
〜ワインテイスティングノートP.2〜TAKIZAWA WINERY Pinot Noir2020
産地 北海道三笠市/自社農場
品種 ピノノワール100%
容量 750ml
アルコール度数 13.0%
生産本数 2,681本
飲み頃予想 現在~2027年頃
希望小売価格 ¥4950(税込)
(データはTAKIZAWA WINERYのHPより抜粋)(写真は某ワインバーにて)
まずはTAKIZAWA WINERYのHP上にテクニカルシートが表記されていたのでこちらを転記。
<製造工程>
収穫後、除梗破砕機による除梗を行いマセラシオン開始
約2週間のマセラシオンのあとにプレス
古樽にて、100%野生乳酸菌によるMLF
約10か月の澱との接触を経たのち澱引きを行い、瓶詰め
無清澄、無濾過
樽数にして約9樽からのブレンド(内1樽のみ全房によるMCを行ったものがあります)
<亜硫酸添加量>
約45ppm
<新樽率>
0%
<糖度>
23.8度
ひと通り公開情報を記載したのでここからはこのワインの分析に入っていく。
1.前提
このワインの提供温度は12度程度からのスタート。
コラヴァン使用でコラヴァンでの提供は6日目。
2.外観
澄んでいるようでモヤがかかったようなやや明るいルビー。
やや軽く軽快な印象の外観。
3.香り
早々に開いていて、梅鰹が最初の印象。
更に探るとフルーツはイチゴ。フレッシュというよりはキャンディに近い。
杉やユーカリも感じられる。
20分後、香りについて大きな変化はなかったがゼラニウムが感じられた。
4.味わい
やや強くまろやかなアタック。
優しい酸味とバランスよく溶け込んだタンニン。
若いワインとは思えないエレガントでいてコンパクトなバランス。
アルコールは中程度で余韻はやや短いピュアな味わいのワイン。
5.楽しみ方の提案
料理とのマリアージュ
提供温度12~14°c
シンプルに梅干し キュウリ浅漬け フレッシュなカマンベールチーズ
提供温度それ以上
片面だけしっかり焼き色をつけたブロッコリーを塩で
甘さのない出汁の効いた出汁巻き卵
鴨のテリーヌ(ポワブルヴェール入りが良い)
6.雑談(感想)
このワインは素材重視のお料理を提供するレストランでは
とても活躍するワインだと思いました!
ちょっと家飲みには贅沢なお値段ですが、特別な日ではないけど家でゆっくりと
過ごしたい日曜日の夜にはかなり幸せな気持ちになれるワインだと思います〜。
この日は前回のシャルドネと同日でシロッコワインさんでの一人飲みでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
山田正道
シェフ、ソムリエ、SAKE Diploma、出張料理人として活動。
現在は主に西麻布の紹介制のBARとオンラインワインショップを運営しています。
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