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伊坂幸太郎さん原作、映画「ブレッド・トレイン」をみた
いろいろな人に珍がられるけど、映像作品が苦手だ。
映画、アニメ、ドラマがあまり好きじゃなくて、普段みる機会も少ない。
でも、この映画は非常に楽しみで、映画館に行こうと思わせてくれた。
先週9/1(金)に公開された、「ブレッド・トレイン」だ。
「ブレッド・トレイン」は、伊坂幸太郎さんの小説「マリアビートル」を原作として、ハリウッドで作成された映画だ。
伊坂幸太郎さんは、幾重にも重ねられた伏線が魅力で、日本でも人気の高い。
私自身も「オーデュボンの祈り」から始まり、「ラッシュライフ」、「ゴールデンスランバー」、今回の「マリアビートル」など、多くの作品を読んできており、非常に好きな小説家さんだ。
そんな伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」が、ハリウッドで映画化されると聞き、すぐに映画館でみてきた。
1. 伏線の魅力は、映画でも大きく活かされる
原作の「マリアビートル」は、東京-仙台間の新幹線で巻き起こる殺し屋たちの物語だ。
この物語では、多くの個性をもった殺し屋が、登場人物として書かれる。
映画の「ブレッド・トレイン」でも、大きく活かされていた。
個人的には、殺し屋コンビ「蜜柑」と「檸檬」の軽快なやりとりが映像で再現されてたのは感動したね〜
王子の狡猾さも良かった。(性別変わってたけど)
物語の終盤にかけての、テンポの良い伏線回収も映画でうまく表現されていて、伊坂幸太郎さんらしさを感じれる映画だったように感じるね。
映画の終わりが原作から外れてはちゃめちゃになるのは、ハリウッドのご愛嬌と思ってます笑
2. 日本人として感じる「強い違和感」も
伊坂幸太郎さんらしいテンポの良い伏線回収がある「ブレッド・トレイン」だが、どうしても日本人として「強い違和感」を感じる場面は多い。
映画で登場する日本の風景や建物が、いわゆる「間違った日本」なのだ。
「今どき、ここまでやる!?」ってくらい、違和感の強い光景が繰り返されるのは、非常に気になった。
ある程度は、誇張して作ってる部分は感じたけど、多くの日本人は違和感を感じるんじゃないかな〜
ちょうど、最近流行ってる画像生成アルゴリズム「Stable Diffusion」で作れる日本みたいな光景が多いよね。
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「ブレッド・トレイン」で登場する東京の「街並み」に近い
3. ツッコミどころ満載だけど、楽しい映画だった
前述のように、「ブレッド・トレイン」は誇張したところが沢山あるので、ツッコミどころ満載だ。
ある程度、寛容な心でみる必要はあるかな〜笑
(私はずっとツッコミながらみてました!)
でも、伊坂幸太郎さんの小説って、複雑な伏線が多いので映画にするとつまらなくなってしまうことも多い。今回の「ブレッド・トレイン」みたいに誇張すると、ツッコミどころが多くて楽しくみれるのかな〜とは感じた。
あとは、「原作を読んでない人」と「海外の人」がこの作品をどう感じるか気になるね。
MUSEというバンドの「Panic Station」みたいなMVもあるし、海外の人は「間違った日本」にあまり違和感を感じないのかな?
個人的には、非常に楽しかったし笑ってみれた映画だったけど、日本人の評価はあまり良くないかも、、、、そんな映画だったね。