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内向的なのに刺激を求める、人口の6%しかいない刺激追求型HSP(HSS型HSP)

Couperinさんのnoteを読んでいて、HSS型HSPが改めて気になりだしたのでザッと調べてみたメモ的なものを置いておきます。ちなみに、HSS型HSPは以前ますこちゃんのnoteでその存在をはじめて知ったのですが、「常にブレーキとアクセルの両方を踏んでいるような感覚」が身に覚えがあり過ぎて、そんな特性があるのかと衝撃的でした。

▶HSS型HSPとは?

まずは「HSP」について
・Highly Sensitive Personの頭文字で、とても繊細な人という意味
・人口の20%(5人に1人)に該当する
・生まれながらの特性
・過度に繊細で、傷つきやすく、人の目を気にし、想像力、発想力が豊かであるが、ネガティブな人たちのことを指す言葉として生まれた

HSS型HSPについて
・HSSはHigh Sensetion Seekingの頭文字、日本語訳は「刺激追求型HSP」
・HSPの中に30%いて、人口の6%に該当する(日本人の血液型比率と比較すると、AB型9.9%よりも少ないマイノリティ)
・変化に富み、新奇で複雑かつ激しい感覚刺激を求め、その経験を得るためにはリスクをいとわない気質を持ち合わせているHSPのこと

( https://www.sankeibiz.jp/business/news/190527/prl1905270943025-n1.htm より一部引用)


▶HSS型HSPのセルフチェック項目

High Sensation Seeking Test
各質問にあなたが感じたままに答えてください。すこしでも当てはまったらボックスにチェックを入れ、あまり当てはまらない、あるいはまったく当てはまらない場合はチェックを入れないで下さい。
ーーー
□ もし安全なら、未知の新しい体験ができる薬をやってみたい。
□ 会話によってはひどく退屈になる時がある。
□ 行ったことのある好きな場所にもう一度行くよりも、好きにならないかもしれないけれど知らない場所の方へ行ってみたい。
□ スキーやロッククライミング・サーフィンのようなスリルのあるスポーツをやってみたい。
□ 長い間家にいるとイライラする。
□ 何もせずにじっと待っているのは嫌い。
□ 同じ映画を二度見ることはめったにない。
□ あまりやったことのないことをするのが楽しい。
□ もしなにかめずらしいことを目にしたら、わざわざ寄り道をしてでも確かめに行く。
□ 毎日同じ人たちと一緒にいると飽きてしまう。
□ 君のやることは予測がつかないと友人たちに言われる。
□ 知らない場所を探検するのが好き。
□ 日課はもたないようにしている。
□ 強い体験を与えてくれるアートに惹きつけられる。
□ 気分を高揚させてくれる物質が好き。
□ 思いもつかないようなことをする友だちのほうが好きだ。
□ 新しい知らない場所へ行ってみたい。
□ もし旅行に行くお金があったら外国へ行きたい。
□ 探検家になってみたい。
□ 誰かが性的なジョークを飛ばしたり、性的なことを口にして、みんなが気まずそうに笑うような時でも、自分はそれを楽しいと感じる。

(引用元:High Sensation Seeking Test http://hspjk.life.coocan.jp/HSS-Test.html )

女性は11項目以上、男性は13項目以上当てはまったらHSSだそうです。

私は16つでした。だいぶHSSですね(笑)
とはいえ、これ意外とみんな当てはまるんじゃ・・?と思ってたら、内向型・エンパス・HSPの違いについて考察されている記事を書いていた方が、記事内で自分は「5つ」だったと言っていて結構驚きました・・。

(ちなみに、内向型について私も以前noteを書きましたが、内向型とHSPの違いは曖昧なのだとか。)


▶そもそもセルフチェックすることについて

少なくとも自分を知る・向き合う「糸口」になってくれる

高校生の時にうつ病になって以来、この生き辛さをどうにか良くするために、自分を理解しようといろんな症状や性質を疑ってきました。内向型、自立神経失調症、アダルトチルドレン、境界線パーソナリティ障害・・と、セルフチェックするとだいたい該当します。

精神面のトラブルは環境や性質、体調などいろんなものが合併して起きているというのが私の見解なので、必ずしもみんながみんな一緒の症状ではありませんが、名前が付いた症状を「知る」というのは生き辛さを解消していくための「鍵」や「糸口」になってくれます。

少しでも正体がわかれば、対処をするための行動を起こせます。
そして、何より必ずしも同じではないけど、似たような悩みを抱えた人たちの声をネット上で読めるのは、「苦しんでいるのは自分だけではない」と思えて、いつもそれが癒やしになっていました。

ただセルフチェックはある意味、自分に「レッテル」を貼ることになるので、それで悲観的になるようなら、あまり自分で判断して入れ込み過ぎないほうがいいなとも思います。(私も過去そんなことが多々ありまして・・苦笑)
なので、今はあくまでも「自分が少しでも生きやすくなるように」というのを私は大事にしています。


▶HSS型HSP関連の気になった記事

HSS型HSPをネットサーチした中で、私が気になった記事をいくつかピックアップして内容を抜き出してみました。

<1>

上記の記事より抜粋:

👉 HSS型HSPは、ブレーキとアクセルの両踏みと比喩される

“人間の脳内には、「行動制御システム」(ブレーキ)と「行動活性システム」(アクセル)が装備されています。HSPは「行動制御システム」(ブレーキ)が人に比べて活発なのが特徴ですが、HSS型HSPは、それに加えて「行動活性システム」(アクセル)も非常に活発です。このことをとらえて、HSS型HSPは、ブレーキとアクセルの両踏みと比喩されることもあります。猛スピードで走っているところに急ブレーキを踏むため、タイヤが摩耗しやすい(疲弊しやすい)だけでなく、事故を起こしやすく(トラブルが多く)なりがちです。“

👉 誰にも理解されないと密かに傷ついている人が多い

”HSS型HSPは、HSPの気質を持っているので本来は細やかな性格ですが、繊細さよりも好奇心旺盛な気質の方が世の中に受け入れられやすいため、対外的には、HSPの要素は鳴りを潜め、HSSの要素である好奇心や冒険心を前面に押し出して生活している人が多いようです。そのため、明るく元気に振る舞うことが多く、非HSPと混同されがちです。
友達いっぱいいそう
人見知りなんてしなさそう
何を言っても傷つかなそう
お酒めっちゃ飲めそう
などなど、自分からしたら真逆と思われるようなことを人から平気で言われるため、「誰にも理解されない」と密かに傷ついている人が多いのも特徴です。”

元気いっぱいとまでもいかなくても、私も周囲に理解されないことが多い・・。結構「大丈夫だろ」と思われて無理な仕事を任されたりとか、身近な人に、「面白い方が本当のあなたで、ネガティブな状態の方はあなたじゃない。おかしい。だから頑張って治そう」と言われたこともありました。言われた時は自分もそうかもしれないと思いつつも、いや両方とも本当の私だから受け入れて欲しいなとも思ってました。きっと身近な人ほど、この「落差」にビックリするんでしょうね・・。

”ちなみに。わたし森ようこもHSS型HSPで、長年自分のややこしい性質に悩んで生きてきました。恋愛も仕事も長続きしないので、常に不安定でした。そして、場面によってコロコロ変わる自分が嫌で、いつも他のだれかになろうとしていました。”

めっちゃわかる・・。恋愛も仕事も、なんなら住むところも、長続きしない。

<2>

上記の記事より抜粋:

👉 自分が何を希望しているのか不明確

”このタイプは、刺激を追い求めるのに、刺激を受けると刺激過多に陥るため、自己の調整が難しいことに苦心しています。また、他人の気持ちを汲むことに長けているため、自分が何を希望しているのか不明確で「自分がない」と感じています。”

「自分がない」と私も常日頃感じることなのですが、これもHSS型HSPの特徴とは驚きでした。

<3>

上記の記事より抜粋:

👉 普通をお手本にしない

”「誰よりも敏感なんだから普通の人をお手本にしないで。必要以上に気を使ってあげて。」と、何度も言われていたのに以前の私は、自覚がないばかりに失敗しまくっていました。笑
「え、普通にしてたよ?!」「だから、普通じゃだめなんだよ!」っていうのを何度も繰り返して。。。笑
いい加減懲りて、そんなにかぁとようやく自覚するようになりました。”

👉 身の回りをシンプルにしてみる

”そして一気にシンプルライフへと突入!(やることが極端なHSSw)元は「もの」が大好き!買い物も洋服もインテリアも大好き〜。でも、ひとつひとつに一層こだわるようになり数を減らしました。大型家具(ソファや椅子など)やテレビなどもメルカリに売り余白の中で暮らすわたしとなりました。”

最近私も部屋をスッキリさせて、メルカリに売るところまで一緒だったので思わず笑ってしまいました。じつはそれまで1Fのリビングが居心地悪くて、全然使ってなかったんです。リビングが居心地悪いということは、家の中にリラックスするスペースが無かったんですね。
なぜこんなことになってたかと言うと、テレビや家具は引越し前のものをそのまま持ってきてたので、今住んでいる家にサイズ感も色合いも合ってなくて、自分の中でそれがどこか気持ちが悪かったのでしょう・・。
なので、思い切って今まで置いてたテレビもソファもローテーブルも全部無くしちゃいました。今は必要最低限の一人がけソファとサイドテーブルのみなので、気に入っています。

<4>

上記の記事より抜粋:

👉 高い危機察知能力と刺激への欲求を併せ持つ

”強い刺激を求めるHSS型HSPは、海外旅行やアウトドアスポーツなど、未知の体験やスリルを好んで追い求める傾向があります。ですが、危機察知能力の高いHSPの気質も併せ持っているため、大きな危険を冒さない範囲で刺激を楽しむのが特徴的です。そのため、一見すると危ない橋を渡っているかのように見える行動でも、重大な事故につながらないのが、HSS型HSPの大きな強みであるといえます。”

日頃はインドアなのですが、アウトドアも全然好きなのですよね。キャンプとか誘われて全然行く行くーと返事したら意外だと驚かれたこともありました。小さい頃は少し高いところから川に飛び込んでた子でしたし・・。笑

危機察知もなかなかやっかいで、いろんなリスクがみえてしまうものだから、職場で発言すると煙たがれます・・。自分でも自信は無いし、うまく説明できないこともしばしば。でも、自分の中でどんどん不安が広がってしまうのですよね。

👉 強い刺激を求めて活動した結果、自分の限界を超えて疲れ果ててしまう

”慎重で内向的な人が多くを占めるHSPの中にあって、HSS型HSPは特別に活動的な性格を持っています。そのため、未知の物事に挑戦したり、賑やかで騒々しい場所に繰り出したくなる衝動に、駆り立てられることがよくあります。ですが、刺激に対する敏感さや疲れやすさも同時に持ち合わせているため、強い刺激を求めて活動した結果、自分の限界を超えて疲れ果ててしまうことがあります。”

刺激を得るのは楽しいのですが、その反面、めちゃくちゃ疲れる。社会からドロップアウトするぐらい気づいたら疲弊して身動きとれなくなる。二度とやらないぞと思いながらも、少し体が動けるようになったら、また新しい刺激を求めに行く・・の繰り返し。ほんとジェットコースターです。(本物のジェットコースターも平気でWHOOOO!と声だしながら両手離せる人です。笑)
最近は、切実に「平穏」が欲しいと願っているのですが、これが私の生き方なのだろうと半分あきらめもあります・・。

<5>

上記の記事より抜粋:

👉 自分でも無理してやってる感覚がない

”HSPの特徴である、繊細な感受性や、ささいな刺激への察知など……日々感じとっているものや、それに対するストレスがあります。しかし、HSS型HSPは「しっかりして見せる」ことや「場を盛り上げたり、人と人との橋渡しをする」のが得意です。これは、外向型の「外」に意識を向けた言動ですね。意識しなくても、その場に適した行動ができてしまうし、自分でも「無理してやっている」という感覚はないのです。”

自分で気づいてないのが一番やっかいですよね・・。

👉 自分と他人の間の境界線をしっかり意識する

”HSS型HSPは、本当の自分と「周りから見える姿」に大きなギャップがあります。そのために、理解されない悩みを抱えやすいです。仕事や表面的な人間関係では、あなたの良さはほんの数%程度しか伝わらないでしょう。そこで、少数の「理解者」を作ってその人たちだけに理解されればいいと、高を括ることが必要です。”
”HSS型HSPは、その器用さや人望の厚さから、さまざまな人から頼られたり、当てにされやすいです。このときに、自分と他人の間の境界線をしっかり意識するようにしましょう。HSPは、人の気持ちがわかり過ぎてしまうので「自分が何とかしてあげたい」「自分がこうしてもらったら嬉しいから」といった理由で、人に関わり過ぎたり、必要以上の責任をとってしまうことがあります。”

これはほんとそのとおりだなと思いました。ここ1〜2年ぐらい、私の中でこの線引きが大きなテーマでした。だいぶ意識できるようになってきたら、少しずつ楽になってきましたよ。


▶最後に

いろいろ読むの力尽きてきたのでこの辺で。
自分がHSS型HSPだろうがなんだろうが、他人に自分をすべて理解してもらうのはそもそも不可能なもの。きっと、この先もたくさん自分の生き辛さをなかなか理解も得られないし、勘違いもされてしまう。だからこそ、自分を自分で大事にしてあげて少しでも楽しく生きられるすべを知っておきたいなとも思います。

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最後に、HSPやHSS型HSPについて書かれているブログやメディアを上げておきます。

暮らしっくliferanking100.com



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