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安寧日記|2/5〜2/8
2/5(Wed.)
カフェに行ける。本にも没頭できる。
なのに気分が晴れないのはどういうことだろう。
何もかも億劫で…という状態には慣れている。
それとは違って、快適!と感じる瞬間が確かにあるのに、疲れたなぁ。が頭に纏わりついて鬱陶しい。
自分の状態や要望をうまく言語化できずに、周りに心配をかけてしまっていることも心苦しい。
どうしたら楽な状態になれるのかが自分でもわからない。
死んだ表情筋を復活させたい。
2/6(Thu.)
チョコレートは合法的な活力底上げアイテムだ。
あまーいのもビターもホワイトも満遍なく好き。
オンラインで注文したチョコレートの発送通知メールが来た。野菜室を空けて待ってるよー!
2/7(Fri.)
ありがたいことに夜ごはんづくりを免除されているので、その分の余力で散歩している。
カフェで読書もする。
「ドリアン・グレイの肖像」は非現実的な世界に入り込めて、言葉のひとつひとつに重みを感じる。
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キャロットケーキもしっとりして美味♡
2/8(Sat.)
北欧映画を観たばかりなので、気分を変えてフランス映画を観ることにした。
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2時間半という結構なボリューム。語りが多い点は好みが分かれると思う。革命後の上流社会の様子が飲み込みやすくなり、私にはその親切さがありがたかった。
大成功から転落する主人公の姿に、人間のどうしようもなさが凝縮されている。いっとき栄光を掴んだと思っても、手からすり抜けて幻のように消えてしまう、まさに「幻滅」だ。
この時代、小説や詩はかなり虐げられていたようで、“なんの役にも立たない”文学が広く受け入れられている時代に生まれて良かったと思えた。