マラソン失意の敗北、そして再起へ
人生初のフルマラソン大会となった京都マラソン、ランナーの壁と言われる30km以降でまんまと大失速し目標のサブ5(5時間切り)達成ならず、雪辱を果たすと誓った来シーズンの大会に向けて私は春先から活動を再開していた。
失速の対策を練る京都マラソンの35km地点でも体験した心が折れるほどの強烈な膝痛については、どうやら初心者ランナーにありがちなトラブルらしい。繰り返される着地衝撃や膝の曲げ伸ばしに耐えられる身体作りを怠っていたせいで避けられぬ末路であった。思えばあの頃は走る喜びに