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皆さんのユーザーにとってのニンジンは何?

このnoteでは、私が10年以上、WEB制作会社を経営して培った&独学で勉強してきた心理学をもとに

・ユーザー心理を解析し、デザインに落とし込むための考え方・アイディア

・ユーザー心理から考えた新たなビジネスアイディア

・それらを実際にクライアントのサイトで実行した結果

を「知的探究心のある方」(デザイナーさんに限らず)に対して発信しております。

ですので、「こんな考え方や発想があるんだな~」「このアイディア面白いな~」という感じでご覧いただければと思います。

あなたのユーザーにとってのニンジンは?そのニンジンをぶら下げるとユーザーは動く?


ユーザーに、難しいこと、大変なことを依頼しても、そこにメリットや価値がなければなかなか簡単には動いてくれません。

こんな話があります。

野球場で飛ばすジェット風船の片付けに困っていた際に、風船のゴミを拾ってきてくれた子どもたちに選手のカードをプレゼントするようになったところ、率先して片付けてくれるようになり、片付けが楽になったそうです。

この話は、ニンジンをぶらせ下げれば人は動くというふうにも捉えられますし(実際そうなのですがが)、私は率先して片付けてくれた子どもたちが本当に喜んで、且つ片付けが楽になった、誰も無理していないということが重要だと思います。

つまり、"ニンジンをどうやって仕込もうか?”という無理している感や 

"これだとつられるかな?"という腹黒感がなく、

自然に循環しているということです。

この循環(流れ)がとても大事じゃないかなと思うんです。

ニンジンをぶら下げてユーザーを引き寄せることはみんなやっているのですが、ニンジンを何にするかを考える時点で、無理や腹黒感が出てしまっている気がします。

そのような感じが一切しない、この例を参考にすると、いろんなアイディアが浮かびますせんか?


例えば、


あなたが、ある港の管理者で、近くの海岸のゴミがひどく、片付けに非常に時間と労力がかかるというお悩みを持っていたとします・・・

その場合、海岸のゴミを拾ってくれた子どもたちに、魚の本やシールをプレゼントするというアイディアが浮かびます。


そこから


海岸のゴミを拾ってくれた子どもたちに、魚の本やシールをプレゼントするイベントを開催

→そこには親御さんも同伴

→親御さん向けにイベント(例えば海産物を売る)などを企画できる

→ここでまずは売上げがあがる

→さらに、子どもたちは、海や海洋生物に興味を持つきっかけになる

→それを踏まえて別のイベントを企画できる
 (有料で海洋生物をもっと知る、体験するイベントなど)

→そこには、やっぱり親御さんも同伴である

→親御さん向けのイベント企画できる

→売上げがあがる

という流れが簡単に出来上がります。


もちろん初めの本やシールの出費はかかるでしょうが、今までなかなか参加してもらえなかったイベントでも、このように流れを作ることで、最終的に利益は出せると思います。

当初の目的であった、海岸のゴミを片付けることも完結し、さらには、片付けに掛かっていた人手も削減できるので、一石二鳥どころの効果ではありません。


アイディアの先にあるものを味わってほしい


今回の考え方、アイディア、発見"をご覧いただき「面白いな~」「ちょっと考え方を変えてみよう」と思ってもらえると嬉しいです!

そして、WEBサイトなどで、なんかうまくいかないという状況を打破し、充実感・達成感を味わってほしいと思います!

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