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随分と日が長くなった。気づけば夏至まであとひと月ちょっと。あっという間に月日が経ってゆく感覚は歳と共に加速する。 市内にある「花の丘」ではよく花の写真を撮り、noteにもかなりの枚数を投稿してきたが、ほとんど朝方に撮ったものばかりで、そう言えば夕方来たことは今まで一度もなかったなとふと気づいた。 夕暮れに撮るのは時間との競争になるのであまり落ち着いて撮ることができないが、暗闇が刻一刻と忍び寄ってくる中で見せる花の妖艶な雰囲気というものも、朝の清々しさとはまた違った魅力があ
北九州市の中央公園「花の丘」へ通じる小道や階段には、先日の台風の爪痕生々しく木の葉や枝が散乱し、花壇の脇には痛んだ大量の草花が刈り取られ山積みとなっていた。「花の丘」は小高い丘の頂にあり、周囲は樹木に囲まれてはいるものの、激しい暴風雨だったことをそれらは物語っている。 ところが花壇は決して全滅したわけではなく、たくさんの花がしっかりと咲き、そこにいつもより多い蝶や蜂たちが蜜を求めて元気に飛び回っていた。あの嵐の中、虫たちは暴風雨に飛ばされずに、どこでどうやって耐え忍んでい