20代の若者が眩しくて逃げたくなった
ここ数年、出来るだけ若者(20代〜30代前半)との接触を極力避けてきた。
20代というだけで、眩しく見えてしまい目を合わせることも正直苦痛だ。
「親からしっかりとした教育を受けさせてもらえて、胸張って生きているんだろうなぁ」
と、つい思ってしまうからです。
先日まで通っていた、骨盤矯正&小顔矯正のセラピストも話を聞くと20代。いやいや、見た目からして若い。話が合わなかったら、キツイなぁ……。。。というか、早く帰りたくなってしまうかもしれない。そんな考えが頭をよぎったので、何も考えないことにした。
無の境地で望もう……
メイクを落として、小顔矯正をしてもらったのですが……なんとも恥ずかしい体験でした。効果は感じたのですが、至近距離でメイクをしていない肌を見られることへの強い抵抗感。そして、顔を手で覆われている感じ……書いていて恥ずかしくなってきました。
普段は、女性のセラピストのサロンに行っていたので、そこは気にならなかったのですが、相手が若い男性だとこんなに恥ずかしいものなのか?!
これが歳をとるということなのかなと思いました。
きっと、気にしているのは私だけだったと思う。その方は仕事で何人もの女性の素肌を見てきているのだから、気になんてしていない。私もその何人かのうちの一人だということは頭ではわかっている。
なんだろう、この警戒心。
段々わかってきたのは、私自身が過ごした20代はとても壮絶なもので、この人たちのキラキラした雰囲気には勝てない(勝敗の話ではないのですが)と、自分が見たくないものを見せられている感じがしたからです。
そして、仕事何をしているかとか、今まで人生をどんな風に過ごしてきたのかとか、きっとそんな質問をされてしまうんだろうな。
そう思ったら、自分が達成してきたものが、こういう試練に耐えられないくらい脆いもので、価値がなかったのかな、という気がしてくる。
だから、私にとっては同じ歳くらいのキャリアウーマンだけではなく、20代の若者も同じくらい試練なのだ。
そして、自分の中でこんな声が聞こえてきます。
「歳がかなり上のおばさん」
仮に20代の人であっても、話が合えば気軽に仲良くすることだってできる。でも、私がきっと全力投球で自分の思っていること、感じていることを話したら、彼らは逃げ出してしまうかもしれない。
彼らには受け止めきれなくて。
というか、話出したら止めることができないくらい、きっと私の中には色々なものが詰まりすぎている。下水道の水が、鉄砲水のように勢いよくマンホールを押し上げて、その勢いを止められない。そうなってしまったら、恥ずかしい思いをするのは自分だ。
そんな警戒感があるのだろう。
全力投球して会話をしないことは自分が傷つくのを避けることができる。
誰とも仲良くはなれないかもしれないけど。
そんなわけで、年齢のことが気になりすぎる。