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デッサン11回目:光があるから境界が分かる。存在感の薄め方。

今日は、ニンニクの立体感を出すことに取り組みました。
やっぱりまだまだ、ニンニクの中での「影」の領域をパッと認識することが、自分ではできないな。指摘されると、そういうふうに見えてくる、という感じ。経験を積んだら、微妙な違いが、見えてくるんだろうか。

ニンニクを球体と考えると、下半分は、上半分に比べると影になっている。上半分に比べると、存在感を薄めたい。
→ぼかしの出番。

さらに、反射光。以前習ったように、白い紙の上に置かれたニンニクなので、紙の白さが反射して、ニンニクの一番下のラインからほんのちょっと上がったところは、帯状に明るくなっている。
さっき、存在感を薄めるために下半分をティッシュで擦ったら、鉛筆の粉が取れて全体に色が薄くなって、この、反射光エリアとしてちょうどいいぐらいの色調になった。なので、その反射光エリアの上の、暗い領域に、鉛筆で色を足す。

えーと、鉛筆の使い分け。忘れてしまったけど…。
2Bとか3Bとかの、粒が粗いものは、こういう場面ではあまり適していない。HとかFとかのしっとりした感じので、ちょっとずつ加えていく、っておっしゃってたかな。

ぼかすといえば、にんにくの右側のヘタのあたりのラインも、写真だと少しぼやけているので、ティッシュでぼやかす。本来の輪郭までぼやけてしまったので、今度は練り消しで、外側のぼやけ部分をカットして、シャープな輪郭にする。

全体と細部。全体のバランスをみて、全体的な色の配分をして、そして細部を描いて、そしてまた全体を見て…の、繰り返し。

破壊と創造。
そうだなあ、レッスン5回目くらいまで、練り消しとかティッシュでぼやかして、せっかく乗せた色や描いた線が薄くなってしまうことにすごくガッカリしていたけど、だんだん、慣れてきた。
薄めては足して。これを繰り返すのが、デッサンなんだって。

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