【プレミア 第28節】アストン・ヴィラ×トッテナム
イングランド プレミアリーグ 第28節
アストン・ヴィラ × トッテナムの試合を視聴した。
現在、CL圏争いに位置する4位 トッテナムと5位 アストン・ヴィラの試合だ。マンチェスター・シティ×リヴァプール戦に並ぶ、今節屈指の注目カードとなっている。
1. スタメン
アストン・ヴィラはいつものフォーメーションから変更して臨んだ。
普段は4-4-2または4-2-3-1のフォーメーションが多いが、この試合では5バックの5-3-2を採用している。
最近のアストン・ヴィラでこの形はあまり見かけないので、スタメンの名前を見ただけでは想像つかなかった。
一方で、トッテナムはいつも通りの布陣で試合に臨んだ。
前節からはスタメンを3人入れ替えている。
・ヴェルナー → ジョンソン
・エメルソン → ペドロ・ポロ
・ベンタンクール → サール
今節先発したペドロ・ポロは怪我からの復帰となった。
また、前節移籍後初ゴールを決めたヴェルナーはベンチスタートとなっている。
2. 試合経過
試合は、いつも通りサイドを起点として攻めるトッテナムに対し、守備的に入ったアストン・ヴィラがトッテナムの攻撃を受け止め、カウンターを狙う展開となる。
トッテナムは前半の最初こそ猛攻撃を仕掛け、アストン・ヴィラの守備陣を脅かすが、前半20分ごろからアストン・ヴィラがセットプレーを中心に押し込む展開となった。
前半は両チーム共に決定的な場面がない状態で、後半へ折り返す。
(両チームやりたいことはできてたけど、お互いにゴールは遠かった印象)
0-0のまま折り返した後半、トッテナムが一瞬の隙をついて先制に成功する。
後半4分、トッテナムDFのファンデフェンが負傷交代した直後に、速い攻撃からマディソンがクロスに飛び込んでゴールネットを揺らす。
ここまで、アストン・ヴィラはトッテナムに決定的な場面を作らせていなかったため、痛恨の失点となった。
後半の立ち上がりで、トッテナムがリードするとその勢いはさらに増していった。後半7分、アストン・ヴィラのビルドアップミスからショートカウンターでジョンソンが2点目を挙げた。
そして、後半20分にはアストン・ヴィラのMFマックギンがウドジェに危険なタックルをしたため、レッドカードの一発退場となる。
2点リードされた上に、10人での戦いを余儀なくされたアストン・ヴィラは、この後攻撃を繰り出す場面がなくなり、エースのワトキンスも全く目立たなくなってしまった。
後半のロスタイムにトッテナムの孫興民、ヴェルナーがゴールを挙げ、4-0でトッテナムが大きな勝利を勝利を掴んでいる。
3. 気になった選手
DF キャッシュ (アストン・ヴィラ 2番)
トッテナムサポーターから常にブーイングを受けていた選手。
理由がわからなかったけど、以前ハードタックルでトッテナムの選手を怪我させてしまったんだね。サポーター心理としては、ブーイングしたくなる気持ちはわかるなぁ〜
そのブーイングにも負けず、積極的に駆け上がりを続けて、良い場面も作っていた。
良い意味でも悪い意味でも注意をひいた選手だね。
DF ウドジェ (トッテナム 38番)
積極的な攻め上がりを90分みせていた。
何度もインナーラップみせていて、駆け上がりで混乱を作っていたね。
キャッシュとのサイドの主導権争いは見ていて面白かったな〜
まだ21歳なので、どんどん面白くなりそうな選手だと思った。
4. 試合総括
トッテナムをリスペクトして試合に入ったアストン・ヴィラ。
結果論でいえば、その戦術が上手くハマらなかった印象の試合だね。
前半はアストン・ヴィラがトッテナムの攻撃を受け止め、前線のワトキンスとベイリーを走らせることで、何度かチャンスを作れていた。
ここで、1点取れると試合の印象はガラリと変わる予感がしたけど、トッテナムのDFは固かったね。
後半になると、ずっとトッテナムの時間が続いていた印象だった。
退場者が出たことも大きくて、アストン・ヴィラは失点を重ねてしまったけど、退場者が出なくても「厳しいな〜」と思う。
この印象は試合のスタッツを見ても分かるよね。
アストン・ヴィラは枠内シュートが1本しか打てなかった。守備的に入った分、攻撃の厚みがなかなか出なかったね。
アストン・ヴィラがいつも通り入ったらどうなったのかな?〜と思わされた試合です。
決め切るトッテナムの選手は流石だった。
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