日本人は、実は「人」に興味がない
カナダに来て、2ヶ月が経ちました。そろそろ日本のことも恋しくなって来る頃、と思いきや……恋しいのは食事のみで、、、それ以外は全く以って居心地の良さをカナダで感じています!
先日、カナダに来て2ヶ月が経過する頃、カナダでの生活がどんなものか、友人たちにシェアしようとシェア会を開きました。
(今回はシェアした内容ではなく、日本人特有の雰囲気の話となります)
シェア会の雰囲気で何となく、察しました。
なんか、みんな私が離婚するかどうかそれを知りたがっている、そんな気がしました。みんなではないかもしれないけど一部の人の発言からそれが滲み出ていた。私に興味があるのではなくて、私が「日本のいわゆる結婚のスタイル」を逸脱するのか、死守し続けるのかどうか、それに興味があるんだなって思ったんです。。。それって悲しくないですか?
話を聞きに来てくれたのはとっても嬉しかったのですが……なんとなくですが、、私が想像していた雰囲気とは違ったんですよね。
純粋にカナダという国に興味を持ってくれていることがわかる人もいました。特に男性はそれが顕著だった気がします。
一方で女性の方は、数人はなんだか、私の腹を探りたかったのかなぁ……という雰囲気の人も居て、、、そう感じてしまった瞬間、「あぁ……私はこの何とも言えない雰囲気の中、自分が準備したことを話すことになるのね、、、」と、自分が話すことと相手が期待していることにミスマッチを感じて、意気消沈。せっかく来てくれた人に悪いなぁと思い、気を取り直して用意したパワポを見せながらシェア会をスタートさせました。
カナダの社会では、特に仕事の面接の際に、婚姻状況や子供がいるかどうかを尋ねられることは少ないようです。(語学学校の先生の話によると)
考えてみれば、自明の理かもしれません。本人の能力とは何も関係がないですから。。。どうも、日本はこういうところをやたら根掘り葉掘り聞いてくる気がします。
友達だったら何でも聞いていいかのように、「子供はいるの?」などと聞いてきます。さすがに結婚しているかどうかを聞いて来る人は少ないけど、、それでもみんな、挨拶がわりに「旦那さんはどんな仕事しているの?」なんて普通に聞いてくる。
それって、あなたと私との間で、どんな関係があるの????って聞きたくなります。私がどんな人間か、どんな良いものを持っているのか、自分と比べるために聞いている、そんな質問に聞こえて仕方がありません。
もっと言うなら、結婚しているの?子供がいるの?そんな質問に加えて、私が夫と離れて暮らしているものだから、「夫婦仲が悪いんじゃないか?」「どうやって生活しているんだろう?」そんなことまで心に秘めて、雰囲気に出すまいとしていることが、もうダダ漏れくらいに私には伝わってくるんです。そんな風にしか、人間関係を持てないってとっても悲しい。
シェア会、カナダと日本の違いを伝えることができて、良い機会ではあったけど、それと同時に「やっぱり、私は日本人があまり好きではない」ということを確認する機会ともなりました。
日本人には、人に対しての純粋で温かい関心がどこか大きく欠落しているように思うのは私だけでしょうか……。
カナダで出会う人、出会う人、みんな完璧じゃないけど、人間らしくて温かみがある!そんな風に思う今日この頃でした。