なぜ4バックと5バックが生まれるのか –それはシステムではなくピッチ上のスペースの埋め方に理由があった–
Hola Chavales!!!!
今日はスペインサッカー研究所の過去記事のハナシをします。
この記事は2021年5月29日に投稿された記事です。
今から約一年前の話になりますがまだスペインサッカー研究所に入会してない方の参考になれば嬉しいです。
では早速ですが今回もサッカーのハナシをしていきます。
今までディフェンスのハナシをする際に【数的不利→数的同数】というハナシをしていました。
今回はさらに【数的同数→数的優位】というハナシをしていきます。
ではまずは【数的不利→数的同数】のハナシから振り返っていきます。
【数的不利】
【数的同数】
ここまでは今までも話してきた内容です。
今回はここから【数的優位】を作るということについて見ていきます。
【数的優位】
数的優位を作るということについては難しく考える必要はなくて。
単純にボールサイドに相手より人数を多くかけるということです。
では数的優位を作る上で理解しておかないといけないことがいくつかあります。
⑴ フィジカル的な負荷が上がる
ボールサイドに人数をかけようとするほど一人ひとりのスライドの距離は5m〜10mくらい長くなります。
⑵ 逆サイドにより大きなスペースが生まれる
もちろんボールサイドに人数をかければかけるほど逆サイドにスペースは生まれます。
フィジカルの強度が上がるという観点と一緒に見ていくと。
逆サイドに変えられた場合のスライドの距離もまた長くなります。
スペインサッカー研究所では守備におけるフィジカル的な要素を【脚を持っているかどうか】という言葉で定義しています。
数的優位を作るということは、
フィジカル的な強度が格段と上がるという前提は理解しておいてください。
ここを踏まえて5バックのメリットを見ていくと非常に分かりやすくて。
“5バックのメリット=サイドで数的優位を作ることができる“
5バックにすることにより、
逆サイドのスペースを埋めながらボールサイドで数的優位を作ることができます。
“5バックのメリット=サイドで数的優位を作ることができる“
というだけではなく、
ここまでの背景もセットに頭に入れておくと“5人目のディフェンダーの正体“が分かります。
【5バック】という風に最初から5枚のディフェンダーを並べていなくても、
実際の試合では【 5バック】になるシーンというのはあります。
それが“5人目のディフェンダーの正体“です。
⓵5人目のディフェンダーの正体:ウィング
⓶5人目のディフェンダーの正体:アンカー
⓷5人目のディフェンダーの正体:ボランチ
ボールサイドに数的優位を作るために“5人目のディフェンダー“を使っている場合は多々あります。
もし“5人目のディフェンダー“の力を借りずに守りことができるのであれば。
より攻撃的な守備はボールサイドででき、
そしてそれはカウンターアタックの準備にもなります。
僕たちが知らぬ間に使っていた“5人目のディフェンダー“とは。
それはなぜ 5バックで守るのかという鍵になる。
一つの参考までに。
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ではまたー。