新しい宇宙望遠鏡が「初めて撮影した画像」を公開!
これからどんな画像がみられるか、楽しみだね♫
アメリカのNASAが、昨年の12月に打ち上げた「James Webb宇宙望遠鏡」が撮影した画像を、初めて公開した。
公開した画像から、この宇宙望遠鏡が宇宙を撮影していることが分かり、「James Webb宇宙望遠鏡」が期待通りに稼働していることが明らかになった。
1. ハッブル宇宙望遠鏡の後継機として
「James Webb宇宙望遠鏡」は、Hubble宇宙望遠鏡の後継機として打ち上げられた宇宙望遠鏡だ。
1990年に打ち上げられ、30年以上稼働してきたHubble宇宙望遠鏡に代わって、「James Webb宇宙望遠鏡」は、宇宙空間の更なる解明に貢献することが期待されている。
今回、公開された「James Webb宇宙望遠鏡」とHubble宇宙望遠鏡の画像の比較が以下の画像だ。
撮影対象は、どちらも「SMACS0723」と呼ばれる地球から約40億光年離れた銀河団となっている。
両者を比較すると、「James Webb宇宙望遠鏡」はより鮮明な画像が撮影可能になったことがよく分かる。
「James Webb宇宙望遠鏡」は、これまでHubble宇宙望遠鏡では捉えられなかった、宇宙深部の画像の撮影に対する期待が高い。
2. 「James Webb宇宙望遠鏡」が託されたミッション
さて、より撮影能力が高くなった「James Webb宇宙望遠鏡」は、具体的に何を期待されているのか。
「James Webb宇宙望遠鏡」がもつミッションについては、NASAの天体宇宙学者であるジョン・C・マザーがTEDで語っていた。
「James Webb宇宙望遠鏡」が託されたミッションとしては、主に2つだ。
1つ目のミッションは「より深い宇宙の画像を撮影し、銀河形成の起源を探る」ことだ。
私たちの生きる銀河系はどのように形成されたのか?
銀河はどのような分布になっているのか?
宇宙の端っこにあると考えられている、「銀河の赤ちゃん」を撮影し、銀河形成の起源に迫ろうとしている。
2つ目のミッションは「生命が存在する可能性のある惑星は存在するか?」だ。
撮影能力の向上に伴い、「James Webb宇宙望遠鏡」は星の近くを周回する惑星の観測が可能となる。
惑星の観測によって、生命にとって重要な要素となる「液体」の存在する惑星を見つけられる可能性がある。
宇宙研究の魅力的なテーマである、「生命」の可能性について、「James Webb宇宙望遠鏡」の大切な役割をになっている。
「James Webb宇宙望遠鏡」の活動はまだまだ始まったばかりだ。
これから、数え切れないほどの宇宙の画像が集まり、更なる発見につながることを期待したい。
非常にワクワクするニュースだった。
<参考>