軍事クーデターがミャンマー人から奪ったのは民主主義だけではありません、「ささやかな幸せ」も‥‥
ミャンマーの通貨チャットの下落が止まりません。
昨年の2月1日に軍事クーデターが起きる前は1ドル1300チャットでした。異文化交流プロジェクト「英語をしゃべってミャンマー人を救え!」の募集をスタートさせた11日前(8月28日)は1ドル3300チャット。そしていまや1ドル3600チャットです。
ドルに対するチャットの価値は3分の1近くまで急落した計算。その深刻度は円安の比ではありません。
急激なチャット安を背景に、ミャンマーでは物価が急騰。庶民から、民主主義だけではなく、「ささやかな幸せ」さえも奪いつつあります。
きのう、「英語をしゃべってミャンマー人を救え!」のミャンマー側のリーダー(軍事クーデターで仕事がなくなった)から、ヤンゴンの現状についてこんなメッセージが届きました。スーパーの棚の写真付きで。
「韓国のインスタントラーメンの値段はいまや6000チャットもします。軍事クーデターの前は2500チャットだったのに。2.4倍。しかも1人5個までしか買えません。
チーズ味のポテトチップスの値段は9000チャット。軍事クーデターの前は3500チャットだったから2.6倍。どっちもすごく好きで、私は普通に食べていました。だけど、いまや手を伸ばすことすらできなくなりました」
たかが韓国ラーメン、たかがポテトチップス。ではありません。
どうか想像してください。先行きが見えない人生を送る羽目になったミャンマーの若者の心の内を。本当に手を伸ばせなくなったのは、実は韓国ラーメンやポテトチップスではなく、「将来の夢」なのです。
ganasサポーターズクラブの有志は、ミャンマーの若者たちに「仕事の機会を与えること」で力になりたいと考えています。それをカタチにしたのが「英語をしゃべってミャンマー人を救え!」。
参加お申し込みは9月9日まで。枠はまだ残っています。日本からみんなで一緒に、しかも楽しみながら(英語を使ったコミュニケーションの練習になります!)、ミャンマーの若者たちを支援しませんか?
★プログラムの詳細はこちら。
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【〆切9/9】異文化交流プロジェクト「英語をしゃべってミャンマー人を救え!」(3期)参加者募集!https://www.ganas.or.jp/news/20220828myanmar/