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投資信託の選び方

セゾン投信社長 中野晴啓さんの「投資信託はこの9本から選びなさい」という本から得たエッセンスを備忘録がてら記します。

選び方1 信託期限が無期限のもの

基本的に投資信託は長期でメリットが出るためです。

選び方2 分配金を再投資に回せるもの

福利を最大限生かすためです。年利7%で元金100万円を運用した場合、30年後には再投資の場合が761万円、再投資しない場合は310万円と、2倍以上差がつきます。

選び方3 購入時手数料無料で、運用管理費用率が低いもの

いまだと、手数料は0.1%前後がよいです。たとえば1000万円運用していれば、運用管理費手数料が1%だと毎年10万円かかります。つまり年率にダイレクトに響くわけです。高い分成績が良いとはならないので、低いに越したことはありません。

選び方4 資金が増え続けており、純資産残高30億以上のもの

管理費は運用費の多寡で変わるので、ファンドマネージャーのモチベーションに関わるからです。

選び方5 自動積み立て可能なもの

リスク分散するためには定期投資(ドルコスト平均法)が良く、手間や手数料のかからないのが良いです。

選び方6 国際分散型であるもの

ターゲットイヤーファンド、テーマ型ファンド、地域限定ファンドはリスクが高めで短期投資向けなので今回はスコープに含まず、外債型は長期資産形成に向かないので除外します。

結論

具体的に何がいいのでしょう?本書は2013年にセゾン投信社長が書いた本です。たしかに当時としてはベストなのでしょうが、手数料0.5%〜1.9%と高めの投資信託が9つ並んでおり、いまはまた選び方が変わりそうです。

私がidecoで投資先として選んでいるものに「たわらノーロード先進国株式」がありますが、米国株式比率が大きいものの他国にも分散しており、購入手数料などは0円、運用管理費用が0.11%と悪くないと思っています。

みなさんも上記基準に照らし合わせて選んでみてはいかがでしょうか?尚、筆者は長期投資の長期とはどのくらいか、という問いに対して、死ぬまで、とおっしゃってます。海外では子々孫々継いでいる口座があるように、一家の資産として継ぐのもよし、とにかくリタイアしたからやーめた、はもったいないということです。

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