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こんな時間に夜食かよ。

2018年製作、120分、邦画、配給:松竹、前田哲監督「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」。

赤ちゃんが大人になったらこんな感じ?本能のままに生きる。できることは少ないから、手伝ってよ〜!24時間365日。身体は動かないけど、頭と口はフル稼働。ワガママ言いたい放題。正直、はぁ?って思う。でも、人間らしいっちゃらしい。

いつの間に、人の顔色を伺って発言するようになったんだろう。いつから、人の反応に合わせて行動するようになったんだろう。なんで、自分の正直な気持ちを胸の内にとどめるんだろう。どうしたら、彼みたいに…と、羨ましく思っちゃう。

「人様に迷惑をかけちゃいけません」「わがままはいけません」それがなんだ!と、真っ向から対峙する感じ。いいなぁ。「人の役に立てる立派な人間になりなさい」彼は、なってると思う。なぜなら「生きるとは何か」を気付かせてくれるから。

わがままも過ぎると、立派な気がする。彼は身体の筋肉が徐々に衰える難病・筋ジストロフィー。私は心の声をそのまま口にすることを気遣いすぎて神経をすり減らして燃費悪い悪循環の病・心ジストロフィー。

もっと自分の気持ち、やりたいことを声に出して生きることに執着しても、罪はない。お互いにね。それこそが本来のおもいやりだったりしたりして。

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