森本勇矢

京都の家紋研究家。家紋伝道師。著書『日本の家紋大事典(日本実業出版社)』『家紋無双(知楽社)』。一般社団法人京都家紋協会代表。京都家紋研究会会長。日本家紋研究会理事。家紋フェス実行委員会代表。染色補正師。家紋は割梅鉢。

森本勇矢

京都の家紋研究家。家紋伝道師。著書『日本の家紋大事典(日本実業出版社)』『家紋無双(知楽社)』。一般社団法人京都家紋協会代表。京都家紋研究会会長。日本家紋研究会理事。家紋フェス実行委員会代表。染色補正師。家紋は割梅鉢。

マガジン

  • 拾遺家紋怪異譚「紋霊記」

    家紋には人の心が宿るという。 紋師と呼ばれる男と謎の少女と謎の猫がとりまく家紋と怪異の物語。 「紋霊記(もんりょうき)」 家紋をテーマとした小説。オムニバスでおくる家紋のお話。

  • 著名人家紋シリーズ

    著名人の家紋を紹介するマガジン。 家紋一覧型とビックリマンシール風の二種を掲載。 ※掲載して欲しい著名人がありましたがリクエストお願いします ※仕様変更の可能性アリ

  • 重箱の隅を突くような紋の話をするのは俺だけかもしれない

    家紋や紋の話で細かすぎる話があります。講座とかで話しても分かんないだろうなぁとか、そもそも興味持てないだろうなぁ、というような話をちょこちょこやっていきたいと思ってます。

  • 牛をめぐる冒険

    テスト的に投稿する自伝的小説です。かなーり不定期な小説です。

  • 京都府神紋(神社の紋)

最近の記事

【YouTube】6万回再生した分析

またまたかなり投稿に間が空いてしまいました。 2/12(土)に「着物お手入れチャンネル」に公開した動画が現在6万再生を突破しました。 これは軽くバズったと言っても良いのでは?と勝手に思ってます。 非常に嬉しいことで、その影響は良い方向に行っているとは思います。 しかし、逆にやはりYouTubeは難しいなと思います。 その次に出す動画も伸びていくって考えるのは早計で、かなり下るだろうとは危惧していました。 やはり想像通りです。 さて、自己分析で何故伸びたのかを思いつくままに

    • 【YouTube】日本画のような着物〜カビを隠した加工を直した結果〜

      またかなり投稿に間が空いてしまいました。 アレを書こう、コレを書こうと考え始めると、逆になかなか書けなくなってしまうようです、、、。 良く無いですね。 さて、今回は最近公開した動画の解説?というか、まぁ話題にしてみようかなと思いました。 下記のもので、良かったら観て下さい。 以前にも少し触れたのですが、撮影にはカメラ4台使ってます。 解説系の動画なので、なるべく、「あー」「えー」「あのー」みたいなはカットしてます。 これはYouTube動画の編集ではごくごく当たり前のこと

      • 【映画】イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-【Netflix】

        身の丈以上の草が多い茂る場所で少年が「出られない、迷子になった」と助けの声がする。 そこに主人公達は助けに入るが、出られなくなってしまう。 そんな話。 草の中だけでどんな話が展開されていくんだろう? と、何となく観始めた映画です。 観始めてびっくりしたのが、スティーブン・キングが原作なんですね。 いやはや、ホント、彼は化物ですね。凄すぎる。 本作の監督はヴィンチェンゾ・ナタリ。謂わずと知れた名作『Cube』を撮った方です。 彼の撮った作品は『カンパニーマン』と『NOTHI

        • 【映画】ザ・ターニング

          ちょっと気になってた映画を相も変わらずNetflixで観てみました。 ざっと、観た印象、感想ですが、ホラーとしては王道な印象です。 「怖がらせる」ポイントもしっかり抑えています。 で、あるが為なのか、まぁホラー好きとしては「次、来るな」というタイミングが非常に分かりやすかったです。 ラストが・・・ ちょっとどう解釈すれば良いのか、判断が難しいところです。 エンディングロールも含めてのラストっぽいのですが、正直困りました。 色々想像は出来ますし、嫌いなラストでは無いです。 と、

        マガジン

        • 拾遺家紋怪異譚「紋霊記」
          6本
        • 著名人家紋シリーズ
          11本
        • 重箱の隅を突くような紋の話をするのは俺だけかもしれない
          3本
        • 牛をめぐる冒険
          2本
        • 京都府神紋(神社の紋)
          2本

        記事

          【家紋】製作依頼が増えてきた?

          さて、本日は家紋製作依頼の家紋を納品致しました。 どんな紋をどんな経緯で製作させて頂いたかは今回は許可を頂いていませんので、紹介は差し控えます。 依頼者のプライベートな事でもあるので、勝手にはなかなか出来ないですね。 機会があればnoteやYouTubeで紹介したいとは思いますけれど。 元々、そんなに家紋製作の依頼が多いわけではありませんが、コロナ渦になってから依頼が以前より増えているような気はします。 やはり「おうち時間」が増えて、家族話す機会や、そもそも家族や一族(親族

          【家紋】製作依頼が増えてきた?

          【YouTube】音って難しい〜テロップの話も〜

          私がやっているチャンネルは「着物お手入れチャンネル」「家紋ちゃんねる」の二つがメインです(家紋ちゃんねるは今ちょっと更新出来てないですが、、、)。 この二つのチャンネルは基本的に「解説」がメインです。 カジサックの言う「教育系チャンネル」になるのでしょうか。 ですので、フルテロップであることは重要だと思います。 特に固有名詞や専門用語が多くありますし、着物にしても家紋にしても特殊な漢字や読みなども非常に多いですから、テロップは非常に重要です。 私の場合は主にVrewで自動テ

          【YouTube】音って難しい〜テロップの話も〜

          Premiere Proで書き出すとチラつく

          動画編集ではAdobeのPremiere Proを使用しています。 編集が終わった後は「書き出し」という作業を行い、この作業を終えることで、動画は完成します。 この作業でYouTubeに公開するための動画が完成します。 私の場合は基本的にフルHDで書き出してます。 完成した動画をチェックしていると、時折、一定の箇所がチラつくことがあります。 理由が最初は全く分からなかったのですが、結局、チラつくシーンを別の物に差し替えたりしてました。 何度もあったので、徐々に「特定の処理」

          Premiere Proで書き出すとチラつく

          【映画】ミッドサマー【Netflix】

          Netflixは結構観てます。 作品によっては「ガッツリ観る!」というより、ただただ、流してるだけ、作業しながら、何となく観てる、というような事もあります。 主にnoteで書かせて頂く作品はそれなりしっかりと観た作品について書いていきます。 自分なりの評価も★の五段階でやっていこうかな、と思ってます。 どのような作品というのも好みがあるので、正直、評価は当てにならないと私は思っていますが、まぁ一応やっておこうかなと思います。 ミッドサマー評価:★★★★★ 色々と話題になっ

          【映画】ミッドサマー【Netflix】

          【TV出演】京都知新 / その他雑多

          noteの投稿はかなり久しぶりとなります。 今回はTV出演のご報告です。 MBS(毎日放送)の『京都知新』という番組に出演します。 放送日は11/14(日)です。是非ご覧下さい。 https://www.kyoto-chishin.com/ 二回の撮影で、日蓮宗の妙顕寺さん、今宮神社さんなどでロケもしてきました。 放送後は再放送やサイトでのアーカイブもあるそうです。 さて、ずいぶんと投稿が出来ていませんでした。 前回の投稿は『紋霊記』でした。続きはある程度書き進んでいるの

          【TV出演】京都知新 / その他雑多

          『紋霊記』その伍「家紋と京都と阿吽」no.05

          キミが始まりなのだとしたら、僕は終わりなのかもしれない。 永遠なんて存在しないからね。 「本当に私にも視えるようになるんでしょうか。。。」 京都市内のとある路地奥にある京町屋をリノベーション(そんな気取った言葉ではなく、最近の言葉で言えばDIYした程度)した事務所「家紋相談事務所」。 二階建ての古い民家。取って付けたような雰囲気でしかないその一階が事務所である。 築80年と、そこそこ古い町屋であらゆる場所が痛んでおり、直せるところはなるべく直した、その程度のDIYである。悩

          『紋霊記』その伍「家紋と京都と阿吽」no.05

          『紋霊記』序章「私はナニモノなのだろう」

          私が私として私を認識したのはいつのことだったのだろう。 無限にも思えるほどの過去にも思えるし、つい先ほどだったような気もする。はたまた未来の出来事を見ているだけなのかもしれない。胡蝶の夢だったか。蝶が見ている夢かもしれない。何処かで誰かが私を作り出しているだけなのかもしれない。ではそれを作り出している存在の意識とはなんだろうか。連鎖。結び。繋がり。元はなんだろうか。元の中には何があるのだろうか。 そもそも私という存在は何なのだろう。どんな存在なのだろう。この世界にとって私は何

          『紋霊記』序章「私はナニモノなのだろう」

          『紋霊記』その肆「宿る心」no.04

          曰わく。 日本には八百万の神々がいるという。 八とは八方向の方角を示し、万とは全てを示す言葉でもある。つまり全ての方向、あらゆるもの全てに神々が宿っているのだと日本では考えられてきた。 神々にはそれぞれの特性がある。例えば川、山、風、火、地などなど様々な自然現象は人が抗えぬモノであり、説明出来ないものであった。人々はその説明、辻褄を合わせるために神を作り上げた。擬人化した。 例えば付喪神(九十九神)という考え方があるが、これは古びた道具にも魂が宿るというもの。 『百鬼夜行絵巻

          『紋霊記』その肆「宿る心」no.04

          佐竹義宣

          佐竹氏の家紋は「月丸扇」、「扇に月」ともいう。 一般的には「日の丸扇」の名で知られ、実際に紋帖にもそのように紋名が掲載されている。 しかし佐竹氏の扇紋に入れられた円形は月を表現したものである。 下記の画像の内、ビックリマンシール風のものは「銀」で月を表現してみた。 この他、佐竹氏は桐紋や源氏香の「花散里」を使用(所持)している。

          柳田国男

          大文字を五つ配置して桔梗形にしているこの紋。 今回改めてこの紋を描くためにとある紋帖で探したのだが、掲載されていない。 おや?と他の紋帖も片っ端に見ていったが無い。 見落としがあるかもしれないが、ざっと調べたところ、この紋が掲載されているのは『平安紋艦』だけのようだ。 江戸時代に生まれた紋帖は現代にまで続いているが、実は最も新しい「紋帖」というのがこの『平安紋艦』である。 1936年(昭和十一年)に刊行されたものであるから、この紋が他の紋帖にこの紋帖に合わせて制作された可能性

          夢野久作

          家紋は乱れ桐。 替紋(副紋、裏紋、控え紋)は日足紋(十二日足)。 ビックリマン風の色合いは本の書影と文豪ストレイドックスの夢野久作キャラを参考に毒々しくしてみた。

          宮沢賢治

          目結紋といえば近江佐々木氏族の代表紋。 宮沢賢治は古着商の家に生まれているが、近江商人に関係が?(あれば面白いな) 目結は鹿の子絞りと呼ばれたりする地文様から抜き出したもの。 紋名は「割隅立て四つ目」としているが、これと同じ紋は紋帳では「十一割隅立て四つ目」の紋名で記載される。 何割で構成しているかだけで紋名が違っているわけだが、実際はこれらは単なる誤差にすぎない。 四つ目は四つ目だ。 ただ、紋帳でそう記載されているから、というだけで、紋帳はあくまでも現代において判断基準にな