〜ワインテイスティングノートP.1〜TAKIZAWA WINERY Chardonnay2020
産地 北海道三笠市/自社農場
品種 シャルドネ100%
容量 750ml
アルコール度数 13.0%
生産本数 1,979本
飲み頃予想 現在~2026年頃
希望小売価格 ¥4400(税込)
(データはTAKIZAWA WINERYのHPより抜粋)(写真は某ワインバーにて)
まずはTAKIZAWA WINERYのHP上にテクニカルシートが表記されていたのでこちらを転記。
<製造工程>
収穫後、健全な状態のままホールバンチプレスと除梗破砕プレスを併用
除梗破砕プレスのものだけ半日程度静置し、軽いデブルバージュ
古樽と大樽(600L)の新樽で、100%野生酵母による一次発酵
100%野生乳酸菌によるMLF
約8か月の澱との接触を経たのち澱引きを行い、瓶詰め
無清澄、無濾過
<亜硫酸添加量>
約21ppm
<新樽率>
約40%
<糖度>
22.6度
<収量平均>
約7000kg/ha
ひと通り公開情報を記載したのでここからはこのワインの分析に入っていく。
1.前提
このワインはコラヴァンにてサーブ。コラヴァンでの提供6日目。
温度はしっかり冷えた所からのスタート。
2.外観
やや濁り、モヤのかかった淡いレモンイエロー。
外観の印象からはやや強いフレッシュなワインの印象。
3.香り
控えめな香り。
柑橘からりんご、ほのかにトーストやヴァニラ、乳製品など。
20分後温度が上がりフルーツ感、トーストやバニラはよりはっきりと感じられた。
外観と同じく香りからもフレッシュが感じられた。
それと第2アロマ、木樽のニュアンスも感じられた。
4.味わい
やや強いアタックはまろやかで柔らかい印象だけど
すぐにシャープな酸に追いつき、追い越されるような印象。
この酸味と穏やかな苦味がワインのストラクチャーを支えている。
溌溂としたコンパクトなバランス。
アルコールはバランス良く溶け込み中程度。
余韻はやや短い。
5.楽しみ方の提案
まず、料理とのマリアージュについて
提供温度8〜10°c
真鯛のカルパッチョ シンプルなキノコソテー
提供温度それ以上
オムレツ(親子丼も良いかも三つ葉のせで。)野菜の天ぷらを塩で。
6.雑談(感想)
えーと、どちらかというとディナータイムよりランチタイムに呑みたい気がします!
ちょうど10月の涼しい午後のランチタイムなんかにクロワッサンとサラダのプレートとこのワインがあったら最高のランチだと思いました〜
コラヴァンで始めに提供してから6日目との事でしたが全く感じさせませんでした。
グラスワインを数多く提供するお店の本当に強い味方ですね!
この日は日本ワイン専門のシロッコワインさんにソムリエ協会の例会後にお邪魔して一人でちびちび飲んでました。
ゆっくりじっくり飲むのもまた良し!と店主からのアドバイスを頂いて確かにその通りだと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
山田正道
シェフ、ソムリエ、SAKE Diploma、出張料理人として活動。
現在は主に西麻布の紹介制のBARとオンラインワインショップを運営しています。
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