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2025/2/14発売 ガクテンソク奥田修二著「何者かになりたくて」の感想と販促

まず、はじめに…
私がnoteを書くようになったきっかけですけど、こちらでも書いてるように大きく2つあります。

1つは奥田さんのnoteが読みたくてアカウントを作った。
もう1つは、自分の中で溜まっていく「喋りたい欲」を発散する場所を求めた。


この2つのきっかけで、平日の1時間ちょっとの通勤時間帯を使って、1000字以上書くことを目標にしたnoteを書くようになりました。
(たまにサボってるけどw)

2024年7月3日から書き始めて、あっという間に7ヶ月半経ちました。
このnoteきっかけで自分の交友関係も広がり、フォロワーさんと一緒に劇場に足を運んだりしました。
その大元のさらに大元のきっかけを作ってくれたのは、奥田さんがnoteを書いてくれてたから。
本当、感謝しかないです。
奥田さん、有難うございます。

そんな奥田さんからのバレンタインプレゼントは、素敵なエッセイ本でした。
何者かになりたくて (ヨシモトブックス)

【15年間のM-1グランプリ挑戦】【四十代独身ライフ】【芸歴18年目の上京】【『THE SECOND』優勝】……
ガクテンソク奥田修二が「四十路独身上京漫才師」としての日々を綴った初エッセイ集。

2005年、よじょうと「学天即」を結成し、同年の『M-1グランプリ』にてアマチュアながら準決勝進出を果たして以来、大阪を拠点に劇場、テレビで活躍し、数々の漫才賞を受賞。
しかし、M-1はラストイヤーまで挑戦するも決勝の舞台に立つことは叶わず……。
その後、「ガクテンソク」に改名し、2023年、41歳で上京。
同年にスタートした結成16年以上の漫才師のための賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』に挑戦し、第1回大会はベスト32で敗退。
そして翌2024年の第2回大会で優勝を果たしました。

その喜びを綴った『note』のエッセイが注目され、「笑って泣ける」「映画を観ているような臨場感」「周りの人の考察や自身の心情が細かく書かれて自分が漫才師になった感覚に」など、賞レースに挑む芸人の生き様をありありと描いた文章は多くの方に読まれました。

『THE SECOND』で2度対戦したマシンガンズ・滝沢秀一さんも熱い推薦コメントが!

こんなに冷静に客を見ている漫才師は他にいない。
この本をNSCの教科書に推薦します。

(本書より)[チャンピオンになるまでに19年かかってるということは、普通に考えて「遅咲き」ですよね。考えようによっては「燻っていた」とも言えます。でも咲くことをあきらめていなかったし、腐ってもいなかったんだと思います]

優勝の瞬間、「何者かにな、なれっ、たんですけど!」と噛みながらコメントした奥田。
しかし今は「何者かになれてない」と言います。その真意とは?
noteの連載を大幅に加筆修正、書き下ろし・語りおろしを半分以上収録したエッセイ完全版となる本書。
お笑いファンのみならず、何者かになりたくて頑張っている人、何者かになりたかった人に響く一冊です!

Amazonの「本の概要」より引用

この書籍の発売が発表されたのが、2025年1月15日の「橋本・奥田の銀銀学学」にてでした。
↓その時のアーカイブがこちら。

もうね、手を叩いて喜んじゃいました!!
noteにこの時のラジオの感想を書きましたけど、本当に嬉しかったんです!!
お喋り大好き奥田さんのあのnoteの文章を、本でたくさん堪能できる…だと…!?
そんなん、中身は刺さりまくるし、楽しすぎるに決まっとるやろ…、絶対…

書籍発売イベントのチケットも奇跡的にとれ、今向かっています。
なんなら早く着きすぎて、高田馬場を少し歩いて街を堪能し、今はドトールで本を読み返しながら、このnoteを書いてます。

勿論相方は「ミラノサンドA」
飲み物はアイスハニーカフェオレ
長居しそうだったので、いちごのミルフィーユも添えて…

書籍イベントに関しては、また別日に感想を書きます。

今回は、本を読んでみての感想。
まずは表紙。

本の触り心地が良き良き(^^)

仕事の関係でデザインの勉強をしているので、少しはデザインの基本についてわかっていたつもりでした。
でも、今回の表紙を見たときに、自分が知っていたその基本とちょっとだけ違ってました。

それはフォント。

明朝体に混ざるドット風のフォント。
通常、書体って統一感が出るように合わせることが多いんです。
で、場合によっては明朝体とゴシック体を混ぜて使用します。

上記のページでは「書体を混ぜることで、『それぞれのフォントが持つイメージの違いを、両方使うことで表現する』ことができます。」と書いてありました。
今回の表紙で言うと、「ガクテンソク」という文字も、「奥田修二」という文字も、「何者かになりたくて」という文字も、書体が混ざってます。
「何者かになりたくて」というタイトルの通り、奥田さん自身が「まだ何者かになっていない」し、「何者にも変化していける」ということを、書体で表現したかったんじゃないかなって思いました。
…深読みかな???

帯はマシンガンズの滝沢さん。
率直に思ったのは、「滝沢さんらしい文章だな」ってことでした。
だって「客」ってwww
滝沢さん…というかマシンガンズじゃないと出てこないですよwww
普通はお客さんとかお客様って表現だと思うんで…

滝沢さんの文章以外で言うと、
負けてもなお何者かになりたくて勝ったところで何者かになれていない僕のかけがえのない毎日があるだけ
THE SECOND2024王者 ガクテンソク・奥田42歳の伏線回収
という文章。
読んだだけでワクワクする!!
そしてその中の「伏線回収」の文字。
うん、最高すぎる。
これは、本を読んだ後にどんな気持ちになるのかが本当に楽しみ!!

…表紙だけで語りすぎたwww
大丈夫か??私www

目次は以下の通り

はじめに
1章 四十路独身・奥田修二
2章 上京漫才師・奥田修二
3章 何者かになりたくて
4章 何者かになれなくても
よじょうのあとがき

「何者かになりたくて」目次より引用

そして、ツッコみたいから先にあとがきについて書いていきますwww

よじょうのあとがき

奥田さんが趣ラジオで仰ってたと思うんですけど、今回あとがきを担当した相方のよじょうさん。
奥田さんの本を読んでないとのことwww
…よじょうさん???
普通読みません???
読んだうえであとがき書きません???www


あとがきを読んで思った。
よじょう節全開じゃないですかwww
脳内再生、余裕でできるレベルには中身がよじょうさんすぎましたwww
追伸が最高!!

それを読んだうえで…
お願いなので、二人とも長生きしてください。
ガクテンソクの漫才、大好きなんで(^^)


早速本編の感想を書いていきますが、正直に言って1回本を読んだだけじゃ、自分の中でうまくかみ砕けていない状態です。
なので、今まさにちょっとずつ読み返しながら書いてます。
なんとか書籍イベントが始まる前までに書き終わりたい…
今の時間は午前11時。
イベントは第1部参加なので、13時15分開場。
頑張れ私。


はじめに

「はじめに」では、まぁ読んで字のごとく、奥田さんがはじめに読者の方に伝えたかったことが書いてありました。
そう、私たち…だけではなく、文章の校正を行う本の出版担当者の方へも。
出版担当者の方って、奥田さん以外で初めて作品を読む読者ですからね。

noteを書くようになったきっかけに関して書かれてました。
これは御本人が表向きで言ってることと別にきっかけがあったとのこと。
当時の奥田さんの写真を見返してみたけど、そんなふうには見えなかったけどなぁ…
というのが率直な感想。
こればっかりは、ビジュ爆写真とビールがよく写っている写真じゃわからなかったので、奥田さん本人と周りの方と当時からのファンの方しか分からなかったんかな。


1章 四十路独身・奥田修二

「1章 四十路独身・奥田修二」で書かれてて面白かったのが「なぜか異常に充実しているガクテンソクのWikipedia」という文言ですwww
パワーワードすぎたwww
………言われてみたら、結構詳しく書かれてる気がするw
今となっては「Wikipedia」という字面を見るだけで、笑ってしまうぐらいにはお気に入りの奥田ワードですwww

私のXにも書きましたけど、子供が奥田さんの本を見て「私も読みたいー」と言ってました。

さすがに3歳児に漢字は酷なので、本を音読してたのですが、途中で笑っちゃってヒーヒー言ってましたwww
子供には「ちょっとうるさい」という目で見られましたw
(最終的には飽きてテレビでポケモンを見始めちゃいましたw)
仕方ないじゃん!!!
奥田さんの書く文章、めちゃくちゃ面白いんやもん!!!
本当、奥田さんの声で脳内再生される。
それぐらい奥田さんの考えが素直に書かれていたんですよ。


ちなみに次に好きなワードは、包丁の名前ですwww
マジでね、読んで欲しいwww
「声に出して読みたい日本語」ですから!!!


2章 上京漫才師・奥田修二

漫才師の観点から、たくさんのことを書かれてました。

noteで書いたか忘れちゃいましたけど、私の小さい頃は祖母と父の影響で民謡と三味線をしていました。
民謡コンクールや三味線の演奏会の出演があったので、舞台に立っていました。
おかげで、バイトや会社の面接といったことにはあまり緊張せず、それこそフリートークで乗り切ったこともありました。
そんな人生ですので、奥田さんの言う「舞台」というものにちょっとだけ親近感があったりしました。
他にも、舞台裏の楽屋の話は自分の中で想像がつきやすく、「あー…こんな感じなんだろうなー…」と頭の中で状況を膨らませながら読んでました。

個人的にグッときたのは、同期・先輩・後輩の話。
この話だけは、自分が新卒社会人時代にふわっと感じていたことを、本のおかげで輪郭がハッキリと浮かび上がらせることができ、「あぁー…だから私はあの時の会社の出来事が好きやったんやな」って思うようになりました。
そして、現在進行系で勤めている会社での立ち位置でも、奥田さんが書いてたようなことが当てはまり、ふわっと感じていたことの輪廓をハッキリとさせることができました。
なんやろ…
アハ体験とはちょっと違うかもしれないけど、本当に「腑に落ちた」という言葉がぴったりなのかもしれないです。


さらに、私が知らない、学天即時代のお話もたくさん書かれてました。
特にM-1のこと、そこから先の「ガクテンソク」の話。
ワクワクしてみて、途中でギュッとなって、そして泣きました。


3章 何者かになりたくて

2022年の秋口の、まだ「THE SECOND」が開幕されるか分からない時期から2024年に優勝するまで、事細かに奥田さんの気持ちと当時のネタについて書かれてました。
本当に凄かった。
なんか、読んででこっちがのめり込んで緊張した…って感じでした。
ガクテンソクに沼ったのが、優勝してからという新参者なので、この頃のお二人のことをよく知らなかったからこそ、読んでて本当にドキドキしました。
当時を知ってたら、また違った読み方・見え方になったんでしょうけど、それはタラレバの話ですので…

私が劇場に行くときは、基本的にガクテンソク出番の日を目当てに行くことがほとんどなのですが、そこでお二人の漫才を見てると思うことがあるんです。
同じネタでもマイナーチェンジや、漫才の余白部分が聞いてて心地良いし、楽しくてワクワクします。
漫才に余裕が見えて、それがガクテンソクの持ってる今の空気感なんだなって思います。
「マンザイオンデマンド」でやってた漫才と比べるのは、そもそもネタ時間とかも違うでしょうからおこがましいかもしれませんけど、例えば「旅行」のネタでもDVDのときと(最近で言うと)こどもネタクリニックでやってたときで、まとってる空気感が違ったんですよ。
お客様が大人か子どもか…とかの違いはもちろんあると思いますけど、今は持ってる空気感が昔と比べてとっても暖かくなった…というように私は感じました。
その空気感が変わった、漫才が変わったということも、なんでなのかがわかりやすく書かれていて、ワクワクしちゃいました。
そう、緊張もしたし、ワクワクもした!!
つまるところ、読んでてめちゃくちゃ楽しかったってことです。


4章 何者かになれなくても

この章は本当にずるい。
刺さりまくり!!!グッサグサのメッタ刺し!!!

自分もこういう考えをしたら、色々と楽だろうなと思うことがたくさん書いてあって…
夜中1時に号泣。
マジで頑張ろうって前向きに思えた素敵な章。
この章だけでも読んで欲しい。
言うてわたしも中年。
奥田さんの言葉にたくさん励まされました。
今までいろんな番組でのお話や、趣ラジオや銀学でのお話、それこそ奥田さんのnoteやインスタライブでたくさん励まされたけど、それをぎゅー!!!!って凝集した章、のように私は感じました。


まだまだ書きたいけど、もう中身をごっそり話しそうになるので、ここまでにしておきます。
中身には触れてませんけど、概要は書いてる感じになるかなぁ…?
販促になるだろうか…?
ちょっと悩みつつ、記述はここまでにしておこうと思います。
長い長い文章、ここまで読んでいただきありがとうございました。

第一刷発行の日にちが
奥田さんの誕生日でニコニコしちゃいました(^^)

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