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【映画鑑賞】「流転の地球 -太陽系脱出計画-」 中国映画の本気を見た

映画「流転の地球 -太陽系脱出計画-」を見てきました。
とても良かったです。
レイトショー1500円で上映時間178分の約3時間。
お得感はあります。
面白くて体感2時間ぐらいでした。ただし尿意との闘いは必至です。


どういう映画なの?

公式サイトはこちらです

これは映画「流転の地球」の2作目であり、1作目の前日譚となります。
前作はNetflixで配信されてます。

なので前作を見ることをオススメします。記憶がしっかりしてるうちに見に行くと40%増しぐらいで楽しめます。

あらすじはYoutubeで転がってる予告動画見てもらえれば大体わかりますが、ざっくり説明すると

①太陽が寿命迎えて肥大化、太陽系自体が無くなりそう
②どないしよ・・・せや!地球動かして隣の恒星系まで行こ!
 
って感じです。SF超大作です。

中国映画っておもしろいの?

邦画なんか足元にも及びません。予算が桁違いです。
めっちゃよく出来てます。
いろんなメカが出てきますがCG完成度高いです。
ただしいくつか注意点があります。

①基本的に国威発揚の国策映画です
②科学的な考証とか気にしちゃダメです
③めちゃくちゃご都合主義な展開です

①はまぁ中国ですし・・・って諦めましょう。
②も設定自体が荒唐無稽なので諦めましょう。
③は映画なのでこんなもんです。諦めましょう。ハリウッド映画も似たようなもんですし。制限時間があるってことはギリギリに解決するんだな!ってコトです。大人になりましょう。
人々は偉大な中国の主導のにより一致団結して困難に立ち向かいます。

中国映画っぽいな~って個人的に思うのは「仲の良い他国」として描かれる国が普段見てる映画と違うところですかね。

日本のSFとかだとまず間違いなくアメリカがええ感じに描かれますよね。
強権的で嫌なやつだけどやっぱり最後は頼りになるぜUSA!USA!って感じ。

ところが中国映画だとめちゃくちゃロシアがいい奴らです(笑)
ちょっと情けなく描かれてたりして若干disり気味なところはありつつも、中国に次ぐ2番手とくればロシア!って感じです。
宇宙開発においては中国の大先輩ということもあり「ロシアは宇宙では最強だ!」ってセリフが決め台詞みたいになってます。ロシアかわいい。

んで当然アメリカ(笑)って感じに描かれます。
いやまぁそこまで敵対的に表現されてるわけではないのですが、基本的に良いところなくて嫌なやつです。アメリカ。

因みに日本人は悲観的な民族として描かれつつも、ここ一番ではしっかり中国を助けてくれるってスタンスでしたから「気弱な弟」ぐらいの立ち位置なのかもしれません🤔

どんな感想だった?

SF映画贅沢全部てんこ盛り!

2001年宇宙の旅+インディペンデンス・デイ+アルマゲドン+インターステラー

宇宙人相手の戦闘じゃないのでインディペンデンス・デイとはちょっと違うんですが、見れば若干のインディペンデンス・デイみを感じていただける・・・はず。

アルマゲドンはまんまアルマゲドンしてくれてます。

映画の後半はまんまインターステラーです。

でも凄いのが、ウワー!パクり!中国!流石!!って感じでは一切ないんですよね。
説明が難しいんですが、そもそも迫力が凄いし映画としてちゃんと作られてるからパクりのニセモノ感が無いです。

演出面で面白かったのは、ほぼ常時「次に起こるイベントまで◯◯分」みたいなカウントダウンがされてて矢継ぎ早に危機が訪れます。
このカウントダウンのイベント表示がまぁだいたい悪いことなんですが、まったく気配のなかったイベントが表示されて「次そうなるの!?!?」ってビックリしたり
逆に大ピンチの状況なのに作業が成功するまであと◯◯分ってネタバレしてきたりと結構振り回されました(笑)

いやまぁ前作の前日譚って時点である程度のネタバレ状態からのスタートではあるんですが、結構意外な演出があって面白かったです。

とにかく中身がぎっしりで、3時間という長丁場を感じさせないです。
緩急は付けてくるんですが後半とかは怒涛の展開。
SF慣れしてないと若干ついていくの大変かもしれません。
でもいいんです、画面派手だから楽しいです。
トランスフォーマーみたいに派手過ぎて画面が何がなんだかわかりにくいってこともないです。
見やすく派手です。

やっぱり映画は予算なの?

予算です(断言)
予算をちゃんとよりより映画を作り上げるためにきちんと使ってます。
ワイズ・スペンディング。

ところがですね・・・日本においてはマジで広報に金かかってないと言うかなんというか
そもそもなんでコレを劇場公開したんだよ!ってレベルです。
いやありがたいんだけど。

そもそもパンフレット売ってなかった。
上映スクリーン入口にでっかいポスターとかもなし。
座席表の上にちっちゃいビラが貼ってあるだけ・・・

A4サイズぐらいでした

でも本当に迫力がある映画なので映画館で見る価値はあります。
むしろ映画館で見れるチャンスあるなら見なきゃ損。
マジで中国映画の本気度ヤバいっす。

さぁ運良く近くに上映館がある方は見に行きましょう。

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