『お母さんは忙しくなるばかり』(More Work For Mother) 読書メモ
本書は、家事労働とテクノロジーの発展を道具論の観点から分析した書籍である。
二つの点で面白い本である。
一つは、現在のUXデザインでも使われるような観点が豊富に出てくること。もう一つは、家族のあり方自体を問い直し、仕事と私生活の関係性のトレンドをそもそもから考える時に有用な視点を与えてくれることである。
観点1:UXデザインの観点
一つ目の、本書に出てくる、現在のUXデザインでも使われるような観点は以下のようなものである。
・道具が人間の行動を組織するというものの見方