自作PCの話①(エアフロー編)
こんにちはでょです。
AIイラストを通して、自作PCを組んだり、グラボを載せ替えたりする方を多く見かけます。そんな方の参考に少しでもなればいいなと思います。
今回は「自作PCの話①」としてエアフローの話をしたいと思います。
※内容は初心者向けになります。また、エアフローの理論には諸説あるので、私が普段意識しているところに絞って紹介しますので、誤った情報や異なる思想をお持ちの方がいらっしゃると思いますが、お手柔らかにお願いします。
はじめに
エアフローとは
PCケース内の空気の流れをエアフローといいます。
エアフローはCPUやGPUの温度に直結しますので、ケース内のエアフローを考え、各パーツがより冷えるようにファンを配置し、ファンコンを設定することが大切になります。
メリット
エアフローを意識するメリットは以下になります。
CPUやGPU、マザーボードの冷却が効率化され、寿命が延びる。
CPUの性能が上がる(サーマルスロットリングを起こしにくい)
PC内にホコリが溜まりにくい
ドヤれる(ここ重要)
👦PCオタク君「このPCはエアフローを重視して…ドヤ」
パーツ選び
エアフローを意識したパーツ選びが大切になる。
・ケース
一番重要!! 見た目も大事だがエアフローもケースが大切。取り付け可能なケースファン、CPUクーラー、GPUはケースに依存する。冷却を重視するか静音性を重視するかでも選択するケースは変わるので、自分の求める性能を満たすケースを買おう。吸気部にフィルター付きのものがお勧め。
・CPUクーラー
空冷か水冷かによりどのようなエアフローにするかが変わる。ミドルハイ(core i7)以上のCPUを使う場合は基本水冷(簡易水冷)を選択しとけば問題なし。逆に空冷の場合はエアフローに配慮しないと爆熱PCになってしまうので注意。
・GPU
大きく分けると外排気、内排気の二種類ある。基本的には内排気(ケース内排気)なので、どうやってGPUの熱をケース外に逃がすかを考えることが大事。
また、最近の三連ファンのGPUだとバックプレートに穴が開いていてCPUクーラーの前に排気するモデルもあるため注意。
・ケースファン
ケースに増設可能な場合、増設した方が冷却性のは上がる。
ケースにより装着可能なファンサイズが異なる。マザーボードのファン端子の個数にも注意
ケース内の圧力
吸気量と排気量のバランスによって、ケース内とケース外に気圧差が生じる。ケース内気圧の方が高い場合を”正圧”。ケース内気圧の方が低いことを”負圧”という。
正圧
メリット:ホコリが溜まりにくい
デメリット:冷却効率は劣る
負圧
メリット:冷却効率がたかい
デメリット:ホコリを吸い込みやすい
空気の流れを考える
選択したパーツから、エアフローの根幹である空気の流れをどう作るかを考える。
・天面にファンが付けれない場合
>基本的には前吸気、後排気。
CPUファンが空冷の場合は流れに合うようにメモリ側から吸気し、バックプレート側に排気するように取り付ける。
・天面にファンが付く場合
>前吸気、天面排気、後排気 or 前吸気、天面排気、後吸気
基本的に天面を排気にすることでPC上部にホコリが溜まりにくくなるので、おすすめ。
前者の場合、負圧になりやすく、冷却性能は高いがホコリが溜まりやすいので注意。
後者の場合も背面ファンにはフィルターがついていない場合が多く、正圧にしてもファンからホコリを吸い込むことあるため、フィルターを付けることを推奨する。
また、選択したCPUクーラーが簡易水冷の場合。ラジエーター越しの風量はファンのみの風量より弱いため、考慮したエアフローを考える必要がある。
また、ラジエーターを天面、前面のどちらに付けるかもエアフローに直結するので、考えて取り付けよう。(前面と天面で取り付けられるラジエーターのサイズが違うことが多いので、パーツ選びの時は気を付けよう。)
まとめ
今回はエアフロー編ということで、尖りすぎて付いてきている人がいるのか怪しいですが、最後まで読んでくれたあなたは自作PCレベルが上がったことでしょう。
空気の流れを意識して、各パーツが発した熱をどうケース外に逃がすかを考えるだけで、CPUやGPUの温度が下がり、ハードの寿命にもいいのでぜひ実践してみてください。
それに加えて、エアフローを意識したPCっていうだけでドヤれるし、分かってそうでかっこいいですよね(小並感)
以上の自作PCの話(エアフロー編)でした。書き殴りで申し訳ないですが、また暇なときがあったら、続編を書きたいと思います。
ではまたどこかでノシ