アンナダーナ(食事の布施)
アンナダーナとは食べもの(アンナ)を与える(ダーナ)こと、つまり「食事の布施」です。食は生きるために最も必要なものですから、アンナダーナは基本的な行為ながら、最も尊い行為だと言えると思います。
インドではアンナダーナがよく行われます。ふつうの人びとも施主・スポンサーになって行います。お寺にお参りする人たちに対するアンナダーナもあります。インドのチベット僧院で法話に参加した人の中には法話の後に無料で出される食事を食べた経験のある人もいるかもしれません。その食事もアンナダーナです。
お店にケータリングを頼んで、街中で誰にでも、まるで屋台のように配食することも多いです。徳を積みたいときや、余裕のあるときに、アンナダーナする習慣はとても良いと感じます。
Dharma Service Workerも2022年7月12日と8月1日にアンナダーナを行いました。資金はDSWに寄せられた浄財です。故人の追善供養のために、困窮者支援に使ってほしいとの申し出にお応えしました。
場所は、インド・デリー、ラダックブッダビハラ(Ladakh Budhi Vihar)地区。この地区に政府がホームレスのためのシェルターを設けましたが、シェルターに入りきれない人たちが非常に多く、たくさんの人たちが路上生活しています。DSWクラウドファンディングで頂戴した浄財では、困窮家庭を対象に食糧物資袋配布を行いました。しかし、ほとんどの単身男性ホームレスは自炊しないので、すぐに食べられる一食が必要な人も多いため、ご飯・豆カレー・野菜カレーの炊き出しを行いました。
この地区で衣料品店を経営しているニムディさんにご協力いただきました。現地の事情に精通している方です。
DSWデリー班のルミとニラジも、いつものように準備から片付けまでを行っております。
7月12日は、折よくデリーに滞在中だった板野弘映(Tenzin Khentse Itano)師にご祈願をお願いし、配食にもご協力いただきました。
2022.7.12の様子はこちら ↓ でご覧いただけます
https://www.facebook.com/100002676911038/videos/1011548332850592/
8月1日(チベット暦6月4日。初転法輪の日)は、施食に先立ってプンツォク(Phun tsok)師がご祈願してくださいました。この地区の仏教寺院ターラデビテンプル(Tara Devi Temple, ターラー菩薩堂)の僧侶です。
インド滞在中だった川崎いづみさんが旅程を調整して、配食にご協力くださいました。
2022.8.1の様子はこちら ↓ でご覧いただけます
https://www.facebook.com/100002676911038/videos/772491990855352/
DSWでは今後もアンナダーナなどの活動を行ってまいります。
ご寄付・ご喜捨をお待ちしております。
ご要望・ご相談に応じますので、こちらのメールまでお問合せいただけたら幸いです。
dharmaserviceworker〔@〕gmail.com
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