柳瀬

英語(それなり、留学経験ちょっと)、ドイツ語(B1)の向上のために書籍レビューがメイン。

柳瀬

英語(それなり、留学経験ちょっと)、ドイツ語(B1)の向上のために書籍レビューがメイン。

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最近の記事

陰キャでもAIとならストレスなく英会話できる時代がやってきた。英語学習アプリ「Speak」の登場。

私の英語能力は、ここ数年に渡るNetflixでの厳しいトレーニング(またの名を娯楽)によってリスニング能力が改善した結果、 Reading > Listening > Writing >>>>>> Speaking という状態になっている。 使わなければ上達しない、は当然のことで、自分の惨憺たるSpeaking能力とそろそろ向き合わねばと思いつつも、いつまで経っても取り組む気力が湧かない。 なぜならSpeakingは4領域の中で一番嫌いだからだ。ReadingやList

    • 海外移住を前提とした投資戦略

      「自己防衛、投資、あと海外移住」というセリフで有名な某インタビューがあるが、実のところ日本での投資と海外移住を両立させるのは難しい。というのも、日本を1年以上離れていわゆる「非居住者」となった場合、日本国内で開設した証券口座からの取引は一切できなくなるからだ。 となると、インデックスファンドを毎月NISAで積立といった資産形成目的の堅実な投資を行っていた場合、海外移住が決まった途端、一度利益ないし損失を確定させた上で再スタートとなってしまう。 赤字の資産を塩漬けしたい、今

      • 「日本に住みながら海外企業にリモート勤務」の実現可能性

        ゆくゆくは海外で働きたいと思い日々語学の勉強も続けているが、コロナが収まる見込みがない以上、もうしばらくは日本に留まった方が良さそうである。 問題は、今の仕事を続けるべきか?という点にある。外国語に慣れるためには外国語にどっぷり浸かるのが最も良いが、週40時間は日本語で行われる会議に出て、日本語の文書を書いている。 仕事を始めたばかりの頃であれば、母国語で仕事を教えてもらえるという良さもあった。しかし、数年経って仕事に慣れてくると自分の目標に対するマイナスの方が大きいよう

        • コロナ禍でのGoethe Zertifikat B1受験と合格

          表題の通りGoethe Zertifikat B1を取得できた。 A2に合格したのは2019年夏なので、実に2年ぶりの受験ということになる。こんなに間が空いたのは、主にコロナのせいで ・物理的にヨーロッパにいけないので使う機会がまずない ・口頭試験を含む試験を受けるのが必然的に密室環境なので感染が気になる ということでモチベーションがガタ落ちしていたのが大きい。 効率よく取りくめば、仕事をしながらでもA2→B1は半年あれば取れると思う。 Goethe B1の試験はmo

        • 陰キャでもAIとならストレスなく英会話できる時代がやってきた。英語学習アプリ「Speak」の登場。

        • 海外移住を前提とした投資戦略

        • 「日本に住みながら海外企業にリモート勤務」の実現可能性

        • コロナ禍でのGoethe Zertifikat B1受験と合格

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          激動の1年を描いたTHIS IS USシーズン5が完結

          ジャック・ピアソンことマイロ・ヴィンティミリアの若かりし頃の主演作、「ヒーローズ」は基本1シーズン20話以上あるが、シーズン2は13話しかない。 imdbのドラマジャンルでも圧倒的な高評価を誇る「ブレイキング・バッド」も他のシーズンは13話~のところ、シーズン1だけは7話だけだ。 これはどちらも2007~08年に起きた米脚本家組合の大規模ストライキと重なったことによるものだが、あとから見る人間にとってはそんな大事件も遠く感じられ、失われた話数のことを残念に思わずにはいられ

          激動の1年を描いたTHIS IS USシーズン5が完結

          テクノロジー活用型 新・言語学習

          私がまだ学生だった頃、学校のカリキュラムは通常に授業に加えて、単語を紙に書いてくる、NHKのラジオ講座を家で聞くという今思えばあまりワクワクしない勉強方法だった。 大学生になってもそれはあまり変わらず、巷でおすすめされていたのはTEDの動画を見る、英字新聞やBBCなどのニュースサイトを読むというものだったし、社会人なら財力にモノを言わせてマンツーマンの英会話レッスンを受けるなどの選択肢があった。 これは良質な学習機会であることは間違いないのだが、如何せん『勉強』という印象

          テクノロジー活用型 新・言語学習

          サウスパーク『ワクチン・スペシャル』感想

          episode1:パンデミック・スペシャルの記事は以下から パンデミック・スペシャルから半年、サウスパークの次の放送予定が決まらないまま私達は激動の冬を過ごしていた。特にアメリカは大統領選に始まり国会議事堂襲撃事件と、コロナ以外にも政治的に混乱が続いていた。 家の中でニュースを眺めながら、サウスパーク世界のギャリソン大統領は何をやっているんだろうかと思わずにはいられなかった。 そして、そんな疑問に答えるかのように今回の主役がサウスパークに帰ってくる。 しかし、大統領選

          サウスパーク『ワクチン・スペシャル』感想

          タレブvsピンカー論争と新型コロナウイルス

          スティーブン・ピンカーとナシーム・ニコラス・タレブは昔からお互いの主張の食い違いが原因で仲が悪いらしい。自身のホームページで公開した論文形式のPDFであったり、Twitter上であったり、あるいは直接の対面であったり、場を変えてかれこれ10年はお互いのことを批判し続けている。 とはいえタレブの方がずっと攻撃的かつ直接的で、シリーズ最新作『身銭を切れ』でもピンカーのことを名指して批判していた。何回も槍玉に上げられるのですべては紹介しきれないが、「ナイーブな経験主義者(=確率を

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          ミュシャ「スラヴ叙事詩」のプラハでの展示場所が決定

          ヨーロッパに行けば有名な絵画が見放題と思いがちだが、お目当ての作品をすべて見られるかというとそういう訳ではない。ある時は建物や絵画が修復作業に入っていたり、別の展覧会に貸し出されていたりと、運も必要になってくる。 私にとってはミュシャの「スラヴ叙事詩」が遂に出会えなかった一つで、私が留学中にプラハの無数にある美術館を巡っていた時、スラヴ叙事詩は日中韓を回るアジアツアーの真っ只中だった。 "Mucha's 'Slav Epic' IV" by tantonr is lice

          ミュシャ「スラヴ叙事詩」のプラハでの展示場所が決定

          スロースタートだったTHIS IS US シーズン5

          前回のnoteは↓から コロナの影響で放送開始が遅れた THIS IS US シーズン5も、年末年始のブレークを挟んで順調に話数を重ねていっている。しかし、そのスタートは必ずしも幸先よくという訳ではなく、1話がimdbの評価だと過去最低の7.5になっていた。 (最低スコアが7点台というのもなかなか凄いことだが…) 何かが悪かった、つまならかった、というよりもただずっと陰鬱だったのだ。THIS IS USの世界でも、こちらの世界と同じようにパンデミックとBLM運動が起きて

          スロースタートだったTHIS IS US シーズン5

          挫折しない洋書の選び方

          洋書が読めるようになりたいという願望をある日持ち、本屋で適当な洋書を選んでみたものの序盤で諦め投げ出す、という経験をした日本人の数は少なくないのではないだろうか。 私自身、そうした願望を持ちながらも、選定に失敗し続けてかなりのお金を無駄にしたし、最初の1冊を読み切るのに結構な空白期間を挟んだりしている。 前回書いた洋書に関するnoteがそれなりの好評を頂いたので、続きとして初級~中級者がどういった洋書を選べばいいのか、どうすれば挫折しないのかという点については今回はまとめ

          挫折しない洋書の選び方

          『サウスパーク』シーズン24は1時間のコロナスペシャルからスタート

          長らく新シーズンの音沙汰がなかった『サウスパーク』に遂に動きがあった。9月30日(現地時間)に『パンデミック・スペシャル』と題された1時間スペシャルが放送されるとのこと。 予告を見る限り、ランディのTegridy Farmsはコロナの外出抑制を受けて大繁盛しているようで、前シーズンの大麻ネタは継続のようだ。 現実世界と時間軸や出来事がリンクしているシリーズ物が、このパンデミックをどう取り扱うかのかと気になっていたが、少なくともサウスパークは真っ向からネタにしてくれるらしい

          『サウスパーク』シーズン24は1時間のコロナスペシャルからスタート

          【書評】絶望を希望に変える経済学

           2015年、貧困撲滅を掲げたミレニアム開発目標(MDGs)は華々しい成果とともにその役目を終えた。しかし先進国では対照的に、国内の分断と格差拡大が叫ばれ、コロナによるパンデミック以前から閉塞感が漂っている。  世界は時間とともに良くなり続けている、という意見は最近いくつかの書籍で見かける。それは間違ってはいない。確かに貧困はここ数十年で激減したし、中世・産業革命期・大戦期に比べたら私達はずっと豊かで平和な暮らしを手に入れた。  だが、ごく短い10年や20年といった期間で

          【書評】絶望を希望に変える経済学

          『ペンギンの憂鬱』の続編が翻訳されない理由

          「現代ロシア文学で何か良いのない?」ともし聞かれたら、私がとりあえず勧めるのは『ペンギンの憂鬱』だ。話の流れを追うのも難しくなりがちなロシア文学の中で、この小説は例外的に読みやすい。そして、異質なキャラクターであるペンギンの動きがまた不気味な物語の中でユーモラスに輝く。 ストーリーは、ラストに向けて高まる緊張感とともにぶつ切りの終わりを迎えるため、長らく続編である『カタツムリの法則(仮)』の和訳が待望されていたが、一向に翻訳される気配がない。ネット上の記事をいくつか調べる限

          『ペンギンの憂鬱』の続編が翻訳されない理由

          『ザ・ソプラノズ』ラストシーンについて製作者がうっかりネタバレ

           数シーズンに渡って放送されたドラマの中でも、綺麗な終わり方を迎えたものがある一方で、トラブルや脚本の混乱で綺麗に終わらなかったものも数多くあるだろう。だが、終わらせなかったドラマはそれほど多くないだろう。 その数少ないショッキングな終わりを迎えてから13年経った『ザ・ソプラノズ』ついて、製作者のDavid Chaseがうっかりラストシーンの真相について語ってしまうハプニングがあったというニュースが各メディアで先日報じられた。 伝説のラストシーン  マフィアの抗争で多くの

          『ザ・ソプラノズ』ラストシーンについて製作者がうっかりネタバレ

          『THIS IS US』 シーズン4までの総評

          家にいる時間が平時の数倍になった今、必然的に映画・ドラマを見る時間も増える。先日『THIS IS US』のシーズン2がAmazonプライム入りしたのがきっかけで、外に出られず息苦しいGWはほぼこのドラマに費やされ、一気にシーズン4まで見てしまった。 ファミリードラマという一見地味なジャンルながら、シーズン6まで既に確定させた長期シリーズへと成長できたのはひとえに脚本の巧さにあるだろう。 第1話のような、良い意味で視聴者を騙す仕組みはシーズン4になっても健在で(英語の記事を

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