タレブvsピンカー論争と新型コロナウイルス
スティーブン・ピンカーとナシーム・ニコラス・タレブは昔からお互いの主張の食い違いが原因で仲が悪いらしい。自身のホームページで公開した論文形式のPDFであったり、Twitter上であったり、あるいは直接の対面であったり、場を変えてかれこれ10年はお互いのことを批判し続けている。
とはいえタレブの方がずっと攻撃的かつ直接的で、シリーズ最新作『身銭を切れ』でもピンカーのことを名指して批判していた。何回も槍玉に上げられるのですべては紹介しきれないが、「ナイーブな経験主義者(=確率を