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占い師によって言っていることが違うのはなぜ?

こんばんは、詳細を話す占い師コタです。

現在、ツイキャスで毎日Liveを行っております。

そのツイキャスで質問をいただいたので、こちらでも分かりやすくまとめておこうと思って投稿した次第です。


ご質問の内容は、「同じ悩みを占ってもらうのに、占い師によって内容が違う!」です。


どの程度異なるのかは投稿段階では不明ですが、いろいろなパターンを解説していきます。




1.大前提、本物と偽物が混ざっていたから

何度も言っていますが、偽物占い師は皆さんが思っている以上に多いです。

私が占い師になる前、ある一つの悩み相談を7人の占い師にしました。
片想いをしていた子と付き合えるかといった相談です。

タロット、オラクル、ルーン×4
命術×1
霊視×2

※命術とは、生年月日などで占うことです


どんだけ本気なんだよというツッコミは置いといて、まずは願望達成できるか否かのイエスノーの結果がどうだったのかというと……


タロット イエス2:ノー2
命術   ノー1
霊視   ノー2


7人中5人が揃ってノーと答え、残り2人がイエスでした。

ノーと答えた占い師は、その理由も全く同じで、意中の相手事情でほぼ不可能であるとのこと。

逆にイエスと答えた占い師は、私とその子の相性がいいよのゴリ押しで、「とにかくアタックしろ」以外のアドバイスがありませんでした。


占い師になってイエスと答えた占い師の様子を思い返すと、タロットを展開しながらも中身に意味はなく、占っているポーズにしか思えてなりません。

ノーと答えた占い師は、常に根拠を説明してくれていて、私に合う相手だったりアプローチ方法だったりのアドバイスを細かく教えてくれました。


当時、ノーと答えた占い師の前では落ち込み、イエスと答えた占い師には元気をもらえましたが、冷静になると「おかしくね?」と気づけるほどの大きな違いでした。

たまたま占い結果が間違えていたくらいであれば偽物とは言えませんが、あれだけタロットを展開していて、「いけるいける」「相性いいよ」以外にもタロットが示していたことはあっただろとツッコみたい。



このように、複数の占い師に占ってもらった中で、本物と偽物が混ざっていれば内容が異なるのは当然です。

本物と偽物の見分け方については、以下の記事をご参照ください。




2.占い師によって解釈が異なるから

占いとはインスピレーション(第六感)によるものが大きいので、微妙に解釈が異なるのは仕方ありません。

しかし冷静にまとめると、行き着く先は同じであるのが常です。

先ほど同じ内容だった5人の占い師は、方向性や未来の着地は全く同じでした。

しかし、全く同じ言い回しだったかというと、もちろん違います。


例えば、好きな相手が真面目な人だったとします。

この人を「真面目ですね」と解釈する占い師もいれば、「頭が硬いですね」と解釈する人もいる。

似た意味ではありますが、この時点で解釈が異なると、その先も微妙に変わっていきます。



「真面目な人なので、こちらも誠実に対応していけばうまくいきますよ」

「頑固なところがあるので、コツコツと根気よく接していく必要があります」



実際はこんなざっくりとして終わることはありませんが、内容が変わっているのはお分かりですよね?

でも相談者がすべき行動はほぼ同じです。


どちらが正しいとか間違っているとかではありません。

実際に会った時の人の印象だってそれぞれ異なるはずです。



最近の占い番組にある「どこまで言っていいですか?」は、4人の占い師が一人を占っています。

よく見ていると気づけますが、一人の占い師が言った性格に対して、別の占い師が言い換えている場面が多いです。

実は4人ともだいぶ方向性が異なっている(おそらくスタンスやテーマが違う)のですが、着地点は一致していますよね?

人間である以上、全く同じであることのほうが稀だと思ってください。




3.占い師によって方針が異なるから

占い師によってスタンスは異なります。

基本的には、相談者が望むこと以外は言わない人のほうが多いです。

例えば「好きな人と付き合うためにはどうすればいいか?」という相談なら、相手に沿ったアプローチ方法以外は言いません。

たとえ難しい未来であっても、できる限り確率が上がるための方法を模索するでしょう。

あまり余計なことは言いません。


しかし一方で、その相手が非常にヤバい相手だったら、違った占い結果を伝えることもあります。

DV気質だとか、ギャンブル癖があるだとか、相手のよくない部分を前面に押し出します。

「やめたほうがいいよ」と強調し、別の未来へと誘導しようとするのです。

これはその占い師のスタンスが、相談者を幸せに導くためだと定めているからでしょう。

実際、前者の占い師はそれが分かっていても、「付き合いたい」という相談内容とは関係がないのであえて言わないことがあります。



私はどちらかと言えば後者です。

というのも、たいていの相談者は「どうしてもその人と付き合いたい!」というより、「幸せな恋愛ができる彼氏彼女が欲しい!」という人が多いからです。

それに最初の私のように、どうやっても不可能な恋愛もそれなりにあります。

ほぼ不可能な相手に頑張るより、近道を示したほうが相談者のためだと私は思ってしまうのです。

とはいえ、人の幸せを勝手に決めるなという意見ももっとも。

単純に合う合わないの問題ですから、別の占い師に相談してください。

人と人とのやり取りである以上、相性問題は避けられません。




4.着地点へと至るルートは一つじゃないから

人生とは多岐に分かれているもので、決して一本道ではありません。

それは意中の相手の攻略法も同じで、様々な解釈やルートが存在します。


例えば私の場合、「好きです」と直接言われれば、おそらくたいていの人ならOKします(いきなりはさすがに引きますが)。

しかし一方で、私は第一印象で人を判断しがちなところもあるため、礼儀正しく嘘をつかないことが注意点として挙げられます。


このように私を攻略するのであれば、「積極的にアプローチしよう」は正しいですし、「誠実にちょっとずつ仲良くなっていこう」も正しいんです。

「嘘をつかれるのが嫌い」が正しければ、「冗談を言い合うのが好き」も正しいです。


これら全部が一度の占いで分かるとは限りませんし、これも解釈によって言い方も様々になってくるはず。

紐解けば皆めんどくさいと思うくらいに、人間というのは複雑なんですよ。



また、「彼氏彼女を作るためには?」というのも、ルートが一つとは限りません。

これも難しくて、私は特に、縁の強い相手や運命の相手となり得る人しか結果に出てきません。

とりあえず付き合える人は分からないので、かなり限定されます。

しかし、とりあえず付き合える人が結果に出る占い師もいるわけで、そうすると内容は大きく変わっていくでしょう。

これはどちらが優れているかという話ではなく、『占いにおける付き合う』という解釈が、私は縁の強い相手限定であり、他は不特定多数であるというだけ。




5.最後に

ご覧の通り、占い師も人間ですから、捉え方は千差万別。

同じ内容でも言い方が異なったり、方向性が大きく異なったりと一貫していることはそうそうありません。

なので異なる内容をもらったら、それだけ多くの情報を得たと前向きに捉えてください。

一方で、真反対のことを言われたら、どれかが偽物の可能性ありです。

ただ、必ずしも間違っているとは限らないので、その占い師の印象ややり方で判断してください。


たまに、自分の望む結果じゃなかったという理由で偽物扱いする人がいますけど、それはやめましょう。

占いはアドバイスが真髄であり、事実を伝えるのが役目です。

逆にそれができないのが偽物占い師。

アドバイスを聞き入れられないのであれば、占い向きではないので、別の方法で頑張ってください。


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