2023年観劇記録4・5月☆
暑くって、生きてる至上、最も厄介な夏バテをしています。
スーパーで売ってるファミリーパックのバニラアイスを
たびたび買って、胃袋への挑戦をしていたこの俺が、
新宿にある珈琲西武のパフェを半分も残してしまった…。
いつもならぺろりんなんだが、
まじで胃が受け付けてくれなかった。
初めて、小食側の気持ちを知った。
豪快に食べられないって辛い!!!!
そんなこんな夏始まってますが、
こちらは人生の岐路です。
まーそう簡単にうまくいかないよ。
やりたいことができてないよう。
演劇をやりたくて、でも自分は特技とかあんまないし、
勉強はずっとやってきたことだから、それなりの大学行きたい、
且つ、動きやすい都会に行きたいということで、
泣いて喚いて浪人までさせてもらって、第一希望に縋りつき、
血判状までどでかく書いて部屋に貼り付ける執着っぷりで
共通テストで大コケしながらも半ば強引に、大学=理想の将来への切符を手にしたのに
何もできず大学3年夏。
今までなーんにもしなかったわけではなく
それなりにもがいてきたんだが
それなりにもがいた両手両足はもうもぎれそうだ。もぎれないけど。
今までのほほんとしていたお友達たちが就活を始めたことと
実年齢での同級生が就職先をいよいよ決めるぞって
みんなからエネルギーを感じるこの時に
自分もなんかスタートダッシュを切るぞと意気込んでおります。
大学で演技を学べるところに行く道もあったんだけど(現役の時はそこだけ受かった)
私は今通っている大学で美術も演劇も座学で学びたくて浪人したんだった。
最近、自分がなんでここにいるのかすら見失ってしまう時があるけど
ちゃんと理由があって、全ては自分で選んできたことなんだよなあ。
こんな感じで自分に対して一周回って納得するの何度もやってます。
特技かもしれない。
観劇鑑賞記録なんだけど、1/4でも内容が膨大で
苦しくなってきたので4・5月分出します。
今回は、映画も入れちゃいました!
★4/8 流山児★事務所『OKINAWA1972』スズナリ
さくらちゃんを誘って、観に行きました〜。この日は、なんかジメジメしてたような気がする。4月になったばっかりというのに、とにかく体感暑かった。前回の記事に記録してあるんだけど、3月に初めてスズナリに行って、かなり狭いイメージだったし、下北だしいーやと思って、まだ4月頭なのに真っ白ケアベアMILKBOYTシャツにadidas水色ジャージの真夏のような軽装で行った。人と演劇みるとなると、その前後のおしゃべりタイムが楽しみなんだけど、今回は、すき家に行きたくて、わざわざ数日前にすき家行こうってさくらちゃんに声かけて行った。大学の近くにこういうチェーン系がなくて、あったとしても人多いところにしかないからなんだかんだ大学のお友達と行ったことがなかったので、なんか楽しかった。安くて、うまい。今回の流山児演劇は、二本立てで、この『OKINAWA1972』と『キムンウタリ』が交互に上演されていた。映画みたい。どちらも戦争系とわかるような演目なので、重いのかなあ?と予想してた。会場に入ってみると沖縄っぽいセット。ネオンの舞台美術が光ってる(記憶が曖昧で間違っているかも)。待って、今思えば、流山児★事務所の本公演は初だな…。うん。だから基礎知識とかどんな演出をする劇団なのかわからないでみた。2月に流山児系列?で『血は立ったまま眠っている』を観劇したんだけど、今回本公演をみたことによって、流山児演劇では、合間合間に役者たちの念がこもった歌とダンスが挟まれるんだとわかった。ミュージカルとまではいかないんだけど、これが挟まることによって、舞台の熱気、活気が上がっている。し、みているこちらも圧倒されるくらい本気なので、観ていて楽しい。今回は、戦争を題材にしているけれど、重すぎず、軽すぎず、ちゃんと問いもある良いバランスの舞台になっていた。役者さんの沖縄の訛り?がめっちゃうまかったんだけど、沖縄出身のひとでもいるのかな?違和感なさすぎて驚いた。今回、本公演見れたことによって、次も観に行こうと思った。芝居見た後に、茶沢通り方面にある、下北商店街のクレープ屋さんに行って、クリームブリュレクレープ食べた。あー、この季節が恋しい。
この時、ちょうど流山児さんの本が出版されたということで、サインしてもらいました🎵お金出すのに手間取りすぎて、ちゃんと話せなかったよん。
★4/17 B機関『毛皮のマリー』座・高円寺1
初B機関。寺山戯曲『毛皮のマリー』!B機関は、舞踏家の点滅さんによる演劇ユニット。だから、普通の演劇とは一味違う、舞踏がメインの舞台でした。衣装も舞踏が映えるようなデザインで神秘的なものが多くて、ヒラヒラしていたり、光が透けていたりと綺麗だった。プロ舞踏で圧巻。『毛皮のマリー』は初演に美輪明宏さんが出ていたことで有名。B機関のマリー役の葛たか喜代さん、妖艶でめちゃよかった。マリーだった。マリー役は性別で分けると男の人が演じる。それと、少年?役の吉原シュートさん、中性的魅力に溢れていて、目が離せなかった。調べてみたら、スタダ所属の俳優さんで(だから後援にスタダがあったのか…)戸籍上は女性で、男性俳優として活動しているそう!少年役って、声とか線の細さ、まだ完成していない未熟な感じとか結構配役が難しいと思うんだけど、吉原シュートさんの場合は、背が高くて脚が綺麗で白くて淡白な顔立ちがまさに少年にはまっていて、こんな男の人実在するのか…かっこよすぎ…と衝撃を受けるほどでした。吉原シュートさん独自の持ち味が活かされていた。この公演がB機関の演劇としてのラスト公演で、私にとって最初で最後だったんだけど、ラストに相応しいであろう素敵な舞台でした。アフタートークで強力な裏方の方達と点滅さんが登壇されたんだけど、芸術をする人たちのオーラたるや…。裏方の方まで素敵なB機関。
★4/21 流山児事務所『キムンウタリOKINAWA1945』スズナリ
4/8にも流山児事務所を観劇しているんだけど、これは二本立てなのです。作・演出 詩森ろばさん。フライヤーは、二本立てで構成されていて、2本合わせて『Okinawa1945→1972』、「それは過去でもなく、現在も続く搾取の歴史」とあった。この日に見たものが時系列で言うと最初の1945なので、ひめゆりと称してたかは忘れたけど、それを彷彿とさせる少女たちとか、戦争の場面、兵隊さんなど戦時中のことが描かれていた。1972では、その戦時下を生き延びた人たちとか戦後復興とか。1972の方を最初に見たから、あっもしかして的な感じで辻褄が合うようなセリフが1945でいくつかあった。戦争で負傷した人たちを介抱する少女(学校で動いている)が、周りの友達が亡くなっていく中で、生き延びるんだけど、生き延びてその先どうすんだみたいな絶望に駆られるんだよね。そこで、もう戦争の終盤で、今まで上の人たちに統率されていた医者とか先生ももう逃げるしかない、女学生を開放して、それぞれ生き延びるしかないっていう体制崩壊時に、いつもあえて厳しくしていた先生が、女学生に対して、この先自分の体がどうされようとも、絶対に汚れないし、お嫁に行けない体になることなんてない、絶対にそんなふうに思わないで欲しいと別れ際に言っていたのがすんごい印象的だった。なにか意図があるのかはわからないけど、1945で女学生をやっていた役者の人が、1972ではキャバクラかなんかの水商売、または風俗をしている女の子の役をやっていたので、自分の中では、戦争が終わっても、今度は生活苦が待っているわけで、体を売るしかないことだってあるわけで、先生はそういうことを伝えたんだなと思った。最近、こういう表に出てこなかった暗い部分みたいなのが、演劇とか映画とか以外でも注目されることが多い気がする。現代では、また違った目的で、公に広まっているからかなー。私の少ない頭では、ここまでしか言葉にできませんが、戦争というのは歴史上のことで終わらせるんじゃなくて、ある程度知っとかなきゃいけないことになってきたなと思いました。
★4/26 大人計画『もうがまんできない』本多劇場
大人計画ですっっ!自分で買おうと思ってチケット見た時には、もうなくてあーやっちまったーと落胆していたのが、さくらちゃんがそういえば買ったよーと数日後に教えてくれてもう神だった。見れないんだと思って、取っておいたフライヤーともおさらばしていたので、まじで????ってなった。去年も大人計画を本多劇場で観ていて、自然な流れと飾らない演技が良くって、今年もワクワクで観た。それにしても大人計画って本当に人気でチケット飛ぶように売れてすごい。演劇でこんなに人気でいられるのすごすぎ。実力派俳優を間近で見られるのミーハー心が騒ぐよ。気軽に、ワハハと笑い飛ばして見ていたから、何かここがどうだったとかもう4ヶ月弱たってしまって記憶がすぐには戻らないので、ここら辺で許してください。とにかくワハハ。この後、ゆきちゃんも下北に召喚して、3人でカレー食べて、みんなでウチに泊まりました。さくらちゃんがウチに泊まるときは、大体秒で寝るんですが、ゆきちゃんの時は、深夜まで喋ります笑。今回は、ゆきちゃんがZINE『VOICE OF YOUTH』を編集して作っていて、ありがたいことに第一号に私を登場させてもらったので、破壊について深夜話しておりました。無事に雑誌が完成したんだけど、まだ買えるのかな?これからも発行されるだろうと思うのでリンクなど貼っておきます!覗いてみてほしい♪
★5/11 唐組『透明人間』新宿花園神社特設紅テント
5月!来ましたーーー!唐組紅テント!秋と春に出現するこのテント!アングラの象徴でしょう!闇夜に浮かぶ紅!この日は、アメリカに住んでいる友達が帰国していたので、事前に誘って一緒に観に行きました。1年ぶりくらいに会った!大学終わってから行ったから、夕方にアルタの前で待ち合わせして、整番を受け取って、山下本気うどんに行った。今回は、チケ発した時に電話予約して、お友達は、十個くらい年が離れていて(この友人との出会いはなかなかエピソードが強いのでいつか書いてみたい)一般なので先にチケ代を振り込んで、すでに郵便で整番付きチケットとチラシを受け取っていたんだけど、私は学生券なので当日14時から受け付けている現地で、当日支払いをして、整番をゲットするわけです。それに付き合ってもらった。多分だけど、このとき初めて花園神社に行った。神社で演劇ってすごいやーと思ったけど、よくよく考えたら、神社でお祭りは普通だし、地元福島の稲荷神社の秋の割と大きめのお祭りがあるんだけど、稲荷神社の駐車場でお化け屋敷が毎年出現しているわ(多分大虎興行社)。話逸れるけど、お祭りの時街に突如出現するお化け屋敷って、大虎興行社っていう昔見世物小屋をやっていた集団が全国各地に現れてんだと思うのよね。これに関しては、よく調べてないから、合ってるかわからないけど!小学三年生まで福島県の浪江町に住んでたっていうか出身なんだけど、十日市っていうお祭りにも同じようなお化け屋敷があったのを鮮明に覚えてる。あのお化け屋敷の前でしゃがれ声でマイク通して呼び込んでいるおばちゃんが一致するもんね。私は福島県のことしか知らないけど、他の地域でもやっぱり同じなのかな?結構前々から見世物に興味は持っていて、その中で大虎興行社を知ったんだけど、ネットで検索彼らのHPとか見つからないし、連絡先もわからなかったのでまじで謎。6月にsnowmanのライブのついでに、ままんと神保町に行ったとき、綺麗な本屋さんで見世物の本を見つけたんだけど、絶妙に高くて買えなかった。今年中に見世物にはある程度手を付けておきたいな〜。話戻ります。神社で演劇やるってなるとすご〜ってなるけど、納得できるよね〜って話しでした。久しぶりに会ったお友達からアメリカのお土産をいただいたりなんだりしていたらあっという間に開場。腹から出ている声で、整番を呼ばれ、ちゃんと並んでそれぞれ入場です!唐組見るなら、開場時間にはその場にいた方がいいです!すでに唐組紅テント観劇体験が始まっている!しかし、わたくし、こんなにいろいろ言っておきながらやらかしました。新品の厚底ピンクコンバースを履いていっちゃって、まじで脱ぐのも履くのも大変だったし、雨上がりで足場悪すぎた。しかも、厚底だから靴袋(配られる)に一足ずつしか入らなくってうえうえ言ってたら、友達がもう一枚もらってくれた。こういうとき、もう一枚くださいとか言えないんだよう。ぺったんこな靴で行くべきでした。なんか長くなっちゃった。本題「透明人間」。唐十郎の世界は、一筋縄では理解できない。あまりにも抽象的で、現実の中で進行しながらも現実離れした主題が理解の範疇を超える。今回、唐十郎の世界は、まず楽しめればそれでいいのだと確信した。私は、アングラで卒論を書きたいと思っているから、これを見た後に、「透明人間」の戯曲を図書館で借りて読んだけど、アングラをみたい!という好奇心があれば、ひとまずこのアナログで令和じゃないような体験を楽しむのが一番なのです。天気に左右される観劇環境とか役者のほぼゼロ距離レベルの近さ。自分も唐組に参加しているんだと思っちゃうような、第三の壁(ブレヒト提唱)の薄さ。ぜひ体験して欲しいです!内容・演出は2回目で触れます。
☆5/19寺山修司映画祭『上海異人娼館』『草迷宮』『迷宮譚』『消しゴム』『一寸法師を記述する試み』『田園に死す』ユーロスペース
ここから三日間、寺山修司映画祭に身を捧げております。映画館に缶詰。まじで修行でした。場所は、渋谷の上の方(道玄坂を登ったところを上って称する)、ユーロスペース。初めていった!ホテルだらけの中にありました。通し券とかないし、本当は気になるやつだけみるか迷ったんだけど、全部見なきゃいけない気がして、結局三日間に分けて全部見ました。寺山の映画作品は網羅できたのかな?しかし、私はめちゃくちゃ偏頭痛持ちなので、暗闇の中で眩しい光を見続けると頭痛がやばいんだ。一本なら大丈夫なんだけど、二本三本と拘束されると頭かち割れそうになるし、吐き気も出てくる泣。これが、映画に没頭できない理由なんだよねー。高校生の時、帰り道周辺にイオンの映画のほかに、フォーラム福島っていう映画館(主にイオンとかでやってない映画を上映してる、名画座ではない)があって、二年生の冬頃、超忙しかった演劇部も引退して、放課後の時間ができたっていう時期に通っていた。けど、やっぱり一本が限界だったな〜。覚悟を決めて、いざ寺山修司映画祭へ。謎にかっこいいおねいさんとかいるんだが。客層出るよね〜。最初に保険をかけさせていただきますが、一気に見過ぎ&集中力まじでないし、無音の作品は寝たのもあるので、正直何が何だか覚えてないのが多いです!本末転倒とか言わないでください。わかってます…。この日は、約8時間弱滞在。春に万有引力がやってた『草迷宮』と『田園に死す』は、代表作だけあってやっぱり記憶に残る。映画の中の色彩が特に印象的で、赤が鮮やかだった。上演までの待ち時間に、寺山ワールドの笹目浩介さんに一番好きなのはなんですか?と質問している方がいて、やっぱり『田園に死す』ですね〜って笹目さんはお話しされていた。『田園に死す』は映画祭の中で最も楽しみにしていたんだけど、その話の展開にずっと度肝を抜かされていた。伝わるかわかんないけど、『田園に死す』の記憶を消して、もう一回初めて見た感覚を味わいたいってなるやつ。例えを出すと、大槻ケンヂの『グミ・チョコレート・パイン』なんかはそれに当たる。面白すぎ、刺激的、今までなかったジャンルの三拍子が揃うと記憶消したくなる症候群に陥る。助けてくれ。ぜひその目で確かめて欲しいです!『消しゴム』と『一寸法師を記述する試み』は、見る前楽しみにしてたけど、睡魔に襲われて(なんなら途中苦しすぎて寝たいまであったけど)、断片的映像しか覚えてない。音ないし。まじで実験映画という感じ。今までこういうのどちらかと言えば避けてきたのですが。1日目、寺山修司映画祭、気が狂いそうになりながら、猛烈偏頭痛をお持ち帰りしてフラフラ帰ってゆきました。明日もあるよ。
☆5/20寺山修司映画祭『書を捨てよ町へ出よう』『実験映画集1(青少年のための映画入門、疱瘡譚、マルドールの歌、ローラ、審判)』『実験映画集2(檻囚、トマトケチャップ皇帝、ジャンケン戦争、蝶服記、書見機、二頭女-影の映画)』ユーロスペース
寺山修司映画際2日目。お昼にバイトして、まかない食べてから向かう。この日は、J・A・シーザーと元天井桟敷の森崎偏陸さん、ポスター・ハリスカンパニー、テラヤマ・ワールド代表の笹目浩介さんのトークイベントがあったので、満員御礼状態。映画館がぎゅうぎゅう。7時間弱の缶詰でした。トークイベントがあるということは時間も押すというわけで、映画と映画の間隔が短くて、なかなか苦しかったなん。私は下調べなどなしに、映画を見ていたので、実験映画に驚かされることばかりだった。『ローラ』と『審判』。この二つは鳥肌体験でした。まず『ローラ』。相変わらずボケッと見てたんだけど、スクリーンと客席を行き来できるという実験映画で、私は実験映画は、あくまでスクリーンの中での実験で完結するものだと当たり前に思ってたので、客席前方にいる男の人が上映中に急にスクリーンに向かって話し出した時は、やばい人がいると思ってびびった。誰も見てないけど、こういう時私は気づいてません、気にもとめませんみたいな顔をしているつもりの心になる。でも、周りの人が動じないから、どうやら関係者のようだぞと思っていたら、スクリーンの前に行って、スクリーンの中に入っていくではないか!これを演じた方は、元天井桟敷の森崎偏陸さんで、あまりに普通に存在してたから、上演前にこうしてくださいと指示されたたまたま大役を任された一般人かと思っちゃった。寺山の劇団、天井桟敷が解散してなお、ずっとこの役をやり続けているそうです。実験映画と寺山の後世への影響力恐るべし。次に、『審判』。釘の映画。映画終盤に、とんでもない空気の中、スクリーンに釘を打つ。最初は笹目浩介さんがスクリーン前に立って、釘を打ち始めてへ???となり、後に観客にもトンカチが順々に回され、一本打って自分の席の近くの人に渡す人、ずっと打ち続けてる人となって、スクリーンに釘を打つことに関して受け入れる空気が出てきた。私は割と後ろ側だったから回ってこないだろうと思ってたら、誰も受け取らなかったトンカチが回ってきて、せっかくだし作品の一部になってみるかということで、釘を一本打ちにスクリーンの前へ行った。この時何を思ったか思い出せないんだけど、人が見てる前で釘を打ったその感覚だけは忘れてない。三日間の中でこの日が一番きつかったかも!終わる頃には、人間の裸をみすぎて、ノイローゼになってました。本当気が狂いそうだった。1日目でもいったけど。
☆5/21寺山修司映画祭『さらば箱舟』ユーロスペース
映画祭コンプリートの日。ラストにふさわしい寺山修司の遺作『さらば箱舟』を見て、締めです。この日は、さくらちゃんを誘って一緒に見た。午前中に見たので、なんとなく目が覚めるかなと思い、最近かろうじて飲めるようになったカフェラテをコンビニで買ってみた。カフェラテ飲めなくはないから、カフェのバイト入ってる時に注文間違えたら飲むけど、わざわざ買ってまでは絶対飲まないところをノイローゼすぎて買ってたよね。目覚ましにはエナドリ飲めばいいじゃんと思うだろうけど、最近、なんか飲まないようにしてる笑。カフェラテに飲み物の自由な風を感じながらユーロスペースにいった。『さらば箱舟』は大作で、よくわからないところはあったけど、圧巻の世界だった。寺山修司作品って時計、母とかが作品のキーワードに当たることが多いんだけど、今回の映画祭でわかったことは、母の描写がめっちゃくちゃ多い。こりゃマザコンって言われる。寺山修司を知る中で母の存在は欠かせないんだよねえ。寺山が青森の高校を卒業して上京した時に、お母さんがくっついてくるほどだったらしい。そして、寺山はその「母」を作品の中で何度も殺そうとするけど、物語の中ですら「母」を殺せない葛藤、結局母の存在が自分の中で大きいままである葛藤みたいなものがヒシヒシを感じ取れる。今回はザッとだけど、映画を一通り見たので、次は「寺山修司著作集」をできれば今年中に読破したいところではあるけど、もう10月になってしまったし(note冒頭では初夏なのにね)、厳しいかもなので、自伝系と戯曲は確実に読んでおきたい!
寺山の映画には新高恵子という女優さんがいろんな作品で登場するんだけど、見れば見るほど彼女の妖艶性とその美しさが癖になっちゃうんだよねえ。アングラあるある。一目で惹き込まれるかというよりかは、作品や舞台に立つと、全てを食ってしまうくらい魅力的で目が離せない人が多い。舞台の場合は、距離の近さがあるからこそその比較ができるんだと思う。修行のような三日間だったけど、没後40周年事業に感謝〜。青森三沢市の寺山修司記念館からグッズも持ってこられていて、宇野亜喜良作ポスターのクリアファイルとか天井桟敷Tシャツとかいろいろ買ってしまいましたん。
★5/21 インバル・ピント『リビングルーム』世田谷パブリックシアター
上記の『さらば箱舟』の後にハシゴで、三茶世田パブに出向きました。お昼は、なんとなく行ってみたかったオムライス屋にいった。ハンバーグがカリカリしてた。口内炎が最も爆発していたので、ケチャップに殺されるかと思った。でもわかってて食べた。今回見たインバルの舞台は、演劇ではなく、創作ダンス?のジャンルなのかな?部屋の中で壁をつたったりする。そっちには詳しくないので、うまいこと書けないけど、身体性がもちろんすごくて、背中が綺麗だった。とにかく姿勢と背中かっけ〜。私は、大学受験の後遺症なのか当時から座ってるだけで、背中が痛くてしょうがなくて、整体とかいったりしたんだよね〜。結局、自分で背中を動かすのが一番で、7月の後半あたりから姿勢改善も兼ねて、youtube見ながらストレッチするようになったにょん。初インバルは正直よくわからん(マジな方)でしたが、芸術の広さを知りました。
★5/25 た組『綿子はもつれる』東京芸術劇場シアターイースト
さくらちゃんに誘ってもらったので見に行きました!安達祐実主演だったから気になってはいたけど、自分で行くかと言われると、フライヤーの色素が薄かったので怪しいです笑。なんだかわかんない芝居は、フライヤーが凝ってるかってとこと色味で決めちゃう。がちゃがちゃしてると気になっちゃう。今回見たた組の『綿子はもつれる』はなかなかの人間ドラマで想像以上に見入ってしまった。面白かったし、全然飽きなかった。もー、演劇っていろいろありすぎ、当たり外れが観るまでわかんない。面白いものは全部見たいけど、私はまだそこまで目利きが効かない泣。私の目標は、アンダーが使えるうちに、とりあえず行けそうな芝居はなんでも見ておいて、劇団の特色をつかむことです!それでアングラに限らず、人におすすめ、紹介して、演劇の敷居を下げられたらなあなんて思ってます♪ところで、この舞台、安達祐実可愛すぎ。大人だけど。本当に美しい。かつ、この可愛さが役にはまっていた。場面の切り替えは、暗転をするのではなく、ボケッとしてると驚くくらいのザアーっていう砂嵐みたいな音が出て、時が変わったことがわかる。この効果音が舞台を引き締めていたので、日常のもつれを淡々と描いていてリアリズム、静かなのに、会場を緩ませないところが良かった。ある程度の緊張感と面白い要素もしっかり入っていて、充実感があった。芝居の後味がかなり悪かったのも良い。見た後に面白かったね〜なんて言えない後味の悪さ。劇中に学校のあれやこれや噂や誰がどうとか中学生が世間話をしていて、それを客観的に聞いてなんかむず痒いような(思い当たる節がありすぎて)面白いような気持ちになる場面があって、そこがおもしろポイントだったんだけど、芸劇の外に出て駅に向かいながら、大学生にもなって世間話の内容が中学生としていること変わらないね…ちょっとかなり恥ずかしいって話をして帰った。他の人が聞くとそんなに重大じゃないことが重大で面白くて、それが話題の中心なんだよね。年齢関係ないけど、特に学校の話はそう笑。心がかき乱された。
★5/26 唐組『透明人間』雑司ヶ谷・鬼子母神 池袋
前回と同じ演目、2回目だけど、場所が違くて、1回目は新宿・花園神社、2回目は雑司ヶ谷・鬼子母神。テント演劇の醍醐味であるラストの借景。これが違うバージョンで見たい!と思って、行けそうなところは場所違いで行くことにしました。前にも書いたかもだけど、テントでいっちばん身震いするほどの演出はテント崩しなのです!舞台の背景がばばばと取っ払われて、外が丸見え。場所によっては歩いてる人もびっくり。日常とテントの非日常感がごちゃまぜになる。明らかに仕事帰りの人なんかはみんなびっくりして、目を丸くして見てる。歩行者から見たらどんな感じなんだろ。圧感じるよな〜。しかし、そんな歩行者の目などおかまいなし。芝居は絶頂を迎えます。今回は、『透明人間』という演目。1回目観てから、図書館で戯曲を借りて読んだ。2回目は万全の体制で行こう!と思って。唐十郎ワールド独特の言い回しとかをあらかじめ調べたり、今回のキーワードについて考えてみたり。透明人間と水、恐水症。居酒屋の2階の舞台美術には、井戸?っていうか雨水が流れてたまるところがあって、テント内だけど、劇中で雨が降る場面では、居酒屋の窓から雨が降っているのがわかるし、天井部分のパイプを伝って、水が流れ落ちてくる。その水がたまる場所に登場人物が落ちて消えるのが見せ場。透明人間に関連してくる。本当に水の中に落ちていくし、出てこないし、その溜め場に捨てたジャケットをバシャっと取って着る場面では水を吸った重そうなジャケットの水飛沫がすごいすごい。テントっていう限りある設備の中で、あの水の中は一体どうなってんだろ。全然わかんない。今回は、若手の役者さんがめちゃくちゃ活躍していて、光ってた。特に、劇団員の福原由加里さん、大鶴美仁音さん、升田愛さんに目を惹かれた。福原由加里さんは、冬の若手公演『赤い靴』で女弁護士役をしていて、その時も熱量と演技に惹き込まれていたんだけど、今回は分裂症を持っている先生で、升田愛さん演じる中学生男子を惑わせてしまう役なんだよねえ。このコンビがマジで良かった。おもしろポイントがぎゅぎゅっと詰まっている。分裂症って、今で言う統合失調症だから、幻覚が見えていて、周りから見えないものが見えているんだが、それを中学生男子は透明人間だと言う。中学生男子は分裂症の症状を厨二病的な感覚がどうかはわかんないけど、先生だけが持ちうる感性、力と思っている。だから、先生に分裂症の症状が出ていなくて、まともなことを言う時、先生じゃないってなるんだよ。分裂症あってこそ先生。透明人間が見えてこそ先生。先生は、症状が出ている時寄り目になることが多いし、一番好きなところは寄り目をしながら、真っ白になった黒板消しを舐めて、舌が真っ白になるところと黒板消しをエイやっと的を外さず投げつけるとこ。福原由加里さんの寄り目は、キュートで可愛かったし、着飾った若い先生ならぬ先生の姿と髪の毛のパーマが似合っていた。升田愛さんは髪が短くなっていて、本当に男子中学生に見えた。学生服が似合う。そして、大鶴美仁音さん。だんだん透明人間のようになっていくモモを演じられてたんだけど、言葉をほとんど発さないのにその存在感がすごかった。この後知ったけど、唐十郎さんの娘さんだそう。まじかー!素敵だ。
鬼子母神の周りは、ジブリみたいな雰囲氣があって、小旅行している気分になった。知らない街に行くと、自分の中の空気が入れ替わるから、知らない劇場に行くのが楽しい。美術館もそうだよね〜。上野の美術館・博物館に行きたいんだけど、上野って広いし、美術館も大きいしで、丸一日空いてるか余裕のある日じゃないとなかなか行けないんだよね〜。自分のために丸一日空いてる時なんてなかなかないから、友達と遊ぶときに誘いがち。今回は、さくらちゃんに初唐組、テント演劇体験をしてもらったんだけど、芝居の前にカレー食べた。テントの中で、私はじっとしてるのがあんまり得意じゃなくて、もぞもぞしちゃうんだけど、さくらちゃんは全然動かなくてすごい。写真撮ってもらったにょ〜ん。
★5/27 水族館劇場『新漂流都市』臨済宗建長寺派宗禅寺第二駐車場特設野外舞台
キターーーー!初水族館劇場!アングラ演劇で調べていると、水族館劇場はなかなかヒットしないんだよ。寺山とか唐十郎、佐藤信とかのアングラの括りに入ることが少ない劇団。知る人ぞ知る感がいよいよ強まる。有名アングラではないが、私は水族館劇場を見てみて、現代のまじのアングラってこれでは?って思ったし、アングラ感はかなり感じるけれども、アングラに括っては行けないようなその空気も感じた。めちゃ濃い観劇体験。水族館劇場にはほとんどの戯曲を書き、演出した桃山邑がいたんだけれど、去年の10月に亡くなられたということで、「2023野戰攻城 桃山邑に捧ぐ 翠羅臼 作演出 新漂流都市」と発表して、桃山邑のいない、新たな水族館劇場の旅路へと出発したのが、今回です。水族館劇場って名前ってさ、水族館?ってなると思うんだけど、水の演出がめちゃくちゃすごいのよ。類を見ない水の量。アングラのテント芝居に水ってわりと定番であり、醍醐味であるんだけど(テントで実質野外、自分たちの所有物なので、借りてる劇場とは違って、水も煙草もやり放題だから)、水族館劇場の水の量は予想を超えている。ユニバのウォーターワールドのショーを見てるくらいの水。一体全体どういう風になって、こんな大掛かりな水の演出を手作りで、しかも移動式でできるんだ。必見です。他のテントの水と比較していることからわかると思うんだけど、この水族館劇場も一応テントの部類に入るのかな?でも大きさが桁違い。まじで大きい。サーカスのテントに近い。宗禅寺の場所が、羽村っていう西東京の先みたいなところにあって、結構都心から遠くて、駅からも割と歩いて、周りにセブンくらいしかない場所だった。それがさらに良かった。水族館劇場の観劇体験は容易なものでない方が芝居に入り込める。公演は夜といえど、遠いし、1日楽しめるような感じっぽかったから、チケット発売の時間の16:30前に行って、整理番号8をゲット。これに並んでる時、通みたいな大人しかいなくてビビった。え???身内感〜〜〜〜〜!!駅から歩いて行って、本当にあるのかと不安な気持ちになっているところで、見えてくる水族館劇場の旗。私は裏側に着いたようで、役者の方たちの洗濯物が干してありました。まじでここでしばらく芝居やっているんだな…。目の前は宗禅寺のお墓だけど、それも景色。この日は、宗禅寺本堂で渋さ知らズっていうバンドのライブがあって、多くの人はそこから流れてきた感じかな??演劇だけじゃなくて、本屋とかジャズ喫茶、写真展、座禅体験などなどお祭りみたい。特設野外天幕というらしい。これは一人より誰かと行った方がもっと楽しいかも。あたしは何も見逃さないぞと強気なので、一人でもずんずん踏み入って時間を潰しました。HPより、引用。
本屋さんで時間を潰すのも限りがあるし、周りにファミレスもないから、坐禅会に参加した。本堂まで行ってみたら、ちょうど渋さ知らズのライブ途中で、めちゃくちゃハードな音楽が漏れている。ちらっと外から中が見えたんだけど、畳の上で人がノリノリになっている。なかなか見られない光景に嬉しくなった。お寺でありなのか…!まだまだ世界は面白い。坐禅会が始まるまで、お寺のベンチで待ってたんだけど、ライブが終わったらまるでB機関のような衣装を着た白塗り坊主の人が出てきて煙草を吸い始めた。夢?とりあえずなんかわかんないけど、お寺に入った。5、6人しかいなかった。女性グループと整番もらう時に通っぽく話してた男の人。住職さんに言われた通り坐禅をした。体感長すぎた。動くとパチーンとされるタイプではなかったので、ただ無心になるだけだけど、まだかな〜と時間の流れのことと足の痺れのことしか考えてなかったよね。障子の裏でバタバタライブの片付けの音がしていて、完全に聞き耳立てる時間だった。終わったらちょうど良い時間だったので、会場に戻る。いろんな人と話してた通っぽい男の人が整番近くで、並んでいる時に役者さんですか?と声をかけてくれたので、大学でちょいと演劇を〜なんてそれっぽいこと言って、この通感やばい人って一体普段何してんだろうという好奇心から、いろいろ聞いてみたら、数日前に水族館劇場を教えてもらって来て、演劇はめちゃくちゃ見るわけではないということを教えてくれて、ただコミュ力えぐい人だったとわかった。意外とみんなそんな感じなのか?いや、この人だけだと思う。多分、生存能力もサバイバル能力も高い。なんとかなるやで生きていけるタイプの人だ、多分。その人に便乗して、まじで通のおっちゃんにずっと通ってるんですか?と聞いてみたら、ここにいる人は何かしら片足突っ込んでるよねと言った。なんだそれ、詳しく知りたい、けどそこで会話ストップ。コミュ力男性に持ってかれた。横尾忠則が出演してる映画とか教えてくれた。そんなこんなしてるうちに、整番順に入場。席自由。階段を登って入ってみると、広いし、天井が高い。すごーーー。水がかからなそうだけど絶妙に前の列を選んで座った。ベンチになっていて、座布団も敷いてあったけど、お尻は粉砕レベルだった。結構長時間の大作。水族館劇場は裏方も役者として舞台に立つことが普通にあるっぽい。セリフはめちゃ飛んでいて、客席からがんばれーと声があがることがあったし、声小さい人もいるし、絶妙に棒の人もいる。主役は唯一の創設メンバーの千代次さん。正直、この役は少女がやるものでは?と思うこともあったけど、アングラあるあるで自年齢など関係なく女優の魅力と力量によって、そんなのどうでもよくなってしまう。最後、私には吸いも甘いも知った大人の女の人、なおかつそこに少女性を見出すことができた。水族館劇場の中で、かなり気になった存在は、劇団最年少の藤井七星さん。年がめちゃくちゃ近くて、短髪で、少年役だけど、その表情からパンクな雰囲氣が出ていた。水族館劇場の本を新宿の紀伊國屋で立ち読みした時、七星さんの経歴が書いてあったけれど、ますます気になる役者さん。また、彼女の芝居を見たいな〜。客だしでいたけど、ひよって話しかけられなかった〜。冒頭にも書いたけど、今回の水族館劇場は桃山邑に捧ぐということで、新たな水族館劇場の幕開けの瞬間。そのような覚悟や少しばかりの不安を感じた。さっき、セリフが飛んでるとか声小さいとか書いちゃったし、水族館劇場のメンバーとして生きている以上、そこは絶対にクリアした方が良いとは思うんだけど、水族館劇場を全て見終わって、そんな細かいことをいちいち考えることが馬鹿馬鹿しくなるくらい、私は水族館劇場のドラマとその儚さに飲み込まれてしまっていた。演劇は、役者が上手いのは当たり前だとかいう固定観念は全ての演劇に当てはまるわけじゃないと思った。高校演劇からカチコチに固まってた演劇観を覆された。上手いってこととかそういうことだけが全てじゃない、水族館劇場は、全員が水族館劇場に欠かせないメンバーであり、役者も裏方も全く関係ないのだ。桃山邑がいなくなった今、その団結力が試されている時であり、それは演劇の上手い下手どうこうではなかった。改めて、演劇を考えさせられる観劇体験だった。芝居のラスト、水族館劇場でも背景が取っ払われ、羽村の景色借景。ちょっと高い土地であったことに加え、暗闇と水族館劇場の作りも相まって、まるで崖っぷちから借景しているようだった。5月の夜のまだ冷たい夜風に水族館劇場のメンバーが吹かれている。何か強い意志を感じた。水族館劇場という劇団というより、興行で生きていく人たち。水族館劇場で生きる人たち。このSNSが主流の世界で私生活が全く見えない彼らは、彼ら自身が演劇性の骨頂にあり、それを守り続けている。令和において、稀有な存在であるのだ。水とか舞台美術に焦点を当てたいところだったけど、水族館劇場に全くもって感動してしまったので、熱く語ってしまいました。もっと、水族館劇場を知っていきたい。
やっと書き終わったー!!!!
書き出しでは夏だったのが、もう10月半ばなんだけど。
俺の季節です。
今回は、写真を載せてみた!なんか記事がめちゃ重くて、パソコンの反応が
鈍い。
前書きで書いたようなことをつい最近もまた繰り返してた。
でもやっぱり自分の決めたことには意味があるんだよー。
でもでも淡々と過ごして、こなしてると、
大事な理由を、がんばる理由を見失っちゃってるんだよね。
ままんに言ってみたら、忘れないように壁に貼っとけば?って。
最近、書道してないし、書くかー。
寄席文字修得中です☆
まだまだ観劇記録が溜まりすぎている(これからのがやばい)ので、
また出します。
なんとなくで読んでみてください。
ここまで15,946文字です。
読んでくれてありがとうございます。
それはもう読書ってことでいいと思います。
またねん。