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「正しいことをしたければ、偉くなれ」を考えてみる

 大ヒットしている『室井慎次』の二部作、後編も先行上映で見てきました。感想を詳述することはネタバレ等しかねないため避けますが、見終わった後すごいエモい気持ちになりました。
 今回の映画の中にも出てくるセリフですが、「正しいことをしたければ、偉くなれ」を考えてみたいと思います。

 この言葉を噛み砕いて考えてみましょう。
 正しいことをするとはどういうことでしょうか。自分の信念であったり、社会的な歪みの是正であったり、倫理道徳のレベルでもそうでしょうし、自分の中での正しさと広い意味で私は捉えています。
 偉くなるというのは、ポストという意味でもあるでしょうし、自分のアクションの影響力ということでしょう。
 組織においては、今は色々な組織の形態がありますが、縦型の組織の場合は上にいけばいくほど、動かせる人間の数も増えていき、持つ決裁権も広がっていきます。
 非常に官僚組織的な考え方ではあるものの、自分の実現したい施策を行うにはその施策を行う権限・動かせる人がいるポジションにつかなければならないのです。

 ただ組織行動の変容をさせるには上だけのアプローチではできません。下からの突き上げ、一人ひとりが動くからこそ組織全体への変容が起こっていくのです。だから上の人と下の人どちらもが通じ合っている必要があるのです。その意味で考えれば、室井慎次と青島俊作の二人で目指した組織は理想的な組織であったのです。


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木村大
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