ふと、HUNTER×HUNTERの“念”を基にした演技論があったら面白いと思った 〜「演」の六系統編〜
表現を駆使して、「系統」の力を発揮する。
それが演技の「発」だ!!
前回はこちらから参照。
「演技論をHUNTER×HUNTERみたいに説明したらかっこいいんじゃない?」というのがあらすじです。
今回扱うのは「系統」の力、という概念。
演技の話に落とし込むことは果たしてできるのか……?
系統
※基本的に、「念能力(ねんのうりょく)とは【ピクシブ百科事典】」の文章を改変しています。
演技には六つの系統があり、誰もが生まれついて、そのどれかに属している。
生まれ持つ系統が最も習得が早く、力が発揮できる。逆に相性の悪い系統ほど、扱いにくく覚えにくい。そのため、強化系に向いているからと言って絶対に特質系が使えないわけではない。
各系統は円を描くようにして並んでおり、隣り合うものほど相性がいい。
・強化系 - 言葉や行動が持つ働きや力を強くする。
・変化系 - 意識の性質(感情や伝わり方)を変える。
・放出系 - 意識を飛ばす(届ける)。
・具現化系 - 意識を物質化し、ないものをあるかのように見せる。
・操作系 - 他者や場を操る。
・特質系 - 他に類の無い特殊な表現。後天的に身につく場合も。
実用例
・「君は大きく表現するのが得意な強化系だから、感情の変化や放出は得意だろうけど、具現化が必要なアクトや、相手の次の台詞を引き出す操作系のアプローチはあまり得意じゃないはずだ。芝居の嘘がなるべく少なくなるように動線を考えてみよう」
・「変化系は役の中で更に芝居をする“劇中劇”みたいな構成に向いてるんだ。舞台上にもう一つ舞台を具現化するのはもちろんのこと、劇中劇との違いを出すため、ベースのお芝居の強化が必須になる。感情の変化を自在に表現できて、尚且つ強化と具現化の両方を高いレベルで扱える変化系は、まさしく入れ子構造の劇にぴったりな役者なのさ」
・「君は特質系だから真似できないんだよなぁ……(笑)」
いかがでしたか?
正直、先天的に得意な演技の系統が決まってて、それにあった修行が必要っていうのは、結構マジな気がします。
ビスケ師匠曰く、自分の系統を中心に隣の系統をバランスよく修行すると自系統の覚えも早くなり、応用の効く使い手になれるそうなので、あっ、自分この系統だな!って思ったものがあれば、そこを中心に鍛えてみてはいかがでしょうか?
それでは、僕は強化系の修行に戻ります。
ばいならー!