壁抜けして中に侵入
・アーウィンで地中に潜りながら?ターゲットを破壊
・敵の攻撃でやられてしまったのに、次のミッションが始まらずステージクリアする
といった感じでプレイ済の私でも驚くようなバグが満載でもうRTAの動画見ているだけでも笑ってしまいました。
バグを使わない場面のボス戦なんかは特に凄くボムとチャージショットを上手く使い敵に大ダメージ与えたりするのでバグとゲームの上手さが混ざり合いバランスよく見どころが多いRTAになっていますね。
アーウィンで移動するときはいつも蝶々みたいに羽をパタパタさせて移動する(RTAとして必須の移動方法)ですので可愛かったりします。
後は、操作しなくても大丈夫な暇で時間が長い場面があるので、スピンスさんとsignakongさんが本番でどんなネタや茶番を考えているのかは結構楽しみだったりします。(名古屋RTAオフライン2022で茶番を披露したので)
走者のスピンスさん、 signakongさんはRTAプレイヤーとしては有名な方です。
signakongさんならドンキーコング64RTAのトッププレイヤーですし、
スピンスさんは爆ボンバーマンRTAのトッププレイヤーで有名ですね。
(しかも双方共にニンテンドウ64のゲーム)
今回はその64の次世代機のGCのゲームのRTAを披露するということもあり、なんか面白いですね。
signakongさんはAny% ブロンズカテゴリでなんと世界1位!(名古屋RTAのときから自己ベストを更に更新している…)
スピンスさんは同カテゴリで世界8位となっていますね。
近状のRTAイベントの名古屋RTAオフライン2022にて同カテゴリで披露されていますので、事前に見るのも良いかもしれません!
また余談ですけど、個人的にゲーム中は以下の名言が特に大好きですね。(RTA中はカットされてしまいますけど)
ストーリーの熱い掛け合い等も良いのですが、対戦モードも本当に面白いので是非購入してみてはいかがでしょうか?
そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!(2022/12/29 19:11~)
カテゴリ:Any%,NORMAL
発売年:2021年
ハード:PC
EST(予定時間):00:43:00
走者:Nore139, しゅんたぬ, みなづき
どんなゲーム?
各ステージで制限時間内に目的の寿司ネタを規定個数食べるとクリアできる3Dアクションゲーム。ただし、時間制限があり、寿司を食べ続けないとゲームオーバーとなる。寿司スピリッツを集めると次のステージが解放される仕組みになっている。
見どころ
このゲームはくそいサイトで公開しているフリーゲームが元ネタとなっており、管理人のゲームクリエイターただすめんさんが作成したインディーズゲームです。
くそいサイトのゲームといったら、
流しそうめんで流れてくるマッチョを掴んで皿に移す「流しマッチョメン」
ネット上で大流行したぴえんとぱおんのキャラクターを題材としたホラーゲーム「PIEN-ぴえん- & PAON-ぱおん-」
といったように、この作者じゃないと作れないような独特な世界観とシュールな笑いを誘う、そんなゲームで人気を博しております。
配信サイトにおいてもくそいサイトのゲームで遊ぶ配信者はかなり多いですし、RTAにおいても盛り上がりを見せているゲームが幾つもあるなど話題性が抜群なゲームが多い印象です。
今回はその中でも「そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!」はくそいサイトのゲームの中では人気の高いRTAだと思いますね。
このゲームはくそいサイトの他のゲームと同様に独特な世界観とシュールな笑いにツッコミどころ満載なストーリーがありますね。
・ガタイの良さげな主人公の男性がゲーム中もうるさいぐらい寿司のことばかり話して、大げさな言動から笑いを誘う
・なぜか寿司が世界から消すというストーリーで寿司アンチみたいな敵集団が現れて「寿司を許すな」ばかり言う
・メッチャでかい動物がいたり、学校がステージだったりと舞台となる世界観が独特過ぎてツッコミが満載
また、このゲームのRTAは基本的にストーリーは飛ばせないので、このくだらなさもある世界観とストーリーで会場で観戦する人や配信上で見ている人も思わず笑いを誘ってしまうことでしょう。
ただこのゲームは笑いどころだけではなく、RTAとして面白い要素は詰まっていると思います。
基本的には、寿司を規定の個数触れるまたは、目的の場所へゴールするといったステージが中心ですね。
ただ、寿司を食べずにゆっくりしていると画面上部の寿司ゲージが減少していき、最終的に男性が爆発してゲームオーバーとなります。
どういうルートで寿司を回収していくのかが早いのかというのが面白さを占めるので単体ステージのTAとしても面白い要素が詰まっていると思います。
難しい話をしますと「巡回セールスマン問題」に近いと思います。
各拠点(寿司)の移動距離を最短にして目的の場所に行くにはどうすれば良いかという問題ですね。
今でも最短経路を求めるのが難しいと言われているような問題となっておりますので、「そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!」もRTAの発展余地は高いのではないかと思います。
また、無料で誰でもプレイでき、RTAのトータル時間としても30分もかからずに終わり特殊な操作が必要はないと思いますので、RTAを始めるハードルとして低いのではないかと思います。
ただ、操作性が悪めでカメラワークや視界の悪さといった問題もありますので、通常プレイで乗り越えられた人はRTAに挑戦してみるのもありかもしれません。
RTA走者は3名による並走になりますね。
その中でもしゅんたぬさんはいくつかのイベントで「そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!」を披露されていますので事前にチェックしてみるのも良いかもしれません。
余談ですが、たまに回転ずしに行きますが、別に回転するコンベアがなくても注文して頼むほうが個人的に好きです。(鮮度があって美味しいから)
今回は28~29日で発表しましたが、本来は31日まで全てに関して記事を書きたかったのですがここまで書くのにあまりにも相当時間かかりました。
書くかどうか分かりませんが、30~31日についても別記事で公開したいなと思いますね。(RTA in Japan開始後になってしまうかも…)