Designship 2021を開催するために。 デザイン業界のみなさまへ寄付のお願い
こんにちは、デザインシップでカンファレンス事業部の部長をしている武藤(@mutoatu)です。
2020年は当初オフラインで東京ミッドタウンでの開催を予定していましたが、コロナの影響を受けてオンラインで開催しました。そして、2021年もDesignshipを心待ちにしている声を受け、10月23-24日にオンラインでの開催を決定しました。
しかしながら、オンライン開催の兼ね合いで以前より企業協賛のお力添えをいただきにくくなっており、2021年においてはオンラインでの開催も十分な形で開催できない可能性が出てきています。そこで今回、デザイン業界の皆様の1人ひとりにお力添えをいただけないかと考え、このnoteを書いています。
デザインシップについて
デザインシップは、産業においてデザインの対象範囲や役割が拡張しかつてないほどに重要視される世の流れに沿って、現在だけではなく次世代においてあるべきデザイン人材像を構想し、示し、その目標までの道のりを支え、もって国民の創造性向上に寄与することを目的として設立された一般社団法人です。またその目的に資するため、カンファレンス事業を2018年(設立当初)より、「Designship Do」として教育事業を先月より行っています。
カンファレンスでは、次世代の産業に必要な「デジタル・グラフィック・プロダクト」のデザイン業界の壁を物語という抽象度の高い形を通じて超え、次世代においてあるべきなデザイン人材像を構想し示すことを目指しています。過去にはTakramの田川さんやNDCの原研哉さん、昨年はライゾマティックスの齋藤さんをはじめとした、とても豪華な方々にコンセプトに共感いただき、薄謝にもかかわらずご登壇いただいてきました。
継続していく上での課題
デザインシップは、2018年より企業様の多大なご協賛によりカンファレンスを開催し続けて参りました。
カンファレンスを通して次世代においてあるべきなデザイン人材像を構想し示し、その私たちのビジョンに様々な企業様、登壇者の皆様に共感いただき、お力添えいただきました。そのおかげで様々なデザインの領域で日々切磋琢磨するデザイナーの皆様に心揺さぶる体験を提供することができました。
しかし、コロナ禍においてリアルな場での開催ができないとなると、協賛目的である採用活動などが十分に果たせない等の理由からご協賛を見送る企業様が増えており、今年のデザインシップは十分な形での開催が難しい状況にあります。これはいたしかないことではあるのですが、まだデザイン業界が熟しておらず、協賛の目的が長期視点ではないこともあるのではないかと感じています。
エンジニアリングの世界ではOSSという存在があるからか、業界へ貢献する・業界に還元する、といった考え方が存在し、企業そして個人に定着しナレッジシェアやカンファレンスなどが栄えています。それらが継続することで、業界の人材が増えエンジニアリング業界の底上げとなり、結果エンジニアリングが大きな影響力を持つようになっています。
私は個人としてエンジニア向けのカンファレンスの運営スタッフも行っているのですが、残念ながらデザイン業界はまだそこまでは至らず、協賛の費用対効果を期待されることも少なくありません。コロナ禍において、業界の潜在的な課題が見えてきたからこそ、現在の状況を皆さんにお伝えし、みんなでカンファレンスを創る。誰かを待つのではなく、一人ひとりが業界の状況を変えるきっかけになるのではないかと考え、今回初めての取り組みを始めることにいたしました。
寄付のお願い
これからの日本のデザイン界をよりよいものにしていくための活動に賛同いただける方からの寄付を募ることにいたしました。
少しでも私たちの想い、デザインシップの目指すビジョンに賛同しご協力いただける方がいらっしゃれば、法人だけでなく、個人の皆さんからのご支援も大歓迎です。みなさまのご支援は今年の開催だけでなく、来年以降の活動継続にも大きく影響します。
ほんのお気持ちでも結構ですので、何卒お力添えをお願いいたします。
【個人の方へ】
寄付は以下のサイトより一口3000円から10万円まで受け付けております。ささやかなお礼としてSpecial ThanksとしてDesignship 2021 公式サイトへお名前を掲載させていただきます。(ご希望の場合)
【法人の方へ】
スポンサーは以下のサイトより受け付けております。様々なプランをご用意しておりますので、ご質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。
Designshipを開催し続けるために
Designshipは、日本で数少ない1000人以上の規模で開催されるデザインカンファレンスです。もし、Designshipがなくなり、日本からデザインカンファレンスがなくなれば、業界間の分断はもとより、業界内の分断もより深いものになっていくことが想定されます。
特にデジタルデザインの業界では、友人ベースでの小さなコミュニティーや近い業種でのコミュニティーなどは存在しますが、大きく開かれた形のコミュニティーが存在しません。そのためスタートアップなど小規模の企業やフリーランスなどで1人でデザイナーをしている場合に孤立してしまい、なかなか最新の情報にアクセスできないといった課題がより大きなものになってしまいます。
また、日本のこれからのデザイン界に資するイベントがなくなるというのは、日本の発展にも影響を及ぼすのではないかといった危機感を覚えています。その想いからどのような障壁があってもこの流れを止めてはならない、そう私は考えています。少なくとも私はその危機感からデザイシップへ学生業・デザイナー業・コンサル業とパラレルではありますが全力で向き合って1年を通じて活動をしています。また、毎年40名近いスタッフたちが強く共感をし手伝ってくれています。
しかしこの先、Designshipを継続していくには私たちだけの力では立ち行きません。皆様の業界の壁を越える想い、お力添えが必要です。
一緒にデザイン業界を前進させる一歩を踏み出していただけないでしょうか。
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