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映画『港に灯がともる』


それぞれの感想

公開前から薄っすらと“観に行こう”と思ってた映画です。生徒さんからご紹介していただいて“観に行こう”から“観に行かねば”になりました。
それくらい強烈なプレゼンテーションだったとおもいます。ネタバレはしたくないんですが、既に上映が終了していたり間もなく終了する映画館もあるみたいなので、内容が気になる人は是非、いろんな人たちの感想をご覧になってはいかがでしょうか。

劇場情報

感想やレビュー

まだまだ感想


浅くもなく深くもなく

この映画は道徳的な意味でいろいろ考えさせられる、そんな仕上がりになっているな~と思います。
感想で書かれている人もおられますが、震災自体がテーマではなく、震災後から今も続く被災地で生活する人たちの日常にスポットを当てています。震災後から、と言いましたが、そこで暮らす人たちの生活は当然ながら震災前から続いてて、そんなシーンもちゃんと伝えてます。

被災地に覆う何とも言えない無常感と、被災者の変えられない、変わることのない意識。
震災後に生まれた人たちも、しらないうちにそんな何かに取り囲まれて、生きているだけなのに何でもがいてるのか・・答えのない、誰も答えられない自問自答を繰り返している姿を絶妙なストーリーの中でうまくとらえています。

ただ自分として生まれてきて、ただ生きていて、誰もがそんなことを想う瞬間があって、自分を見失いそうになることもたくさんある日々。自分を見失わないように必死でもがく姿は、簡単に自分を隠すことができるSNSの中では到底解決できないリアルな自分と向き合う姿。
だから良いとか悪いとかいうナンセンスな提示はなく、そんなことを繰り返し、体験しながら日々の生活を送るからこそ現実を受け止められる自分になっていくのかも?


写真展「LIGHTSー灯を作った、街と人。」

映画『港に灯がともる』の公開に併せて、撮影現場に密着した写真家の平野愛さんの写真展が開催されてます!

2月27日(木)までで無料なので、映画を観た人も観てない人も足を運んでみてはいかがでしょうか。

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