育成年代でリスクを回避したロングボールがどのように選手の学びを狭めているのかを実際の現象から考える -この度、新しくジュニアユースの選手の個人分析がスタートします-
Hola Chavales!!!!
この度、新しくジュニアユースの選手の個人分析がスタートします。
実は小学生・高校生の個人分析は既に数人サポートさせて頂いていますが、実はジュニアユースの個人分析はまだやったことがなくて楽しみにしてます。
(一回目のフィードバックは明日なんですけど)
でね、今回は【育成年代でリスクを回避したロングボールがどのように選手の学びを狭めているのかを実際の現象から考える】というテーマで話していこうと思います。
先日はどちらかというと【評価軸】でリスクを回避するリスクのハナシをしたんです。
要するに、【チームに対する評価】と【自分自身の評価】は全く別にして考えようねというハナシ。
今回はもう少し具体的な現象のハナシをします。
ただいきなり本題に入って現象のハナシをしたところで、
難しい方もいると思うのでいくつか前提を整理していきます。
リスクを回避することにより、何をしなくて済むのか。
ここをちゃんと理解して置いた方がいいという事でこの画像を見てください👇
この後の本題の内容で重要になるのですが、
僕は【前進・加速・フィニッシュ】の3つの局面に分けて考えています。
でね、基本的にリスクを回避してロングボールを蹴るという決断をした場合にはどうなるのかというと👇
サイドバックにある3つのスペースは本題に必要なので今ここでは一度無視してください。
リスクを回避してロングボールを蹴るということは【前進】に触れないということになります。
でね、僕はリスクを回避してロングボールを蹴ることそのもの自体が悪だとは思っていません。
むしろ試合の状況に応じて正しく使うべきだと思っています。
ただ、
延々とリスクを回避し続けるとピッチ上の選手は【前進】の局面に触れることができず、それと同時に学ぶことができないんです。
で、ポジショナルプレーというのは先月配布した資料にもある通り、ボールが前進していくためのルートを作ることが目的です。
そのためには一人一人のポジショニングが重要になるわけですが、
それもロングボールを使い前進を放棄するとスタート位置が異なるので学ぶことが極端に減ります。
ここを大前提として理解しておいた方がいいなと思っています。
ではここからは具体的な現象について触れていきます。
続きはスペインサッカー研究所で!