【こだわり】そのWEBデザイナーを「プロ」だと感じる瞬間
私が一目置くWEBデザイナーの特徴を3つ紹介
かれこれ20数年、15社以上の職場でWEBデザイナーとして働いてきますと、様々な同僚に出会うものです。
「特に印象に残っている人は、どんな人?」なんて、いきなり訊かれてしまうと何故でしょうか、イヤな人たちばかりが先に思い浮かんできてしまいます😅
自身のネガティブな性格なのか、今の職場で抱えているストレスなのか、はたまたイヤな人物ほど何だかアクが強くて印象に残ってしまっているのか。。
どうも瞬時で思い出そうとすると、そういうマイナス感情を抱いてしまった同僚ばかりが頭の中に登場します💦
何にせよ、クリエイティブの世界と言うのは、いささかクセのある人物が多いです。
著者である私をリアルに知っている人からは、「あんたも充分そうでしょ」とか言われそうですが😅
こうして書いてきますと、さすがに寂しいクリエイター人生にも感じてきますので、あらためて思い出してみます。
尊敬出来たり、「この人、やるな」と思えた同僚たちだって、待て待て、いたでしょう?
そう考えてきますと、私が一目置くWEBデザイナーには、ある種一定のポイントがあるように感じました。
同僚ではない場合もあるし、一緒に仕事をしたデザイナーでなくても、態度や話の内容で感じられる「プロ感」と言いますでしょうか。
今回は、そのあたりを紹介していきます。
このnoteのテーマ上「WEBデザイナー」と限定して書きましたが、「デザイナー」でも当てはまる内容かと思います。
1. 挨拶ができる
出来ているようで、意外と出来ていないクリエイターも多いかと思います。
まず、声が小さい。「おつかれさまです」とか言ってるのだと思うのですが、「スー」みたいな音が口から漏れているような状態。
さらに、目も見なければ会釈もしない、笑顔もない。
こうなると、私の中では「アウト」です🚫
ただ、クリエイティブの職場だと非常に静かな環境もあるかと思います。
それに、その人自身が物静かな場合もあるでしょう。
上記のような状況で、いきなり「おはようございます!」「おつかれさまです!」を大声で張り上げたら、多分その人は浮きます😅
WEBデザイナーなどのクリエイティブな職場環境の場合には、程よい声でそっと笑顔で会釈とかが良い挨拶かもしれません。
これが出来る人、少ないですよ。
ちなみに、肝心の私はと言いますと、挨拶はかなり鍛えられた方だと思います。
最初に入社したグラフィックデザイン事務所の社長(体育会系上がりだった)事もあり、朝の挨拶は特に大事にしていました。
声が小さいとよく怒鳴られたものです(一応断っておきますが、手や足は出てきませんでした💦)。
だから割と感じの良い挨拶はできていると思います。
ただ、仲の悪いイヤな同僚には、全くしません。「存在してない」が如きの対応です。
そう考えますと、私もまだまだ発展途上です😅
2. 整理整頓ができる
職場が綺麗、机周りがしっかり整理されている、というのも勿論大切ですが、特にWEBデザイナーにとって重要な整理整頓は、机は机でも「(PCの)デスクトップ」です。
アイコンの数は少ないか
適当に付けたファイル名のアイコンが放置されていないか
左側(あるいは右側)にアイコンがまとめられているか etc
何のデータか分からないようなファイルや、「後でしまおう」とそのままになっているファイルがPCのデスクトップに散らばっていると、間違いなく作業が遅くなります。
以前在籍していた会社で、デスクトップがアイコンで埋め尽くされていた人がいました。
メールソフトから添付されたファイルをデスクトップにドラッグしたのですが、そのデータがどれかもう分からない状態で💦
「これだっけ、あれ?」「これだっけな」と4~5回周囲のファイルを開かないと見つからない有様でした。。
ハッキリ言って、その人は仕事ができませんでした。
「チーフアートディレクター」とかいう肩書でしたが、デザインも微妙で当然仕事も遅い(もう会う事ないでしょうし会いたくもない人だけど、この辺で止めときましょうか😅)。
忙しいのもあるでしょう。どうしても後回しになりがちですが、しっかりその都度整理していないと、確実にその後のパフォーマンスに大きく響いてきます。
さらに言えば、PC自体のパフォーマンスにも影響が出ます。
私も以前、デスクトップがアイコンだらけになったときMacに不具合が出て中のデータが全部飛んでしまったことがあります(もう十数年前)💀
それを教訓に私のデスクトップは自分でもかなり整頓されていると思います。
こうした経験もあり、ふと同僚PCのデスクトップを見る際には、「こんなに綺麗なのか、やるな」なんて思ったりしているのです。
3. ツールに敬意が持てる
道具を大切にする、というのは多くの職業に共通する概念だと思います。
PCのメンテナンスもそうですし、マウスやキーボードも乱暴に扱わない。
とか言っておいて、夜中仕事が終わらずマウスを机に叩きつけて壊したことのある私ですが💦
自分が大切だと思っているのは、ツールを軽んじらないこと。
具体的に言えば、Photoshopは「フォトショップ」。Illustratorは「イラストレーター」と発音する。
「フォトショ」とか「イラレ」と発音する人がいますが、私は感心しません。
だいたい「ップ」くらい発音したらどうなんだ。そんなに疲れるんか?(この原稿で一番熱くなってます😅)
「偏り過ぎた変なこだわり」とよく言われる事もあるのですが、もしデザイナーとして突き抜けたいなら、ある意味変なまでにこだわり抜いた方が良いです。
私の中で尊敬するデザイナーが二人いるのですが、その人たちは「フォトショップ」「イラストレーター」と発音しています。
逆を言えば、スゴイと思う仕事をしてても「フォトショ」「イラレ」と発音する人だったら、ちょっと私の感動が冷めます🐧
言ってみれば、「そのツールで食っている」訳です。
私の想像ですが、違法に入手した海賊版ソフトを使って上手くなるデザイナーはまずいないと思いますし、そんなツールで世に出された作品たちも不憫です。
ツールに敬意や愛着を持てているか。
私にとっては、一目置くかの大きな判断材料なのです。
まだまだ先へ進みたい、私なりのこだわりです
ここまで書いてきて思いますが、冒頭に触れた「イヤな同僚たち」から割と学んでいるのかもしれません😅
「挨拶しない人たち」や「デスクトップが乱雑な人たち」は正直、困った人たちが多かったです。
ただ、「ツールを略して呼ぶ人たち」については、割と「フォトショ」「イラレ」という呼称が浸透しているのもあり、悪い人たちばかりではないです。
普段お世話になっている同僚たちもそう呼んでいますので、「略するからダメ」と言うよりも「できれば(正式名で)呼んでほしいな」位のイメージです。
勿論ですが、「『フォトショップ』『イラストレーター』と呼べ!」とか言いません。
自分でも偏ったこだわりだと感じる面もありますし、「もっと良いデザイナーになれるぞ」なんて押し付けるのも余計なお世話でしょう(※もし、弟子を持つようになったら言います)。
まあ、あくまで自分がさらに良いクリエイターになるために課している、自身のルールと言ったところでしょうか。
今後も、これまでのキャリアで感じたことやエピソードを書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。
siesta